アニメ制作進行、辞める人が多い問題。
制作進行として入社した人は、ほとんどが3ヶ月くらいで辞めるという話があります。
実際に調べてみると、制作進行の求人って結構多いです。求人数の分母が少ない仕事なのに、求人が多く出されているという現状。
制作進行を辞めたいと思いながら働いている人が多いことは、容易に想像できます。
というわけで今回は、悩みの傾向を分析しつつ転職先候補を考えてみたいと思います。
制作進行を辞めたい理由で多いのは?
パチンコ・パチスロの仕事が多くなった
アニメの制作進行がやりたくて入ったのに、パチンコ・パチスロの仕事が多くなったから辞めたいと考える人が多いようです。確かに、アニメ系のパチスロ増えていますからね。どこのパチンコ店を見ても、人気アニメのパチスロ台が大々的に広告されています。
「このアニメ面白いな」と思って見ていたら、「パチスロになるよ!」と宣伝を打たれびっくりするみたいなことも、最近は珍しくなくなってきました。特にロボットアニメとか、売れたらすぐパチスロ化するじゃないですか。
アニメの仕事がしたいと思って入った会社でパチスロ関係の仕事ばかりになったら、辞めたいと思うのも仕方がないと思います。
やりたい仕事が出来る会社に転職するか、アニメ制作進行自体を辞めるかのどちらかを選ぶ必要がありそうです。
アニメ制作進行を辞めたいという人が一番多く挙げている理由は、「仕事が大変すぎる」です。
制作進行の仕事は、素材・予算・スケジュールの管理というディレクション業務。色々な技術屋さんとの間に挟まれることもあるだろうし、制作全体を考えないといけないから仕事量も多い。
「家にいることはほとんどないから生活費は食費くらいしかかからん」と語るアニメ制作進行もいて、その忙しさが伝わってきます。放送が始まると遊ぶ暇もないほどに忙しくなるそうですね。
それなのに月給は12万円から15万円程度。
辞めたくなるのも当然だと思います。
アニメ制作進行の経験を活かせる転職先
制作進行というディレクション業務をしているのなら、もっと高い給料を貰えて然るべきだと思います。
ほかの業界のディレクターや制作管理の仕事は、上流工程としてもっと良い待遇を払っているところが結構あるんです。制作進行を使い捨てて潰すのは、アニメ業界くらいかもしれません。
制作進行経験を活かせる転職先は、パッと思い浮かぶだけでもこれだけあります。
- ゲームディレクター
- Webディレクター
- 編集
個人的にオススメなのが、Webディレクターです。
Webディレクターの仕事内容は、制作現場全体の流れをスムーズに調整すること。クライアントとの打ち合わせから始まり、要件定義をまとめ、制作スタッフの作業スケジュールや流れを作る仕事なんです。
制作進行の仕事で培った能力を存分に活かせます。
Web業界はまだまだ成長中だし、新しいことを学びやすい。ディレクション業務だけじゃなくて、色々なことを経験させてもらうこともできるでしょう。自分から色々なことを勉強して成長したいという人には、めちゃくちゃオススメです。
ゲームディレクターも、アニメ制作進行からなら馴染みやすいと思います。アニメだけじゃなくてゲームも好きなんだったら、そういう道もありますよ。それに、アニメ制作進行みたいに「パチスロばかり、思ってたのと違う」となることは少ないでしょう。
ただ、事前にどんなゲームを作っているかを調べる必要はありますがね。コンシューマ向けがやりたかったけど、スマホ向けばかりだった! となっては、アニメ制作進行のときの二の舞になっちゃいますから。
また、編集という選択肢もあります。
編集と言っても範囲が広いから、興味がある業界のものを選びましょう。雑誌編集だったり、広告業界だったり…。ディレクション業務と実際の作業の中間のような仕事をすることが多く、技術も学べますよ。
業界未経験でも転職は大丈夫?
ゲーム業界は未経験、Web業界は未経験、だけどディレクション業務の経験はある。半分経験者半分未経験者みたいな感じだけど、大丈夫です。ゲームディレクターもWebディレクターも、業界未経験の人を含めて求人活動をしていることが多いですから。
特にWeb業界というのは、業界自体が活発になってから歳月が浅いです。だから、未経験からスタッフを育てることを前提としているケースが多いです。
それに、能力があることを上手くアピールできれば転職はしやすくなります。
アピールしたいのは、臨機応変な対応力と調整力。ディレクション業務は、調整&調整の連続だから、ここをしっかりアピールしたほうが良いと思います。
他にも転職エージェントを使うなどして転職のハードルを下げるように心がけていけば、きっと今より良い仕事に巡り会えると思いますよ!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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