入社5年目にして転職を志す。
5年というのはキリのいい数字なので、ここらで少し自分のキャリアを見直してみようと思う人が多いと思います。
辞めたい気持ちが限界に達した人、5年近く働いてきて自信がついて自分を試してみたくなった人。いろいろな背景があると思います。
このページでは、5年目の転職について様々な角度から掘り下げていきたいと思います。転職活動を始めるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
5年目は仕事で燃え尽きてしまう人が多い
入社5年目は区切りの年。この一年頑張れば5年間仕事を続けたことになるということで、なんだか祝福したいような達成感に包まれる人も多いです。
「達成」したことになるのは6年目なのに、どうして5年目に達成感があるのか? 5年目という数字の妙ですよね。
「5年経ったぞ!」というより「今年で5年目!」という方が人は達成感を感じやすい…。
そんな数字の妙からか、5年目で燃え尽きる人が大勢います。達成感を味わうと、次に待っているのは脱力です。
その脱力感から、燃え尽きてしまうわけですね。俗に言う燃え尽き症候群というものでしょう。
燃え尽きて、仕事を辞めたくなるという人も5年目には多いと思います。仕事を辞めるかどうかを考えるのなら、最初に「自分は燃え尽きている状態なのか」を見極めなければなりません。
これから質問する内容に自分が当てはまる度合いを、紙に書いてみてください。「めちゃくちゃ当てはまる」場合を5とし、「全く当てはまらない場合」を1とします。その数字から、燃え尽き度合いをチェックしましょう。それでは…質問スタート!
- 人と接するのにとても疲れるようになった
- 最近感動したと思うことが無くなった
- 最近自分の仕事や趣味に興味がなくなってきている
- 話し相手や仕事相手の人間が「物」であるかのように思ってしまう
- 話し相手や仕事相手の人間の感情や思惑を考えなくなった
- 人と距離を置くようになった
- 仕事に達成感、やりがいが無くなった
- 自分は無能だと思う
- なんだか全てがどうでもいい
最初の三つの質問は「情緒の枯渇」の度合いをはかるものです。点数が15点中10点以上の場合は燃え尽き症候群を疑ったほうが良いかもしれません。
情緒の枯渇というのは、燃え尽き症候群では中核症状と言われているもので、燃え尽き症候群の人は皆この症状を持っています。
次の三つの質問は「脱人格化」の度合いをはかるものです。点数が15点中4点以上の場合は重度の症状と言えます。
サービス業や福祉関係など人と関わる仕事をしている人が陥りやすい症状です。
最後の三つは「個人的な達成感」の低下度合いをはかっています。点数が15点中9点以上の場合は燃え尽き症候群を疑った方が良いでしょう。
5年目に仕事を辞めてもいい人、辞めるのを待ったほうがいい人
まず、燃え尽き症候群の疑いがある人は仕事を辞めるのを一旦待ったほうが良いと思います。
一度心療内科などで医者にかかり、自分の精神状態を確かめてください。
その後「燃え尽き症候群」など何かしらの症状に自分が当てはまると診断を受けたのなら、とりあえず有給休暇を利用するなど長期休暇を取ってみることをオススメします。5年目なので有給が溜まっている人が多いでしょう。
燃え尽きている状態だと何かと悲観的になってしまい、自分の人生やキャリアに関して正当な判断が出来ません。
一度心の中を軽くしてから、自分の今後について見つめなおしても良いのではないでしょうか。転職するかどうかを考えるのは、それからでも遅くはありません。
ただ、燃え尽き症候群の疑いが無い人は転職してしまったほうが良いでしょう。
仕事を長い間続けてきた仕事を辞めたいと感じるのであれば、燃え尽きているか本物の気持ちかのどちらかだと思います。
5年目ならキャリアアップも可能ですし、下流工程の人なら上流工程にチャレンジするのも良いでしょう。
思い切ってキャリアチェンジをするのも、面白いですね。
5年目の転職を成功させるたったひとつのポイント
5年目の転職を成功させるために考えるべき最重要ポイントは、自分のキャリアです。キャリアアップをするのであれば、その方向性を定めましょう。
キャリアチェンジをするのであれば、自分の仕事から少しでも繋がりのあるところから選択肢を探ってみてください。
キャリアというのは、ゲームで言うところのスキルパネルです。今の職業のスキルが別の種類・職種のスキルと繋がっていることがよくあります。
その繋がりを探すことによって、次の職種のスキルパネルが開けるわけです。
キャリアチェンジを成功させるには「未経験でも大丈夫」という説得力が必要不可欠ですが、スキルの繋がりが説得力を生んでくれます。
また、キャリアアップをする際にはどの方向にスキルパネルを伸ばしていくのかを考えましょう。キャリアアップにも複数の選択肢があります。最初にしっかり方向性を定めておかないとブレてしまうんです。
最終的に自分がなりたい姿を思い浮かべて逆算することによって、方向性は定まります。
どういう道に進むにしても、キャリアを考えることが転職成功の出発点となるんです。
5年目という区切りがいいタイミングだからこそ、自分自身の今後についてしっかり考えましょう。そして、慎重な転職活動をして安心して長く働ける転職先を探していきましょう。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
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