グループホームで働いているけど… 正直辞めたい…。

そんな考えにとらわれながら仕事をするのは辛いですよね。

グループホームの仕事にはたくさんの「大変なこと」があります。その辛い状況から抜け出すために、まずはあなたがどんなことに「大変だなあ」「辛いなあ」と感じているのかを分析しましょう。

その上で悩みの対処法を試したり、別の転職先を探したりすると効果的です。

そのために、グループホームにありがちな悩みをまとめ、対処法と転職先候補の探し方を紹介しましょう。

グループホームの仕事を辞めたい理由まとめ

  • 認知症ケアが大変
  • 料理が苦手
  • 腰痛がひどい
  • 夜勤がきつい
  • 給料が低い

以上がネットでよく挙げられている「グループホームを辞めたい理由」です。

まず、認知症ケアが大変な点や料理が苦手な点など「仕事内容」に関する悩みが挙げられていますね。

もちろん、事前に「グループホームにはどういう利用者がいるか」はある程度知っていたんだと思います。

ただ、知識と実態は違うものですよね。認知症ケアが想像以上に過酷で、「辛い」と思うことは何も悪いことではありません。むしろ正しい感覚ではないでしょうか。

料理に関しては「料理が苦手なのにいきなり大人数分の料理を任される」などの悩みがネット上で多数方向されているんです。

大人数分の料理を作るのは慣れていても大変ですから。苦手となるとその苦労は何倍にも膨れ上がります。苦手な仕事を大量に任されると、仕事を続けていけるか不安になりますよね。

腰痛は身体介助がある仕事の職業病のようなものです。介護職も看護師も腰痛に悩まされる人は大勢います。

次に、夜勤と給料の問題です。

グループホームは「生活の場」ですよね。当然休みなどなく稼働し続けています。夜間も職員が滞在しなければならず夜勤になることも多いでしょう。さまざまな職種の人がいる中で特に介護職が優先的に夜勤を行うケースが多く、介護職にとっては悩みのタネになりがちです。

夜勤と日勤とを繰り返す仕事をしていると自律神経が乱れてしまいます。結果、不眠症やうつなどの症状を引き起こす危険があるんです。

グループホームは仕事内容が大変で夜勤もあり、心身ともに削られてしまいがち。それなのに年収は300万円に満たないケースが多いんですよね。

これでは辞めたくなって当然ではないでしょうか。

料理と腰痛の悩みを解消する方法

グループホームに勤めている人にありがちな悩みの中で、料理と腰痛に関しては転職しなくても解決する可能性があります。そこで、料理と腰痛の悩みを改善させる方法を紹介しましょう。

1.料理が苦手な人へ

料理は知識と場数が大切です。

僕も昔は料理ができませんでした。

それが今では特技を聞かれて真っ先に「料理」と答えるほど料理が得意になったんです。

これは全て「知識」「場数」のおかげだと僕は確信しています。

まず、「時短や効率化」を行うための知識を身に着けましょう。

「玉ねぎを飴色にするのは強火で一気に調理するのでも構わない」
「隠し包丁を入れると煮物の時間を短縮できる」

他にもたくさん、「時短や効率化」に関する知識があります。それらを知ることで大人数の調理を短時間で行うことができるようになるんです。

そして、数をこなすこと。

ただ漠然と数をこなすのではなく、「効率的に料理するにはどうすればいいか」を考えながら数をこなすことが大切です。

たとえば、「放置していても大丈夫なものから順番に調理する」ことを考えながら料理をするんですよ。お湯を沸かしながら食材を切るとか、鍋物の調理をしながら焼き物を作るとか…。

以上のようにして回数をこなせば、自然と料理ができるようになります。

2.腰痛がひどい人へ

腰痛対策をしっかりと行いましょう。

まず、身体介助は腰を曲げることが多いですよね。

ただ、「腰を曲げる」というのが既に腰に悪い行為なんです。腰痛を改善予防するには「腰を落とす」ということを意識しましょう。

腰を落とすには、まず足をしっかりと開く必要があります。足を開いて腰をそのままゆっくりとおろしていく。この姿勢だと重心がしっかりと下がり、安定します。無理なく力を入れられる姿勢になるんです。この姿勢で身体介助を行えば腰痛は軽減しますよ。

次に、仕事の前後に簡単なエクササイズや体操を行うのもおすすめです。

体を動かす前に行うのは「動的ストレッチ」というもの。ラジオ体操などの、体を動かすことで筋肉や関節をほぐすストレッチのことですね。これを行うことで筋肉が温まり、可動域が広がるんです。

あとは骨盤ベルトなどの腰痛緩和グッズを使いましょう。

同業種でおすすめな転職先は「デイサービス」

料理と腰痛に関しては転職をしなくても状況が改善する可能性がありますが、その他の悩みに関しては転職をしなければ状況が改善しません。

夜勤はグループホームには絶対あるものです。給料も今と同じ施設に勤めている限りは改善しません。認知症ケアの大変さもそうですよね。だからそれらの悩みが原因で「グループホームを辞めたい」と思っているのなら、転職するしかありません。

ただ、転職すると言っても「施設のタイプを変える」「職種を変える」と複数の選択肢がありますよね。

後者に関しては後ほど語ります。

まずは前者について説明させてくださいね。

グループホームを辞めたいと考えている人が施設の種類を変えるのなら、僕はデイサービスをおすすめします。

まず、デイサービスには夜勤がありません。生活する施設ではなく「通所する施設」ですからね。デイサービスなら夜勤をすることなく、比較的短い労働時間で働けます。心身ともに負担が軽減されるでしょう。

続いて、デイサービスは「食事を外注している施設」と「専門の厨房で調理師が料理を行う施設」がほとんどです。料理ができない人にもデイサービスはおすすめですよ。

その上、デイサービスの利用者は通所する余裕がある人達です。利用者の要介護レベルが低い傾向があります。つまり、認知症対応などの辛さから解放されるんです。

以上のことから、グループホームを辞めたいけど今の仕事は続けたいという人にはデイサービスをおすすめします。

異業種・異職種に転職する場合の選択肢

1.事務職

グループホームの悩みを解決するための転職先の例として、僕は事務職を推します。

事務職は残業が少ない仕事です。dodaの残業時間ランキングを見ると、残業時間が少ない職種1~10位の過半数を事務職が占めています。最も一般的な一般事務は月平均残業時間が12.2時間です。

労働時間の悩みから解放されますね。

さらに、体力的にきつい仕事はありません。事務系職種はどれもデスクワークですから。

また、介護事務や医療事務という分野の仕事もあります。介護事務は介護施設に勤務してレセプト業務を行う仕事です。介護職と知識分野は異なりますが、介護職との付き合い方を心得ているという点でこの仕事に向いていると思います。

看護職としてグループホームに働いている人には同様の理由で医療事務がおすすめです。

2.飲食店

グループホーム勤務経験者には飲食店の仕事が向いている可能性が高いです。

まず、ホールの仕事。

ホールの仕事は「場を観察して行動する能力」が必要です。これはグループホームでも同じことですよね。職場全体をよく観察して入居者に異常がないかを見張り、行動しなければなりませんから。

だからグループホーム勤務経験者にはホールの仕事が向いていると言えるでしょう。

続いて、厨房の仕事。

グループホームの調理と飲食店の調理とは異なる部分があります。ただし、大人数分の料理をつくった経験というのはなかなか得られるものではありません。その経験をアピールすれば厨房の仕事にも就けるでしょう。

以上のことからグループホーム勤務経験者には、飲食店の仕事全般に適正がある可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

今回は事務職と飲食店の2つの転職先候補を紹介しました。

転職先候補の探し方は「二通り」あるんです。

「どの悩みを解決したいか」で転職先候補を探す方法と、「どの経験を活かしたいか」で転職先候補を探す方法の二通り。

まずは自分自身の悩みを整理し、経験と能力を洗い出してみてください。

そこから転職先候補をいくつか探し出し、そこからひとつに絞り込みましょう。

そうすればあなたに適した仕事は必ず見つかりますよ。