夢の国を辞めることで、かえって夢が広がることがあると僕は思います。
ディズニーランドのキャストは、大変な仕事ですよね。人に夢を見せるのは決して楽なことではないということが、彼ら彼女らを見るとよくわかります。スタッフでありながら演者でもある特殊な仕事ですから。そこには、他の仕事とは違う悩みが生まれるはずです。
そんな悩みを口コミサイトから集めてみました。
そして、それらの口コミをもとに、ディズニーランドキャストを辞めたい人の転職先について考えてみたいと思います。
※本ページは2019年5月27日時点の口コミ情報をもとに書かれています。最新の口コミは以下のサイトでご確認ください。
https://en-hyouban.com/company/10105508314/
https://www.vorkers.com/company.php?m_id=a0910000000Fr4a
https://careerconnection.jp/review/869/
ディズニーランドキャストのよくある悩み
覚えることがとても多く、プレッシャーが大きい
ディズニーランドのキャストは、短期間でたくさんのことを覚えないといけない。
仕事の流れ、ルール、担当する部署特有のことなどなど…。特に、ディズニーには独特なルールがたくさんあって大変ですよね。
ミッキー以外は後ろで手を組んではならないとか、ゲストのパーソナルスペースに入ってはならないとか…。どんな仕事内容でも、ディズニーランドの中を歩いているからには「キャスト(演者)」としてのふるまいを求められます。
この決まりを守るよう、上からプレッシャーをかけられるわけです。
そして、アトラクションキャストの場合はミスをすると人命にかかわることがあります。だから、ほかのキャストよりも大きなプレッシャーがかかる。
覚えることが多いから大変というだけじゃなく、仕事を覚えることに対して大きなプレッシャーがかかるのが辛いですよね。
準社員の給料が低い
ディズニーランドのキャストの9割は、準社員という非正規雇用ですよね。
準社員の時給は職種によって若干変わりますが、1100~1300円あたりです。勤務形態は、学生など平日に時間が取れない人は土日のみの週2日。平日にしっかり時間が取れるフリーターなどは、週5日となっています。
週5日の場合、給料は月々手取り15~16万円程度です。
これだけで生活するには、かなりギリギリ。
そういう生活面から「辞めたい」と考えているのなら、この仕事が好きだとしても、生活を優先させて辞めるべきではないでしょうか。
正社員になるのが難しい
長年働き続ければ、準社員から正社員になれると言われています。
ただ、実際に準社員から正社員になったという人の話は、口コミサイトなどでも全く目にしません。そもそもディズニーランドのキャストに正社員が少ないことからしても、正社員登用がかなりの狭き門であることが容易に想像できます。
ディズニーランドの仕事だけで生活するのがギリギリなうえに、正社員にもなれない。掛け持ちをしながら続けることはできるけど、正直大変ですよね。
正社員になれないなら辞めたいと思いながらも、心のどこかで正社員になれる可能性を夢見る。そうやって、この仕事にしがみつくのは、辞めましょう。
「もう限界…」それでもバックレはNG
ディズニーランドをバックレようとしている人は、精神的に追い詰められているんだと思います。
臨機応変に対応しなければならず、演者としてのプレッシャーが大きい。精神的にとても大変な仕事ですよね。出勤するのも嫌で、バックレたいと思う気持ちはわかります。
だけど、バックレはダメです。
バックレると、二度とディズニーのキャストとして働くことができなくなります。それだけじゃなく、遊びに行くのも気が引けるようになるんです。後ろめたいことをしているわけですからね。
残りの長い人生、心からディズニーを楽しめなくなるのは、辛いじゃないですか。
それに、一度バックレると逃げ癖が付きかねません。
だから、正規の手続きを踏んで辞めましょう。
ディズニーランドは応募者を大勢ストックしているため、辞めることに対してとても寛容です。電話で辞める旨を話し、コスチュームなどをしっかり返却すれば、問題なく辞められます。
もし、引き止められるようなことがあれば、先輩や同僚に相談したり、退職届という強制力の強い書類を出したりして対処しましょう。
ディズニーランドキャストからの転職先の選択肢
今の仕事を違う職場で行う
今の仕事を違う職場で行いましょう。
清掃ならオフィスビルやホテル。警備ならオフィスビルや商業施設。ソムリエならホテルのレストラン。看護師なら病院、薬剤師は薬局などなど…。
それぞれに、活躍の場がありますよね。
そこに転職することを勧める理由のひとつは、ディズニーのように「キャスト(演者)」としての側面を求められないことです。それだけでも、プレッシャーや精神的負担は大幅に軽減されます。
オススメする理由の二つ目は、転職してすぐ正社員になれること。
そして、最後の理由は「給料アップの可能性が高い」ことです。
あなたの仕事を必要としている会社はたくさんあります。その中でも給料が高いところに転職すればいいんです。さらに、昇給制度が整っている会社を選べば、コンスタントに給料を上げていくことができます。
つまり、ディズニーランドキャストとしての悩みを解消しながら、今の仕事を続けられるということです。
レジャー・アクティビティのスタッフ
日本には、さまざまなレジャーやアクティビティがありますよね。
たとえば、レンタルカート、トレッキングに自然体験、バギーやマリンスポーツなどです。
そんなレジャー・アクティビティのスタッフになれば、ディズニーランドキャストとしての経験や能力を存分に活かせます。
レンタルカートを例にとって説明しましょう。
レンタルカートのスタッフの仕事は、受付、カートの説明、実際に乗り込んで異常が無いかを見ることなどです。この仕事は、特にアトラクションキャストと似ていますよね。
そして、アトラクションキャスト以外の人にとっても、説明業務において接客力と対応力を活かすことができます。それに、人を楽しませたいという気持ちも、活かせるんです。
もし、興味がある分野の求人を見つけたのなら、思い切って応募してみるのも良いのではないでしょうか。
ホテルのフロント
ホテルのフロントは、ディズニーキャストの接客力と対応力・アドリブ力を活かせる仕事です。
仕事内容は、予約の管理と受付、清算、宿泊客からの問い合わせ対応など。宿泊客からの問い合わせは多岐に渡ります。中にはマニュアルに無いようなことを聞いてくる人もいるため、ディズニーランドのキャストとして培った対応力やアドリブ力を活かせるんです。
また、フロントからのキャリアパスには、ホテルコンシェルジュという仕事があります。
ホテルコンシェルジュになると、宿泊客からの問い合わせや要望の幅が広がるんです。
例えば、宿泊地と違う都道府県のツアー計画をしてほしいと頼む観光客など。
そういう問い合わせや要望に「NO」と言えないのがホテルコンシェルジュ。難しいなら代替案を提案しないといけません。
フロントも、コンシェルジュも、ディズニーランドのキャストの仕事と同じですよね。
そのうえ、ディズニーランドのキャストとしての悩みを解消できます。ホテルには演者としてのプレッシャーはない。給料も決して低くはない。「コンシェルジュ」「支配人」「マネージャー」などキャリアも豊富。
客対応が好きな人にはホテルのフロントを強くオススメします。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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