配管工の仕事は、市民の生活を支える重要な仕事のひとつです。
そんなところにやりがいを感じている人も多いと思いますが、配管工ならではのストレスや悩みが原因で辞めたいと思っている人もいることでしょう。
今回は、配管工を辞めたい理由を分析しながら、配管工にオススメの転職先を紹介します。
ぜひ参考にしてみて下さい。
配管工を辞めたい理由で多いのは?
- 親方や上司からのパワハラ
- 休みが少なくてプライベートが無い
- 工期が詰まると残業が多くなる
- 暑い、寒い、狭い場所での作業がしんどい
ネットで配管工の悩みを調べると、上記の4つの悩みがよく挙げられていました。
これから、それぞれについて詳しく語っていきます。
親方や上司からのパワハラ
親方や上司からのパワハラというのは、配管工のような職人仕事にはありがちですよねえ。
分からないことを聞けば「んなもん自分で考えろボケ!」と言われる。
失敗したり遅刻したりすると殴られ蹴られ…。
こういうパワハラは、悪気がなく行われることが多いんですよね。
配管工は責任が重い仕事です。配管を失敗すれば水漏れやガス漏れが起きます。特にガスの配管は失敗すると命にかかわりますからね。ガス漏れで利用者が中毒を起こしたり、爆発して利用者が亡くなったり…。
どうしても気が張ってしまいます。
だから、ついついキツくなってしまうんでしょうね。
そうだとしても、パワハラされている人間が我慢しなければならない道理なんてありません。
パワハラを受け続ければ、うつ病になる危険性がありますから。
休みが少なくてプライベートが無い
建築業界の慣行からか、配管工は毎週土曜日に休めないことが多いですよね。土曜日は第2・第4だけ休みというケースが多いです。その分お盆や正月は建築業界全体がしっかり休みを取るんですが、水回りのトラブルなどが発生すれば休日出勤をしないといけなくなります。
それだけでなく、工期が詰まっても休日出勤をしないといけなくなりますよね。
もちろん、工期が詰まれば長時間の残業も発生します。
時間がかかりすぎると後に控えている工種の人たちに迷惑がかかりますし、顧客にも迷惑がかかりますからね。
遅れていたら夜中まで作業をしてでも、取り戻さないといけません。
また、「一人親方になると年収は増えるけど休みが減る」というジレンマもあるんです。
結局、配管工はプライベートを重視しにくい仕事なのかもしれません。
作業環境が悪い
配管工の作業環境は、正直悪いですよね。
新築の場合は当然冷暖房が使えないので、夏は暑いし冬は寒い。新築じゃなくても、配管があるのは床下だったりパイプシャフト内だったりするわけです。冷暖房なんて使えるわけがなく、やはり夏はクソ暑くて冬はクソ寒い…。
しかも、作業場所は建物の中だけではありませんよね。外で作業をすることもあります。
そして何より、配管工は狭い場所で作業しがちです。
パイプシャフトはかなり狭い。配管にスペースを取っていると、建物内で有効活用できる場所が狭くなりますからね。より便利に利用するためには管を設置するスペースは狭い方が良いわけです。
だけど、作業する配管工にとっては苦痛。
狭い空間に材料と道具を持ち込んで、長い時間作業をする…。
精神的にも苦痛だし、足腰が痛くなって身体的にも苦痛だし。
ただ、作業環境はどうしても仕方がないものなので、配管工を続けている限り改善されません。
配管工を辞めたい人にオススメの転職先候補
配管工から転職しようと思っても、自分にどんな仕事が合うのかがわからないと転職活動を始められませんよね。
配管工を辞めたい人にオススメの転職先候補を、これから5つ紹介しましょう。
自動車整備士
自動車整備士は手先の器用さと体力、丁寧な作業が求められる仕事です。
これらは全て配管工の仕事で求められるものですよね。
狭い場所で配管を切ったり曲げたり繋げたりするには手先の器用さが必要だし、過酷な作業環境で働くには体力も要ります。失敗は許されないため、丁寧に早く作業するのも大切です。
これらの経験を活かせば、自動車整備士として転職できるのではないでしょうか。
また、無資格でも採用を行ってくれる会社も多いです。採用後、見習いとして働きながら資格を取得できますよ。
紡織保全工
紡織保全工は紡織業・織物業の生産工場で、機械設備の整備や修理に携わる仕事です。
点検作業や修理作業では手先の器用さを要求されますし、淡々とコツコツと働くため忍耐力も必要とされます。機械のスペックを最大限に発揮したり、安全に稼働させたりするために必要な責任の大きな作業なので、責任感も大切です。
それらの能力は配管工にも要求されるため、紡織保全工は能力を活かしやすい仕事と言えます。
また、残業が少なく休みが多い傾向があるため、プライベート重視の人にオススメです。
DIY店の店員
「配管工はDIYに向いている」と僕は思うんですよ。
配管工には鋼管をカットしたり曲げたり繋げたり、材料を加工した経験があります。加えて手先が器用です。
DIYショップの店員は販売をしながら、自身もDIYに対する理解や技術を深め、客に助言を行うことが求められます。
配管工の知識経験がDIYに結び付けば、かなり活躍しやすいのではないでしょうか?
加工の作業が楽しかった人や、配管工の仕事自体は好きだった人には特におすすめです。
時計修理
時計修理の仕事に、配管工の手先の器用さを活かせます。
さらに、時計修理の仕事は自らの技術追及に没頭できるんです。手に職をつけたい人や、配管工のように黙々と働くタイプの仕事が好きな人にはオススメですよ。
技術を身に着けて独立すれば、利益率が高いため儲かるという声もネット上には挙がっています。
また、店頭業務ではお客さんの喜ぶリアクションを見ることができるのもオススメポイント。配管工も誰かのためになる仕事だけど、直接利用者の喜ぶ顔を見るわけではありませんからね。
時計修理は配管工に似た魅力を持ちながら、配管工には無い魅力も持った仕事です。
自動車メーカーの製造部署
自動車メーカーは年間休日日数が多い業界なんですよ。
年間休日120日は確保できる会社がほとんどで、中には130日という会社もあります。
製造部署ならシフト制の工場で働くことになるため、残業も少ないです。時間になれば次のシフトの人が出勤しますからね。
年収は他業種の工場と比べて高めです。相場は400~450万円程度。大手メーカーの正社員ならボーナス含めて年収700万円もあり得ます。
さまざまな悩みを解消できるため、オススメです。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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