僕らの日常に幅広く潜むシャープ製品…僕の家も実はシャープにまみれています。
そんなシャープのことが気になり、シャープの現状や「退職者の意見」などを調べてみると、たくさんのことがわかりました。
それを踏まえつつ、シャープを辞めたい人の転職戦略を考察していきます。
※本ページは2019年3月3日時点の口コミ情報をもとに書かれています。最新の口コミは以下のサイトでご確認ください。
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シャープのよくある退職理由を集めてみた
- 業績評価に不満がある
- 年収に不満がある
- 上の方針に納得がいかない
- 自分の考えに合うモノづくりがしたい
企業口コミサイトからよくある退職理由を集めました。
シャープの退職理由として最もよく挙げられているのが、業績不振や将来性に関する悩みでした。ただ、そこは後ほど詳しく考えていきたいと思います。
将来性の次に多かったのが、評価や年収に関する悩みです。
部門にもよるとは思いますが、シャープ社員の給料は「業績評価」で決まる面が大きいんですよね。業績が良ければ給料が上がるということなんですが、それを判断するのは上司です。
人が判断するために、正当性を感じないこともあります。
たとえば、「凄いことを成し遂げた」にも関わらず、上司がそれを理解できなかったため、評価されなかったという口コミがあるんです。
また、日常業務においても「その仕事で最も大事なこと」を実践して結果を残しているにも関わらず、これまた上司がわからないために評価をされないことがあります。これではあまりにも報われませんよねえ…。
年収に不満があると語る原因は業績のこともあるでしょうが、そういう評価の弱さにもあると考えさせられます。
そして、評価や年収に関する悩みの次に多いと感じたのが「上の方針に納得がいかない」ということです。
たとえば、量販店営業において「液晶テレビをガンガン売りなさい」という方針が出されたが、液晶テレビは利益率が低いため、なかなか納得できなかったという意見があります。そこから、「この会社には儲けるための仕組みがないのだな」と判断し、シャープを退職したということです。
また、自分の考えに合うモノづくりがしたいというのも、言い方を変えれば「上の方針に納得がいかない」ということになるケースがあるかもしれませんね。
「デザインに力を入れたい」「余裕と誠意をもってモノづくりがしたい」「技術者として意見がしたい」という意見が、多数寄せられていましたから。
以上のような退職理由を見ていると、シャープを辞めた人は「深刻な悩み」があったことがわかります。
仕事が正当に評価されないのも、年収も、方針への納得度も、全部働き続けるうえで大切な要素です。人は誰かに認めてもらいたい生き物だし、年収というのは当然の対価であり、働く目的でもあります。
上の方針に納得がいかないのであれば、その組織に合わないということになるでしょう。
そのうちひとつでも大きな疑問を抱いてしまえば、これ以上我慢して働き続けることは難しいのではないでしょうか?
無理をしても、心の不調を招くだけだと僕は思います。
シャープの将来性はどうなんだろう?
シャープは液晶事業が業績不振となり、2009年の3月期には赤字になり、そこから経営を回復させることができず、2016年には台湾のホンハイ精密工業の傘下に入りました。これが、日本の大手電機メーカー史上初の外資に買収される事件となったわけですよね。
そして現在、連結損益計算書を通期で見てみると、2015年・2016年とマイナスだった純利益が、2018年3月期にはプラスになり、業績はV字回復していると言えます。
そんな中、シャープは「2019年9月までには大阪府八尾市の工場における冷蔵庫の生産を修了して、白物家電国内生産から撤退する」ということを発表しました。
主力の液晶テレビに関しても、栃木の工場では生産終了し、国内では三重県亀山のみの生産体制となるんですよね。海外生産は親会社であるホンハイ精密工業に委託をし、縮小化と効率化を推し進める方針を取っています。
業績が黒字になってきているタイミングで生産の縮小と効率化を図り、さらなる回復を目指していると捉えて良いのかもしれません。
そう考えると、シャープの将来性に関しては「かなり危うかったが、現在は回復中である」と語るのが妥当なのではないでしょうか。
しかし、「回復している」とは言え「今後の成長」に関してはまだわかりません。将来性が高い企業であるとは、お世辞にも言えない現状です。
そして、シャープの退職理由がどれも深刻であることから、シャープを辞めたい人が今後の成長と変革に期待して働き続ける意味はあるのかということは、微妙なところ。
僕が同じ立場にあったとしたら、辞めるほうが自分自身の将来性は確保されると考え、転職すると思います。
とりあえず、「自分がシャープを辞めたいと考えている理由」を整理して、自分の能力や実績を客観的に把握し、自分はどのくらいの待遇を得るのかが妥当なのかを判断するところから始めてみましょう。
そのあとで、「仕事のこだわり」「キャリア」「企業の価値観」などから転職先に求める条件を詳しく決めるんです。
そして、自分にとって妥当な待遇と転職先に求める条件とを持って、転職エージェントに相談してそれらに沿った求人を得られる状況を作りましょう。求人を見て「これだ! ここで働きたい」と思えるものがあれば、転職をすれば良いと思います。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。
仕事に対して漠然とした悩みを抱えている人も動き出すきっかけが見つかるかもしれません。ぜひチェックしてみてください!