編集者はツライよ。

校正と校閲の細かい作業で神経を酷使し、納期前の残業作業毎月の修羅場で体を酷使。自分ひとりが「早く終わらせよう」としても、ライターやカメラマンが納期を守らないと結局残業になってしまう理不尽さ…!

出版社や編集プロダクションの編集者。昔からよくドラマに出ていてキラキラギラギラした仕事に思えても、実際は辛い仕事なんですよね。楽しい部分もあるでしょうけど。

そんな編集の仕事を辞めたいという人にありがちな悩みと、対処法、仕事を辞めることに関するアドバイスなどを紹介します。

編集者、私生活ボロボロ問題

僕がネットで調べていて思ったのは、編集者の仕事をしていると私生活を充実させることは難しいんじゃないかということです。僕自身、仕事において「私生活の充実」を重視するタイプなんですが、だからこそ編集の仕事に関して調べると「これはいかんぞ」と思うわけですよ。

冒頭述べましたが、編集者の仕事は他の色々な職種の仕事の影響を受けやすい。

作家・ライター・カメラマンの入稿待ちだけでも大変だし、フリーランスに外注している場合は土日すらもメールや電話対応をしなきゃいけない。残業も休日出勤もいつ発生するかわからないから、常に「今日仕事入るかも」という意識を持たないと…。

そうやって、結局休みを満喫できない編集者が多いです。

「そもそも休みが少ない!」という人も多いでしょう。

ブラック企業とは言わなくても、「入稿待ち」と「スケジュールの不安定さ」のためにセルフブラック化している人も多いと思います。編集者の仕事の闇が深いなあと思うのが、そこなんですよね。

企業がどうとかじゃなくて、「自分自身が仕事を終わらせるためにブラックな働き方をしないといけないときがある」ということが編集者の闇!

そんな闇が嫌で仕事を辞めたいと思っている人も多いと思います。編集者の転職に向けての戦いは、私生活を満喫する自由のための戦いとも言えるのかもしれませんね。

将来性(特に紙媒体)

雑誌などの紙媒体は、オールドメディアと言われています。昔はメディアと言えば紙でしたが、今となっては出版不況。本もなかなか売れず、雑誌購読者も増えません。だって、今は情報がネットでたくさん手に入るから! 手のひらサイズの小さな箱をいじるだけで、情報が滝のように流れてくるから、紙媒体を読まない人が多い。

漫画の違法アップロードサイトも問題化していますしね。

紙媒体に関わる編集者は、将来性に関して不安に感じている人も多いと思います。

実際、WEBメディア展開に対応できなければ生き残れないでしょうね。WEBメディアに関しても移り変わりが激しく、編集者とは、常に「明日の仕事があるのかわからない不安」に悩まされる仕事なのかもしれません。

転職するなら、WEB系がねらい目なのか?

紙媒体に関わっている人が転職をするなら、WEB系がねらい目なのか? という疑問があると思います。先ほど「紙媒体が沈みかかった船」みたいな言い方をしましたしね。ただ、紙媒体は衰えつつあるとはいえ、長期保存を考えると紙は優秀な媒体なので、実際、紙媒体が無くなることはないとは思います。

必ずしもWEB安定とは言えませんよ? メディアの進化は早いですから。

しかし、WEBの方が「長時間労働が少ない傾向」があるようです。

WEBは紙媒体と比べると修正がしやすいし、印刷の手間もありませんからね。それでも結局ライターやカメラマンの都合に左右されることはあります。

結局「印刷しなくていい」「仕上げにかかる時間の差」などが、長時間労働が少ない傾向に繋がっているのではないでしょうか。将来性という意味ではどうなるかわかりませんが、私生活を充実させるという点で言うなら紙媒体よりは良いと思いますよ。

現在紙媒体に関わっていて、仕事を辞めたいけど「出来れば編集の仕事は続けたい」という人にはオススメの転職先です。

雑誌からWEB、大丈夫?

ノウハウやスキル的な意味で言うなら、特に問題はないでしょう。WEBページ作成のノウハウと雑誌ページ作成のノウハウは似ていますし、実際WEB編集の教育で「雑誌をたくさん読ませる」という方法を使っている会社もあるようです。

だから、WEBは未経験だとしても「雑誌経験ならあります! 頑張ります!」とアピールすれば、転職しやすいのではないでしょうか。

編集者の仕事から離れるのもアリなのでは?

紙媒体からWEB媒体に行くのもいいけど、それはWEB未経験の人にしか通用しないことです。編集者全体に言えることがあるとしたら、編集者の仕事自体を辞めるのもアリということですね。

異業種転職ということだけど、異業種転職するには「次の仕事に対する具体的な希望」が無いといけません。

僕が調べた「編集者の悩み」を基準にするなら…。

  • 残業が少ない
  • 残業代が出る
  • プライベートの予定を立てやすい

この三つを最重要視したほうが良いと思います。残業と残業代に関しては会社選びに左右されるけど、全体的に残業が多い業界・少ない業界もありますからね。なるべく残業が少ない業界と職種を探して、さらに残業時間が短い会社を選ぶ必要があるでしょう。

また、プライベートの予定を立てやすいという条件にするとシフト制がNGになります。「完全週休2日制(土日)」もしくは、「平日休みだけど完全週休2日(固定休)」の職種・職場を探しましょう。

それらの条件を満たしながら、今の給料を踏まえて希望の給料を考えればOK!

実際、どんな業界・職種がオススメなの?

編集者から転職しやすく、なおかつ先ほど紹介した三つの条件を満たせると思しき業界・職種を僕なりに考えてみました。

  • WEBの企画制作職
  • ECサイト運営会社(事務・企画制作など)
  • 一般企業の広報
  • 一般企業の企画職
  • 一般企業の事務職
  • 営業職

編集者としての経験を活かしたいなら、WEB制作やECサイト運営会社というのが選択肢に入ると思います。中には残業が多い会社もあるけれど、会社選びさえしっかりすれば残業やサービス残業を減らせるのではないでしょうか。

また、広報や企画職も編集者の経験を間接的に活かせる仕事です。

広報や企画・マーケティングなどをすると、紙やWEBを通じて色々なPRをすることがあります。その際に編集のノウハウを活かすことができるというわけです。職場で重宝される存在になるという意味では、とてもオススメ。

事務職や営業職は、編集の「事務作業経験」を活かせたり、「他の職種の方との折衝経験」を活かせたりするという点からオススメできます。あと、一般的に未経験応募可能な求人が多い仕事とも言われていますからね。

結局は職場によるところが大きい

編集者にありがちな「プライベートが無い」「残業が多い」という悩みを解消するには、結局職場によりけりなんですよね。業種や職種を選ぶだけでもある程度解消できますが、職場選びを間違えると結局残業地獄になってプライベートなんてなくなってしまいます。

職場選びを成功させるために、対策を練らなければ!

ただ、求人情報を見たって職場選びはうまくいきません。求人に書く情報は求人を出す企業が考えるから、悪いことなんか書かないんですよね。

だから、僕は転職エージェントを勧めます。

転職エージェントを利用すると、自分の希望に沿っていて、なおかつ質の高い求人を紹介してもらうことが可能。だから、最初に「残業少ない方がいいです」と伝えておくと残業が少ない職場の求人がメールで届くようになるんです。

その上、「この求人に関してなんですが、残業は具体的にどれくらいなんでしょうか?」と質問しましょう。求人情報に書かれていない、「本当のところ」を教えてくれますよ。

編集者の仕事を辞めたいと思ったら、自分の悩みを解消するべく、まずは希望条件を洗い出しましょう。

その後、業種・職種選びと職場選びをして、転職!

生きるために仕事をしているのに、仕事のために生きてちゃ本末転倒だ! プライベートが無いような仕事を続けていても、その先に幸せはありません。「もうあかん」と思ったら、辞めましょう。