ブラック企業とホワイト企業の求人は見分けが付きにくい。

僕らは色として黒と白を見分けることができますが、人や組織のカラーとしての「黒」「白」は見分けが付きにくいですよね。

たとえば犯罪をした人の周囲にインタビューすると、必ず「そんな人とは思わなかった」「優しかった」という声が出てきます。

表面の印象で白だと思っても、黒だということはある。その逆もあるでしょう。

企業に関しても、ブラック企業かホワイト企業かを見分けるのは難しいです。だからこそブラック企業を避けることが出来ず、「こんなはずじゃなかった」と転職を志す人が多いのだから。

そこで! ブラック企業からホワイト企業に転職した僕なりの「黒と白の見分け方」を紹介しましょう。

求人票だけではわからない? 案外そうでもない

ブラック企業かどうかは求人票だけではわからないんじゃないかと思うそこのあなた! 案外そうでもありませんよ。僕らが求人先企業のことを知る第一歩が求人票で、求人票はあ僕らにとってその企業の第一印象になります。だからこそ「第一印象ですべてはわからない」わけですが、それでもなんだか黒っぽいなという判断はできるんです。

そんな判断方法を、これから紹介しましょう。

耳に心地いい言葉がたくさん並んでいる

求人を見ると、なんだか耳に心地いい言葉がたくさん並んでいる求人がありますよね。夢だの感動だの成長だの…そういう誰の耳にとっても聞こえがいい言葉が並んでいる求人は、ブラック企業の可能性が高いです。

求人票というのは、仕事内容や待遇に関して書くものですよね。転職者からすると具体的な業務内容や待遇を記してくれている方が、圧倒的にありがたいんです。企業もそれはわかっているものの、求人票に事細かに書くことができない会社もありますよね。

そう、ブラック企業。

ブラック企業は業務内容や待遇をつまびらかに書いてしまうと、イメージダウンしてしまいます。かといって嘘八百を並べたとしたら、「応募時と待遇が違う!」という問題に発展しかねません。ブラック企業としては自分たちのやましい行いがバレたくないが故に、そういうトラブルは避けたいと考えています。

そしたらどうなるか?

求人票に書ける内容が少ない! どうしよう?

そうだ、仕事を通じて夢を叶え感動を共有し成長体験が出来るとアピールしよう! という風になるわけです。具体的な事実を書くべき場所で、曖昧な理想や精神論を語るというのは書くことが無いことを誤魔化す行為なんですよ。

あなたも、覚え…ありませんか?

作文で書くことが無くなって、抽象的なことや自分の感情論でお茶を濁したという経験が。

大量募集! はサビキ釣り

求人に「大量募集!」と書かれていると、「内定貰える可能性高いかも!」と食いついてしまいそうになりますが、それは目に見えている罠なので食いつかない方が良いですよ。サビキ釣りと同じですから。

中途採用にも関わらず、大量募集なんて明らかにおかしいんですよ。

中途採用の目的は抜けた人材の補填や、新規プロジェクトで足りない人材の補填です。普通は新卒採用の方が本番で、中途採用は補填に過ぎないはずなんですよ。その補填で大量に募集されているということは、それだけ同じような時期に大量に辞めたということです。

大量に辞めるような会社なんて…あっ(察し)。

そんな求人に引っかかるのは、サビキ釣りに引っかかる魚と同じです。たくさんの餌が海上から垂れていて明らかに不審なのに、引っかかってしまう魚。そうなりたくないのなら、大量募集は避けた方が無難です。

祝い金制度は木に塗られた蜜の罠

入社祝い金を出している企業が、たまにあります。アルバイトや派遣でありがちなんですが、正社員の採用でも祝い金を出しているところがあるんですよ。これは、子供が木に塗った蜜のようなもの。

子どもたちはカブトムシやクワガタムシが欲しいから、木に蜜を塗って翌日見に行きます。そして見事引っかかったときには、その虫たちを捕獲するわけです。あとは飼育したり、標本にしたり子供の思うまま。

祝い金も同じなんですよ。

祝い金という蜜を塗り、引っかかった社会人たちを社畜として飼育したり洗脳して標本のような人間にしたり…会社の思うまま。

「祝い金か、お金を払ってもでも採用しないといけない理由があるのか」と思って、そういう求人は無視しましょう。

給料の幅、広すぎじゃない?

求人票の給料の項目を見ると、あまりに幅が広いものがあります。年収300~800万円! 年収300~600万円! あまりに幅が広すぎませんか? 普通は年齢や職種によってある程度給料の相場が決まっていて、その相場から大きく逸脱することはありません。

あらゆる年齢層を想定しているのかもしれませんが、それにしても給料の幅が広すぎると感じた場合は要注意なんですよ。たとえば「高めの給料をエサにして人を集め、実際提示されるのは求人票に書かれている給料の下限」いうことがある。

それで「全然もらえない!」と言われたとしても、会社としては「嘘はついていない」と言い張れます。

特に実際の給与の例として高給が示されているものは、超危険。人々に夢と希望を抱かせ、釣っているだけです。実際その例が間違いではなかったとしても、職場内でトップクラスの人だったというオチが待っていることがあります。

営業職や歩合給がある職種なんかでは、人を集める常套手段ですよ。

求人先企業を独自で調べるという手段もある

求人票を見る以外に、求人先企業を自分で調べて判断するという手段もあります。たとえばTwitterで企業名を検索して「ブラック企業だ」という意見が無いか調べたり、社員・元社員の投稿口コミサイトを見て調べたりといった方法です。

求人票を見るよりも、確実性が増しますよ。ツイッターの場合は匿名だからと社員かそうでないか関係なく愚痴が呟かれている場合もあるし、口コミサイトは愚痴ではなく冷静な意見を述べている人が多いです。その両方を見ることで、自分なりに考える判断材料になります。

ブラック企業を確実に避ける方法は「転職エージェントを使う」

ブラック企業とホワイト企業の求人票の見分け方と、自分で調べて見分ける方法を紹介しましたが、最終的にはこれですべて解決するんじゃないかなという方法がまだあります。それは…。

転職エージェントです。

転職エージェントに任せれば、ブラック企業とホワイト企業とを見分ける必要性も特になく最初から自分にとってホワイトな企業の求人を受けることができます。それはどういうことかというと、転職エージェントは転職者の希望に応じて求人を紹介してくれるから希望条件さえしっかり伝えればブラック企業の求人にあたらないようになっているということなんです。

転職をするからには、それぞれ次の職場に対する希望があると思います。

「給料はこれくらいがいい」「休日は年間120日欲しい」「残業が少ないところがいい」

それらを伝えておくと、担当キャリアコンサルタントはあなたの経験やスキル・年齢で叶えられる範囲でそれらの希望に沿った求人を探してきてくれます。最初に「今の会社がブラック企業だったので」と伝えておくと、その意も察してくれるはずです。

また、転職エージェントはそれぞれの会社に対して訪問調査を行うことがあります。

調査したことのある企業だった場合、サービス残業の有無や職場の雰囲気といった求人ではわからないことまで教えてくれるのでブラック企業を避けやすいんです。

その上で、紹介された求人を見て自分なりに判断すればパーフェクトなのではないでしょうか。その方法は先ほど紹介した通り。

転職エージェントを使って、黒と白をバッチリ見分けてやりましょう!