IBMというと、コンピュータ業界では最も古い歴史を持つ企業ですよね。個人的には「IBM5100」のイメージが強いです。
そんな大企業の日本法人が日本IBMというわけですが…歴史が古い企業だからこそ「合わない風習」があると感じる人も多いでしょう。
日本IBMを辞めたいという人も結構多くいるのかもしれません。
そこで、「どうして辞めたいと感じるのか」を分析しながら、「転職の考え方や立ち回り方」をまとめてみたいと思います。
※本ページは2019年3月1日時点の口コミ情報をもとに書かれています。最新の口コミは以下のサイトでご確認ください。
日本IBMに合わない人の特徴を「退職理由」から分析してみた
- 仕事が細分化されているため、もっと広い世界を知りたくなった
- 早い段階から次のキャリアを示されるが、もっと現場で手を動かしたい
- PMを目指したいと思えなかった
- 残業が多かった
- 世代間で待遇の格差が激しい
- 昔に比べて風通しが悪くなった
- 自らサービスを作りたいと感じた
日本IBMの退職理由を企業口コミサイトを使って調べたところ、以上のような意見がチラホラと見られました。その中で特に気になるところをじっくり見ていきましょう。
PMを目指したいと思えなかったため退職というのは、「日本IBMで生き抜くには営業かPMにならないといけない」という前提があるためです。じゃあどうして目指したいと思えないのかというと、「日本IBM固有の仕組みにばかり執着して作業をしているPMが多く、他社に行くと役に立たないと感じたため」と語っている人がいます。
「それなら他社で幅広い経験を積んだほうがいい!」ということでしょうね。
また、残業が多いという件については職種やプロジェクトによります。たとえば、コンサルタントだとプロジェクトによっては月80~100時間という軽く死ねる残業時間を新卒1年目から経験している人もいるんですよね。
営業も目標設定がかなり無茶振りなところがあり、残業が増える傾向がある様子。
若いうちは「成長のため」と頑張れたけど、30代・40代になってプライベートの時間が欲しくなったため日本IBMを辞めたいと感じたという人はかなり多いです。
残業や待遇というところで言うと、世代間の格差が激しいのもかなりの問題点。
現在50代の社員は、自分たちが30代平社員の時代から年収1000万円を貰っている人が多いのに、現在30代以下の人間は年収700万円程度になると定年まで上がる気配がない。それなら、同じ待遇の同業他社に移ったほうがゆったり仕事ができて良いだろうとのこと。
ほかにもさまざまな退職理由がありますが、まとめると「日本IBMが合わない人」の特徴は次のようになるのではないでしょうか。
- さまざまなことを経験したい人
- ワークライフバランスを追求したい人
- 自分の考え・能力・経験をフルに活かしたい人
- 現場で働き続けたい人
日本IBMに潜むコストカットとリストラの不安
「日本IBM」と検索欄に打ち込むと、「リストラ」という文字が出てきます。実際、日本IBMが低成績を理由にリストラをした社員が裁判を起こし、IBMに勝つという事例があるんですよね。しかも1件や2件じゃなく複数あり、負け続けているようです。
また、リストラに関する意見も企業口コミサイトで少なからず見かけます。
社員の口コミによると、「リストラされているのは、考えなしの人やスキルが低い人が多い」と滅茶苦茶な条件には思えません。
ただし、人員再調整が多いということは「明日は我が身かもしれない」という不安にさいなまれながら働き続けることになり、精神衛生上よくないですよね。特に「日本IBMを辞めたい」と感じている人にとって、リストラが多いことはその気持ちに拍車をかける事実となるでしょう。
そもそも、日本IBMは近年徹底的なコストカットを推し進めてきました。
住宅補助など各種手当の廃止がその例です。
世代間の待遇格差が激しいというのも、人員コストの削減を意味しているのではないでしょうか。そうなるとこれから給料が下がることは考えられても、大きく上がるということは考えられませんよね。
また、2018年の第3四半期決算をIBMが発表した際には、株価が大暴落しました。現在は少しずつ持ち直してきているものの、完全な回復にはなっていません。
これは、多くの株主がIBM全体の将来性や先行きに不安を感じているということだと言えるのではないでしょうか。
辞めたいと思うなら転職活動を始めておいた方がいいかもしれない
日本IBMに合わない人の特徴に当てはまる人で、この会社を辞めたいと思うのなら転職活動を始めておいた方がいいと僕は思います。圧倒的な大企業ではあるものの、競合他社に負けている事業も多く、コストカットにより従業員の立場はだんだんと不安定なものになってきている。
世間の不安も募る中、辞めたい気持ちを我慢してまで働く意味はかなり薄いように感じます。
転職を考え始めたほうがいいのではないでしょうか。
じゃあ「どういう転職先を選べばいいのか」ということですが…。
日本IBMに合わない人の特徴に当てはまる人なら、次のような選択肢があるのではないかと思います。
- ベンチャー企業で自分を活かし、サービスを生み出す
- 成長中のIT企業で現場経験をさらに磨く
- 競合他社に転職し、待遇を維持しながらよりプライベートを大事にする
- 風通しが良く働き方の自由が認められている会社に入る
- いっそ独立する
それぞれの職種や能力にもよりますが、日本IBMで抱えている悩みや不満は、以上のような転職先を選ぶことで解消するのではないでしょうか。
たとえば、自分を活かしたいならベンチャーや成長中の企業で自分の意見と能力・経験をフル活用し、自分でサービスやプロジェクトを生み出すことで楽しくなるはずです。
日本IBMで培った技術とパイプを活かして独立すれば、自分の意見をより反映させることも、自由に働くこともできます。
「自分がどうしたいか」を主体として転職活動を行えば、日本IBMを辞めたい人の転職はバッチリ成功するのではないでしょうか?
そうして日本IBMを離れて自分の望みを叶えたあとにこそ、「日本IBMの仕事を経験してよかった」と思えるのかもしれませんね。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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