コンビニ店員、疲れた!

お気軽と便利を売っている、現代社会、僕らの生活に欠かせないコンビニ。特に僕のような独身一人暮らし男にとって、コンビニは都会のオアシスです。一人旅をしたときも、頼もしいですよねえ。日本中どこに行っても同じ店が、同じ光を放っている安心感は凄まじい。

だけど、コンビニを利用していて気付くことがあります。

店員さんの元気が無い! 店員さんがコンビニに疲れている。社員さんもパートさんもみんな、どこか疲れ切って諦めの境地に達しているように感じるんです。それもそのはず…コンビニ店員の仕事はとても大変。

辞めたいと思うのも、無理はありません。ただ、「辞めたいけど、先はあるのか?」という不安があるのも事実でしょう。

大丈夫、コンビニ店員にも先がある。

単純作業の多重構造、コンビニはマルチタスクの極み?

コンビニ店員の仕事は、ひとつひとつを取って見てみれば単純作業ですよね。だけど、同時に色々な単純作業をこなさなくてはならず、マルチタスクな仕事です。品出しをしながらも、レジに並ぶ客に対して警戒心を燃やさなきゃいけない。

レジ打ちをしながら、公共料金や宅配便受け取りなどをやらないといけない。あ、そういえば煙草も欲しいって言われてたなあ。ホットスナックもあるし、手が回らない! 頭が混乱しそうになることもあるでしょう。

コンビニ店員の仕事は、実はマルチタスクを極めているのかもしれません。

ただ、人間はマルチタスクが出来るようにつくられていないんですよ。人間の脳は、品出しをしながらレジに警戒するとか、二つ以上のことに集中することができません。両立させようとしたら、どちらも集中できずおざなりになります。

人は、集中して行う作業をスイッチによって切り替えているんです。

「品出しに集中していたが、客に呼ばれたためレジに向かう。レジ打ちが終わったので、また品出しに集中する」

これがコンビニ店員が行っている仕事、タスクスイッチング。

だけど、これには上手・下手があります。タスクの切り替えがうまくできない人は、コンビニ店員の仕事はとても辛いかもしれませんね。

連続的にタスクスイッチングが起こりますから。「品出し→レジ打ち→公共料金→品出し→レジ打ち→ホットスナック→タバコ…」と。上手な人だとしても、疲れてしまいます。生産性も低いですよねえ。

僕はタスクの切り替えが下手だから、考えるだけで混乱してきます。

疲れる仕事なのに、給料は…

コンビニ店員は、報酬が少ない!

仕事に対する報酬というのは、給料だけではありません。社会的に認められるということも、仕事の報酬だと思います。だけど、コンビニ店員はどちらも少ないんですよね。

給料は社員も20万円に達するか、達しないかというところ。パートだと地域の最低時給というところが多いですよね。中には、最低時給を割っているところもあります。

社員もパートも、たいした給料は稼げません。しかも、小売業界正社員の中だとこれでもまだ高い方というのが闇深いですよね。パートの場合はスーパーの方が給料が高いことが多いですが…。

仕事量は多いのに!

さらに、社会的な評価も低いです。「コンビニに就職したよ」と言うと、「え、コンビニ?笑」と嘲笑されてしまいます。コンビニ店員に対する客の態度も、飲食店やスーパーの店員に対する態度よりも悪いですよね。

利用していても思います。

「セッタ」とだけ言う客、「遅いわ!」と怒鳴る客、年齢確認にキレる客…。コンビニ店員に対して高圧的な人が多く、社会的評価の低さを実感しますよね。職業で人を見下し、上から目線の態度を取る人はしょうもない人ですが、そのしょうもない人に傷つけられる店員は多いと思います。

大変な仕事なのに、社会の役に立つ仕事なのに、対価が低い。

よし、辞めましょう!

辞めたとして、次はあるの?

コンビニ店員が仕事を辞めるとき、不安に感じるのは「次があるのかどうか」ですよね。上司に仕事を辞めたいと思っていると相談したとしても、「コンビニ店員が転職なんて出来ると思っているのか!」と言われそうです。

ただ、僕はこう言いたい。

「コンビニ店員に転職出来ないなんて思っているのか!」

職歴がある時点で、転職出来ないなんていうのは幻想なんです。職歴があればなんとかなります。コンビニ店員だからと自分自身の価値を下げることなく、果敢に挑戦しましょう! たとえば…比較的転職しやすい職種から始めてみては?

  • 法人ルート営業職
  • 一般事務職
  • 品質管理職

上記三つの職種は、比較的未経験者に対して寛容です。

法人営業職は、コンビニ店員だと「ノルマあるんじゃないの?」と躊躇してしまうかもしれません。コンビニもノルマ地獄という話をよく聞きますからね。ただ、法人ルート営業ならノルマはあまりありません。

決められた営業ルートを回るだけだから、そもそもノルマを課す意味が無いんですよね。

新規営業なら、新規顧客獲得のためにノルマを課すことが多いですが…。法人ルート営業はノルマも無く、残業時間も比較的少ないです。休日も安定しているし、コンビニ店員の不満点は大体解消されるのではないでしょうか。

一般事務職は、給料は低いものの残業も休日出勤もあまりありません。パソコン作業と電話応対が出来れば未経験でもOKなところがほとんどなので、ハードルの低さは随一ですね。

品質管理に関しては以上二つより少しハードルが高いかもしれませんが、給料は平均的か少し高いくらいで、資格制度によって給料が上がることがあって金銭的なやりがいが大きいです。仕事に対する評価制度も整っている職場が多く、評価されないという不満が解消できるでしょう。

以上のような、転職しやすい職場や不満を解消しやすい職場に転職すれば、コンビニ店員にも明るい未来が待っている!

だから、辞めたいなら転職しましょう。

パートからの転職も、全然不可能じゃないですよ!

不安なら転職エージェントを頼ろう

「パートだから」「自信が無いし」など、不安が少しでもあるのなら転職エージェントに頼ってみては?

転職エージェントに利用すると、自分の転職市場価値を知ることができます。どれくらいの年収が得られるのか、どれくらいの企業に転職できるのか…。自分の客観的な価値を知り、その価値に見合った求人を得ることができるんです。

その上で、なるべく高いところを目指せる。

だから、「転職できない」ということも「大したところに転職できない」ということもありません。

自分自身が今実現し得る最大の転職を、実現することができます。

不安なら担当のキャリアコンサルタントに相談すればいい、求人先企業のことが知りたいなら聞けばいい。転職のプロの視点から色々な相談に応じてくれるし、求人に書いていないことも教えてくれる。

だから、「コンビニ店員だから転職なんて」と思っている人にこそ転職エージェントを勧めたい!

とにかく、コンビニ店員を辞めたいのなら辞めてしまってもいいんです。辞めたとしても、次はあるんだから。

次は無いなんていうのは、自分自身が作り出した幻想! コンビニ店員は世間が言うほど底辺じゃないし、無意味な仕事なんかじゃない。

自分自身に誇りを持ちましょう。