SNSでアニメ関係の人のアカウントを見てみると、「アニメーター辞めたい!」「拘束時間長い!」「単価(給料)が低い!」という声をちょくちょく見かけます。
この記事では、そういった声を紹介しながら、転職という選択肢について考えていきたいと思います。
ネットで見つけたアニメーターの声
給料について
- 動画マンなら超頑張っても月収10万円くらい
- 1枚描いて100円だった
- 景気が良い時代に就職したけど、そのときすら「初任給10万円」とか求人に書いてた
忙しさについて
- 拘束時間12時間超え
- 描きすぎて腱鞘炎
- 大量生産大量消費すぎてきつい 3日間会社に寝泊まりしたことも
他にも…
- 原画に昇進すると人並みの生活が送れるが、なかなか原画になれない
- 絵を描くのが嫌いになる
- 3年くらいで才能が無いことがわかった
アニメーターを辞めた人の退職理由となっているようなものをネットから集めてみました。特に給料がショッキングですね。1枚描いて100円とか、100枚描いて1万円と考えると恐ろしいです。給料10万円というけれど、実際は1桁の人も多いでしょう。
原画になれないと将来性が無いように感じるものの、原画になるのは一筋縄ではいかないようですね。試験があったり、余程うまくないと原画になれなかったりして、何度も原画試験に落ちて才能がないのを実感する人も多い様子。
忙しく働くうちに絵を描くのも嫌いになったり、アニメを見なくなったり…。
辞めたいと思っている人は早めに脱出したほうがいいかもしれませんね。
アニメーターから人気がある転職先を調べてみた
アニメーターからの転職先として人気があるものを調べていると、絵を描くこと自体は嫌いじゃない人が多いことに気が付きました。
絵を描くことは続けたいけどアニメ業界からは離れたい… そんな人が選んでいるのがゲーム業界です。
最近のゲームにはCGムービー・エフェクト・アニメーションなど、アニメーターが活躍する場面が多々あります。絵を描けるというスキルがあると、CG・デジタル絵・モデル作成などにも比較的すぐ馴染める様子。
アニメーターからゲーム業界に転職して、いいポジションに就けたという人も結構多いです。
しかも、制作環境がアニメ業界よりも整っている傾向があるそうです。液晶2枚使ったり、スペックが高いPCを使ったり。
アニメ業界のアニメーターは「机を間借りしている状態」ということも多く、動画マンは特に制作環境があまり良くありませんよね。
ゲーム業界はみんなが等しく戦力だから、制作環境は整っています。
だから、アニメーターからゲーム業界に転職すると、前より断然仕事が楽しくなるかもしれませんよ。
また、ゲーム業界は中途採用が結構盛んに行われています。最近はスマホゲームもあるし、ゲーム会社は昔より増えましたよね。だから、常にどこかの会社が人材を募集していると言っても過言ではないくらい求人があります。
それに、ゲームはプロジェクトごとに新しく人を雇うこともあるんです。新規プロジェクト立ち上げにあたり、人材が足りないから補おうという感じ。だから、スキルさえあれば比較的転職先に選びやすいと言えます。
アニメーターを辞めて全く関係ない仕事に転職する人も多い
絵を描くこと自体が嫌になったり、クリエイター自体を辞めたいと思ったり、一度そういうものから離れたいと考えたりして、全く関係ない仕事に転職する人も多いです。
たとえば、アニメーターから不動産会社の営業に転職した人もいるし、接客業に転職した人もいます。
ただ、個人的にはアニメーターから転職するなら、出来高制の仕事は避けたほうが良いと思うんです。
営業に転職するなら、不動産とか保険とかよりも、法人ルート営業の方が安定的。アニメーターが大変だとかクソみたいに忙しいのとか、「1枚当たり数百円」という出来高制のせいだと僕は思います。
稼ぐためには枚数こなさなきゃいけない。
出来高制の仕事に就いたら、アニメーターを辞めてもやっていることは「数をこなすこと」になってしまいます。そう、仕事内容が違うだけで作業感覚は同じという、「なんのために転職したのかわからない状態」になりかねません。
そう考えると、次のような仕事がオススメです。
- 法人ルート営業
- 事務職
- 広告代理店
- Web業界
一番オススメなのは、法人ルート営業と事務職のどちらかです。ルート営業は、既存顧客ルートを巡るのが仕事。もう既に顧客として契約してくれているため、アフターフォローや「何か必要なものありませんか?」などの状況確認程度に付き合いを続けます。
新規開拓営業のミッションは「契約を取ること」だけど、ルート営業のミッションは「契約を辞めさせないこと」なんです。
比較的自分のペースで仕事がしやすく、残業も少なく、給料も安定しています。同じ人と関係を続ける仕事だから、「あまりにたくさんの人に会うのはきつい」という人も安心です。
事務職は完全に自分のペースで仕事ができます。人に会う仕事よりも、デスクワークがいいという人はすぐに馴染めると思います。
広告代理店とWeb業界はクリエイティブな作業を引き続き行うことになるでしょうが、適度にアニメーターとしてのスキルを活かせるからオススメです。少なくとも他の人と違う感性を持って働けるから、雇う側からも重宝されると思います。
アニメーターの仕事は、あまりにきつい仕事。憧れだけじゃあ続けられないし、好きだからと言って続けていくのも厳しいところがあります。アニメーターから転職するなら、スキルをどれくらい活かすのかを考えましょう。
フル活用したいならゲーム業界、ピリッと胡椒をきかせる程度に活かしたいなら広告代理店やWeb業界、全く活かさなくてもいいから別の仕事がしたいなら、ルート営業や事務。
自分に合った転職先をじっくり探していきましょう!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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