「You’re fired!」
某国大統領が昔生み出した流行語、その国の芸人はこれを笑いの種にしていたわけだけど…新卒入社1年目で、既に笑えなくなった人もいますよね。「お前はクビだ」「リストラだ」と、そんなに多い話ではないけど、珍しい話でもありません。
だけど、宣告された方はたまったもんじゃない。
ただ、今から騒いでも後の祭りです。職場を恨むよりも、これからの立ち回り方を考えましょう。
新卒1年目を切る会社は異常、切り替えよう
普通、新卒1年目からクビになるということはなかなかありません。「仕事失敗したから」など色々理由があるかもしれないけど、新卒に「一度失敗しただけでクビを切らせるような仕事をさせるのがおかしい」んですよ。
だから、経営難以外で新卒1年目を切る会社というのは、どこかネジが飛んでいます。
もちろん、経営難から新卒をリストラするというのもナカナカなもんですが…。どのみち、あまり良い会社とは言えないわけです。精神的に落ち込むかもしれませんが、そんな会社を辞められて良かったと開き直るくらいに考えておきましょう。
第二新卒という言葉があり、あなたにはまだ需要があります。
新卒が辞めた会社は第二新卒を求めるし、新卒だけで人員が足りなかった会社も第二新卒を求める。お互いの需要が噛み合うところを探せば、転職可能。ここで人生が終わるということはあり得ません。
だから、切り替えよう、話はそれからだ。
とりあえずハロワ
とりあえず、ハローワークに行きましょう。求人を探すためじゃなくて、失業保険に関する手続きを行うためです。
リストラなら会社都合になるので、失業保険はすぐに貰えるでしょう。
失業保険は、週20時間以上勤務して31日以上の雇用期間を満たし、転職する意欲がある人なら受け取ることが出来ます。普通に1ヶ月以上働いていたのなら、まず問題なく受け取れるはずです。
手続きに必要なのは、次の書類。
- 離職票-1と-2
- マイナンバーカードやマイナンバー通知書
- 身分証明書
- 縦3cm×横2.5cmの写真2枚
- 印鑑
- 預金通帳
書類を持って自分の住所を管轄しているハローワークに行きましょう。最初に、求職の申し込みをします。転職する意欲を証明するために必要なことなんですよね。実際、転職活動にハロワを使わないとは思いますが、形だけやらないといけません。
次に、離職票を提出しましょう。
離職理由に関して「これはおかしい」と思ったら、異議を申し立てましょう。たとえば、会社の都合でクビ・リストラされたのに「自分都合」になっているのなら、「異議アリ!」と言わないと損をします。受給開始日とか日数とかに影響しますからねえ。
離職票を提出して「OK、受給資格満たしてるよ」と言われたら、受給説明会に参加しないといけません。
この説明会を経て、失業認定日が決まります。失業認定日に失業認定申告書を提出し、失業認定を受けることで給付金を受け取ることが可能になるんです。
クビやリストラは解雇だから、普通に1ヶ月と少しで給付金が貰えますよ。
転職活動、一人で戦うのは危険
クビ・リストラされた理由は人によって色々あると思いますが、経営悪化による首切り以外の理由なら「あなたに問題がある」と判断されてしまいます。第二新卒だから転職しやすいと語ったものの、「問題がある」と判断されれば少し不利になることは確かです。
第二新卒によるアドバンテージをかき消すほど。
ただ、自分の非を認めずに転職理由を語ると、どうしても言い訳がましくなります。それに、主観的にそれを説明するには前の会社の悪口を言うしかなくなるんです。前の会社の悪口は、退職理由としては絶対に語ってはいけないこと。面接官の心証最悪になりますからね。
自分の非を認めながら、客観的に語る必要があります。
だから、転職活動をするときには誰かの手を借りましょう。
自分の非を認めながら客観的に「問題がある」というマイナスイメージを覆すには、誰かに仲介してもらうのが一番早いです。
そこで、おすすめしたいのが「転職エージェント」。無料の転職支援サービスです。
転職エージェントを使えば、求人先企業に対してあなたの良いところを伝えてくれたり、採用するよう打診してくれたりというサポートを受けることが可能です。
また、「新卒を切らないような会社」「自分にとって良い会社」に転職するためには、転職エージェントを使ったほうがいいんです。求人の質が高く、あなたに合った求人を紹介してくれますからね。
もちろん、第二新卒を必要としている会社という前提で。
新卒1年目、会社をクビになったといっても人生が終わるわけではありません。むしろ、ここからスタートするのだと考えましょう。しっかり失業保険を受け取って、転職エージェントを使って効果的な転職活動を行えば、あなたを必要としてくれる会社が見つかるはずです。