通勤時間が長くて辛い・・・。正直、今の会社辞めたい・・・。

そう思ってしまうのも無理はありませんよね。

通勤時間が長いというだけで、疲れもストレスもかなり溜まります。それに、なんだか時間を無駄遣いしているような気にもなります。

僕の知り合いに、そんな通勤の悩みを我慢し続けた人がいるんです。その人の現在の姿を思うと、通勤時間の長さを我慢することには大きな危険性が潜んでいるんだと、考えさせられます。

彼の話からその危険性を語った上で、引越しや転職で解決するために知っておきたいこと・考えておきたいことなどを紹介したいと思います。

通勤時間が辛いと思いながら我慢し続けた人の末路

1.「疲れてるときに何時間も乗り物に乗ってられるか!」

彼の名前は杉崎健一(仮名)。彼は就活当時、なかなか内定が取れずに困っていました。

「ああ、このまま就活浪人かなあ」と思っていた矢先、ギリギリのところで一社から内定が出たんです。

その会社は、一人暮らしのアパートから徒歩+電車で片道2時間のところにありました。「通勤時間クソ長いな」と不安を抱きながらも、「就活浪人よりはマシだろう」と入社を決めたんです。

しかし、これが地獄の始まりでした。

始業時刻は研修中から朝の8時。最低でも10分前には出社しないといけないと言われていたので、出社時刻は7時50分です。支度の時間も含めれば、朝の5時には起きないと間に合いません。

そのうえ、研修修了後には残業が発生しました。

杉崎君の会社は8時~17時が定時。ただ、ほぼ毎日残業が2時間以上はありました。19時以降退社が当たり前になり、帰宅時には必ず21時を過ぎるようになったんです。

帰宅後は食事とシャワーだけで22時を回ってしまいます。23時には眠らないと体力がもちません。自分の時間が持てなくなりました。

「ゲームができない!」

そして何よりも…「疲れてるときに2時間も電車になんか乗ってられるか!」と感じました。

車通勤の人は、彼以上に辛いことでしょう。疲れているときに運転すれば、事故のリスクが高くなりますしね。

2.「何のために生きているのだろうか」

疲れているとき、乗り物に乗るのは辛い。死にそうな顔をして電車に乗る毎日が続きます。残業が伸びれば、自分の時間を犠牲にしても睡眠時間が削れてしまう。

そんな中、彼は意地でも趣味のゲームをプレイする時間を作った…! 残業の有無にかかわらず睡眠時間を削り、ゲームは1日(最低でも)1時間はプレイするようになったんです。

だからか、ある日、パタリと倒れてしまいました。

それからは反省して睡眠を優先させることにし、体力は保てるようになったんです。

しかし、趣味の時間が取れず、毎日往復4時間を無駄にし、ストレスが臨界点に達していました。

ある日、帰りの電車で立ったまま寝そうになっていたときのこと。

「あれ? 俺、何のために生きているんだろう」と泣いてしまいました。

もう、杉崎君の精神は限界だったんです。

3.最終的にどうなるのか

通勤時間が長いことが原因で、杉崎君の心身は限界を迎えました。杉崎君の場合は、通勤時間が長い上に残業があるという最悪のケースでしたしね。

そして、彼は鬱になりました。

自分の時間が無くなった上に、思うように眠ることができなかったためです。人生を、まったく楽しめなくなったんですよね。

僕はこの話を聞いて、「通勤時間が長いことのリスクは大きすぎる」と感じました。

それは精神的に限界が来るというだけの話ではありません。

自分の時間が無くなるということは、趣味はもちろん、仕事のための勉強をする時間すら無くなるということです。つまり、時間外にも勉強をする必要があるような、知識や技術を要する仕事においては、成長ができなくなってしまうリスクがあるということ。

そして、睡眠時間が削れると倒れることがあるし、折角の休日を寝て過ごしてしまいかねません。

そうすると、ますます自分の時間が無くなるという負の連鎖に陥ります。

以上のことから、通勤時間が長いから辞めたいというのは、至極当然の話ではないでしょうか。

会社を辞める理由や引越しの理由として十分すぎるどころか、我慢し続けると上記のような最悪な結果を招く可能性だってあるんです。

我慢せず、通勤しやすい場所に転職するか、会社の近くに引越すことを考えましょう。

楽だと感じる通勤時間のラインを導き出す方法

1.一般的な通勤時間を知ろう

一般的な通勤時間は、片道1時間程度だと言われています。

不動産情報サイト「アットホーム」の調査には、都内勤務の子持ちサラリーマンの通勤時間の平均は片道58分だと書かれているんです。郊外に居を構える人が多いためでしょう。これは、都内勤務の人であれば独身の若者にも当てはまることが多いと思います。

また、ネットやSNS上の個人の投稿を見てみても「1時間は当たり前」という意見が多いです。

2.さまざまな条件から通勤時間を考えよう

通勤には1時間くらいかかるものだと語りました。

ただ、同じ1時間だとしても、乗り換えの回数や混雑具合によって感じ方が違ってきます。

たとえば、通勤に1時間20分かかるけど「ゆったり座れる」のと、通勤時間1時間だけど「満員で立つのもやっと」のとでは、明らかに違ってきますよね。

だから、乗り換え回数と混雑具合を考慮して、ギリギリ「楽だ」と感じる通勤時間のラインを決めましょう。

たとえば、僕の場合はこうなりますかね。

乗り換えが無ければ1時間半、乗り換えが1回なら1時間。乗り換えが2~3回あるなら45分が限界ラインです。

ほぼ毎回座れるほど空いている路線なら1時間半、まったく座れないなら45分が限界。

そして、混んでいて乗り換えもある場合は譲歩しても45分。片道2時間は、どんな条件だろうと論外、願い下げですね。

このようにして通勤時間の上限を決めて、その範囲の会社に転職、もしくは引越ししましょう。

ほかにもある! 通勤を楽にする方法

1.通勤ラッシュを避ける

同じ通勤時間だとしても、混み具合によっては楽になるし、きつくもなる。それなら、通勤ラッシュを避けることで、通勤は大幅に楽になるのではないでしょうか。

同時に今より通勤時間が短くなれば、最高ですね。

通勤ラッシュを避ける方法は、フレックスタイム可能な会社に転職することと、始業時刻が遅い会社に転職することの二通りあります。

もちろん、どちらの方法も業種によっては実現不可能な場合があるんです。

フレックスタイムはIT業界などに導入されることが多いけど、それ以外は少ない傾向があります。

始業時刻が会社によって大きく異なるのは飲食やサービス業に多く、そのほかでは少ないです。

しかし、実現可能な業界で働いている人にとって、とても良い方法であることは確かでしょう。

2.テレワーク可能な会社に転職する

テレワークは、会社以外の場所で仕事をする働き方のことを指します。

テレワークをすることができれば、通勤の概念は大きく変わりますよ。

在宅勤務なら、通勤は不要になりますからね。会社よりもサテライトオフィスのほうが自宅から近ければ、そっちで仕事をすれば通勤時間はかなり短くなります。レンタルオフィスを自由に使える会社なら、自宅から一番近いオフィスを使えば良いんです。

いずれにしても、テレワークが可能な会社に転職することで、通勤時間はぐっと短縮されます。