「やっちゃえ日産」と言うけれど、社員には「やっちゃえない現状」がありますよね。
企業口コミサイトを使って日産自動車の退職理由を集めたところ、社員の不満は会社の根本の部分に向いていることがわかります。
そこで、よくある退職理由を分析しながら、日産自動車を辞めたいと思っている人の転職戦略を考えてみたいと思います。
※本ページは2019年4月21日時点の口コミ情報をもとに書かれています。最新の口コミは以下のサイトでご確認ください。
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ハイポテンシャル制度が裏目に…評価制度に不満が募る
日産自動車には、ハイポテンシャル制度という裏制度があるようですね。人事が気に入った新入社員をハイポテンシャルに割り当て、積極的に昇給や昇格をさせようというものです。これに割り当てられた人は、若手のうちから海外・本社での研修を数か月にわたり実施させられます。
この「明らかに優遇されている感じ」が、裏目に出ているんですよね。
まず、優遇されている社員が身近にいるだけで不満の対象になりますが、それだけじゃありません。
ハイポテンシャルに割り当てられなければ、昇給も昇格も難しくなるんです。エンジニアとしての力量などよりも「人事に気に入られている」という曖昧なものさしで図られる評価制度に嫌気が差し、日産自動車を退職するわけです。
また、基本的な評価に関しても「年功序列が基本」「保守的な体質があるために成果を認めづらい雰囲気がある」ということで、ハイポテンシャルじゃない人が頑張っても収入や職位にはなかなか繋がらないということ。
評価制度に不満があるのなら、もう転職するしかないと思います。
その職業の能力や成果が評価されないとなれば、モチベーションは落ちる一方ですしね。
それにより自分の成長が阻害されることもあるし…安く使い捨てられるよりも、高く買ってくれる会社に転職したほうが絶対に自分のためになります。
転職するときの指標のひとつは「実力主義の評価制度」になるでしょう。あとは、転職活動をするときに自らの能力をしっかりとアピールして年収交渉を行うことが大事です。
仕事で評価されない人へ。転職の考え方、選ぶべき職場の特徴や見つけ方を解説
勤務時間に対する考え方が合わない
「勤務時間に対する考えや価値観が合わなかった」という意見が多いですが、その例として「会議の長さ」を挙げている人がいました。1時間と設定していた会議が3時間や4時間に延長されるパターンがあるというんですよね。
しかも、それが日常茶飯事! 「最長だと7時間に伸びたことがある」という意見もあります。
会議時間の長さ以外にも、「月の残業時間が80時間程度ある」「年間上限を超えるとサービス残業になる」など勤務時間に対する不満が非常に多く見られるんです。さらに、「海外出張時の休日異動は出勤扱いにならない」「月末に休日出勤をすると代休がない」といった休日出勤に関するものも…。
勤務時間に対する価値観の不一致というのは、働き方が合わないという根本的な問題です。
自分に合う価値観を持つ企業に、転職しましょう。
どの程度の残業時間なら妥協できるかを「年収」とのバランスを見極めながら考え、休日出勤の有無や代休の規定など深くまでその企業の勤務時間に対する考え方を分析してみてください。
そうすれば、現在の不満は解消されるのではないでしょうか。
やりたいことをやりたい
「やりたいことをやるため」に転職をしたという人が、日産自動車元社員に多いです。裏をかえせば「この会社ではやりたいことがやれない」ということですが、その理由のひとつが「利益第一主義」という日産自動車の考え方でしょう。
徹底的にコスト管理を追い求めるため、仕事をするときに「コスト」だけを見て行動をすることが多くなります。特に購買部あたりはコストにこだわりすぎるため、現場と乖離している部分が大きいんですよね。
ほかの部門でも、コストを削減するために「予算と人員を容赦なく削る」ということを日産自動車は行っています。
そのために、やりたい仕事が思うようにやれなくなっているのではないでしょうか。
また、組織間の壁があまりに分厚く高いため、意思決定を得るための過程に時間をやたらと浪費する体制もやりたいことを存分にやれない理由なのではないかと感じます。そういう体制のために風通しが悪く、意見もしづらいですからね。
転職時のキーワードとなるのは「風通しのよさ」です。
部門内での上下関係にかかわらず発言できる雰囲気があるのはもちろんのこと、部署間・部門間の壁が薄く低いということも重要ですよ。事業は一部門にしてならず、ですから。
あとは、自分がやりたいことを徹底的に分析して明文化できるくらいにハッキリさせておくことが大事です。
それにより、「やりたいことができる会社」とそうでない会社とを明確に分けることができるようになります。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。
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