9年目…どことなくキリが悪いような印象のある数字ですが、思えば9年目って長いですよね。

新卒のとき小学1年生だった子供が、中学3年生になっているということですから。それだけの時間同じ仕事を続けたというのは…「凄い」の一言。

これだけ長く続けていると「辞めたいなあ」と思っても、なかなか行動を起こせませんよね。

長時間同じ椅子に座っていると体が固まって、なかなか立ち上がれないのと同じです。同じ会社に居続けると、転職しづらくなってしまいます。

だけど、一度転職を視野に入れて自分の人生を考え直してみても良いのではないでしょうか。

転職の猶予は実質あと1~2年

社会人9年目の人は、転職の猶予は実質的にあと1年から2年の間だと思ってください。勤続10年を超えて11年目に突入するまでに、転職するかどうかを決めないとダメということです。

10年以上同じ環境にいると本当に離れられないから

その原因は「慣れすぎていること」「責任」です。

同じ環境に慣れすぎると、人間はその環境から離れたくなくなります。今は「辞めたい」と思っているから実感がわかない人もいるかと思いますが、実際に10年過ぎてみるとそうなる人が多いんです。恐らく、人間の本能的なものでしょうね。

長時間座り続けた椅子から立ち上がりづらいのが「どうしようもないこと」であるのと同じで、これもまた自分の意志ではどうしようもないことなんだと思います。

理由があるとしたら…楽だからではないでしょうか。面白くない仕事や辛い環境でも、慣れてしまえばその環境から離れるよりとどまるほうが楽なんです。10年続けてきて感覚がマヒしているからそう感じるのかもしれませんが…。

また、同じ会社で仕事を続ければ続けるほど責任が重くなりますよね。

9年目ともなると責任の重いポジションに就いているという人も多いと思いますが、社員の責任は勤続年数に比例するように重くなるものです。同じ仕事を長く続けていれば、その会社内で頼られる存在になりますからね。

責任がどんどん重くなるというのも、離れがたい理由でしょう。

たとえるなら「長時間同じ椅子に座っていながら、重しを乗せられている状態」です。ああ…もう立ち上がれませんね。

何かの不満を抱きながらも定年までずるずる働くことになるでしょう。特に、新卒から同じ会社に勤めて9年目という場合は要注意。一度も転職をしたことがないとなると、本当に定年まで働くことになると思いますよ。

動きづらい状態で「一度も経験したことがないことをする」決意なんて、なかなかできるものではありませんから。

今の会社に居続けるメリットとデメリットを考えよう

同じ会社でずっと働くことを否定することも肯定することも、僕にはできません。僕は転職を経験した人間ですからね。実際「同じ会社に居続けるメリット」もあるんだと思います。

だから、一度自分自身で「今の会社に居続けるメリットとデメリット」を洗い出してみてください。紙にメリットとデメリットを分けて書くのも良いですが、エクセルシートに記入して比較するのが一番オススメです。

メリットとデメリットの数の差が、目に見えて明らかになりますからね。

洗い出しをした後、数の差も含めて「メリットとデメリット」のどちらを優先させたいのかを考えましょう。両方を天秤にかけたとき、転職すべきかどうかがハッキリとわかります。メリットの方が重いなら転職、デメリットの方が重いなら留まる…簡単な話ですよね。

「仕事を辞める」と決意したのなら

メリットとデメリットとを天秤にかけた結果、仕事を辞めることを決意したのなら、僕は一度辞めてゆっくりしてから転職活動をすることをオススメします。9年目ともなれば貯金もしっかりできている人も多いでしょうし、家族がいるという人も多いでしょう。

一度ゆっくりと自分の人生を見つめなおすというのも、悪くはありません。

仕事をしながら急いで転職をしてしまうよりも、その方が満足できる転職になると思いますよ。転職活動の方針や、今後のキャリアプランなどを「ライフプラン」込みで見つめなおしましょう。

家族がいるなら、一緒に考えてもらうのもアリですよ。

相手企業は無職期間がある理由を面接の際に聞いてきますが、転職を機に今後の人生を考え直していたと答えれば悪い印象にはならないでしょう。

熟考して自分の進むべき道を見つけよう

転職するかどうかにかかわらず、「辞めたい」と思った今が自分のことを見つめなおす良い機会です。一度しっかりと自分の今後について熟考してみてください。その結果「同じ職種で転職する」と決めたならそうすればいいし、「未経験職種に挑戦する」と決めたのならそうすればいい。

未経験職種に挑戦する場合は「ある程度困難を伴う」ことを覚悟しないといけませんが、決して不可能ではありません。世の中には40代を過ぎてから未経験職種にチャレンジする人もいるくらいです。

9年目まで続けたという安定に縛られることなく、どうか、チャレンジ精神を持ってください。

一度ゆっくり熟考して、「これだ!」と決めたらチャレンジ精神で突き進みましょう!