事務職は人気が高いですが…その中でも外勤事務に興味がある人は少なくないと思います。
事務と言えば内勤の仕事ばかりをイメージする人が多い中、外勤に目を付けた人は目の付け所がシャープですね。
このページでは、外勤事務に転職する前に知っておきたいことをまとめています。ぜひ参考にしてみてください!
そもそも外勤事務とは? 仕事内容・給料まとめ
外勤事務という仕事は、事務職の中でも結構特殊な仕事です。ありふれているはずなのに、その近くにいる人でなければあまり実態などは知られていません。そんな外勤事務の仕事と給料などの概要をまとめてみました。
外勤事務の仕事内容
外勤事務は、その名前にある通り外出して働く事務員です。主な業務内容と言えば、電気・ガス・水道のメーター検針とそれらの情報のとりまとめ。テレビや新聞の集金をしたり調査票に記入してくださいと言って回ったりするのも、外勤事務ですね。
業界によっては客先と接することはあるものの、営業などは基本的に行いません。
ただし、一部例外があり事務作業の範囲外のような仕事を行う外勤事務もいます。その点に関しては、転職の際に気を付けるポイントの項目でじっくり語るとしましょう。
また、1日の仕事を全て外で終えるということはありません。デスク作業もあるので、多少なりともPCを扱える必要があります。
移動手段として普通免許などが必要ということにも注意しておきましょう。
外勤事務の給料
基本給だけなら内勤の一般事務と大きな違いはなく、月給20~25万円程度となっています。
ただ、外勤手当などを含むことにより月給30万円も可能となる傾向があるので内勤よりは高年収と言えるのではないでしょうか。
また、事務職にありがちな勤続年数による昇給もしっかりとあります。
長く勤めるほどお得というのは、事務職全般に言えることなのかもしれませんね。
未経験者が外勤事務に転職するときに気を付けるべきポイント
未経験から外勤事務の仕事に転職するときには、気を付けるべきポイントがいくつかあります。これを知らずに転職すると失敗してしまうこともあるので、しっかりと年頭に置いて転職について考えましょう。
ポイント1.外勤希望なのに内勤に配属される可能性がある
外勤事務の求人を見てみるとわかるんですが、外勤だけを募集しているところと「内勤/外勤」と両方一気に募集しているところとがあります。そういうところだと、採用後に適性によって振り分けるようなこともあるため、希望が完全に通らない場合も考えられるんです。
求人を見るときには、外勤のみなのか内勤も募集しているのかをしっかりと見ておきましょう。
ポイント2.営業や広報と変わらない仕事を行う企業もある
先ほど少し触れたことなんですが、事務仕事の範囲を超えるような仕事を外勤事務員に任せる企業も中にはあります。
特にそういうところが多いのは不動産系ですね。外勤事務に「住宅ローンの受付と契約業務」を行わせたり、「住宅ローンに関するセミナーの企画と実施運営」を任せたりする企業が少なからずあります。
受付に関しては事務仕事の範囲内と言えるものの、その延長線で営業と変わらないような仕事をするケースも考えられるでしょう。
また、広報的な仕事も任せられることがあるため、そういうのが嫌な人は求人選びをしっかり行わないと転職に失敗してしまいそうです。
完全に事務系の仕事だけにしたいのなら、電力会社・ガス会社・水道会社をメインに求人を探すと良いと思います。
ポイント3.一般事務より求人が少ないので気をつけよう
事務関係の仕事の求人というのは、転職市場においてものすごく需要があります。営業に疲れた人や販売職に疲れた人などが、安寧の地を求めて事務職に転職したがるんですよね。ただし、事務職は営業などと比べると離職率が低い傾向があります。
そのために中途採用求人があまり出回りません。
中でも外勤事務の求人というのは、レア度がかなり高くなっています。突発的に転職を決意したとしても簡単に求人を見つけられない可能性もあるため、少しでも興味があるなら今のうちにじっくり求人探しをしたほうが良いでしょう。
また、長期戦も覚悟したほうが良いのかもしれません。
ポイント4.転職エージェントの利用は必須
ここまでの内容を踏まえると、外勤事務に転職したいときには転職エージェントの利用が必須になると僕は思います。
まず、公開されている求人数が少ないため少しでも多くの求人を揃える必要がありますよね。そのために、転職エージェントが抱える非公開求人を得たいんです。それにより求人の全体数が増えるため、レア度が高い求人でも見つけやすくなります。
また、公開求人でも埋もれているものは多いです。
転職エージェントに相談するとそういうものも含めて、外勤事務の求人を掘り起こしてくれます。
求人を得るのが困難な中、なるべく多くの求人を得て比較検討を行うのに、転職エージェントが必須というわけです。
また、内勤じゃなくて外勤が良いんだということも求人先企業に交渉してもらうことができます。業務内容も聞けば教えてくれるので、希望と実際の業務内容との不一致も起こりません。
未経験から外勤事務の仕事に転職するのなら、転職エージェントと二人三脚で頑張りましょう!