「僕は優柔不断な性格だから、仕事できないんです」

うーん…それはそうなんだけど、何かが違うような気がします。確かに、仕事できない人には優柔不断というか決断力が足りない人が多いとは思うんですよ。だけど、優柔不断というのは「性格」だけの問題ではないんだ。

優柔不断とは? どうしたら改善できる? 向いている仕事は?

そんな疑問の答えを、僕が勝手に用意した!

優柔不断というのは、仕事においてかなりマイナス

優柔不断というのは、仕事においてバッドステータスにしかなりません。

優柔普段な人は決断を先延ばしにしたり、誰かに委ねたりしてしまいます。先延ばしにすると仕事全体のスケジュールが遅れることがあるし、誰かに決断をゆだねるということは自分が得られただろう評価を他人に譲るということでもあるんです。

結果、あなたは周囲から「仕事が遅い、仕事できない奴」として見られます。

仕事に優柔不断さを持ち込む人は、絶対に出世なんてできません。厳しいようですが、これは事実です。管理職とか上司とか、1分1秒が決断の連続ですからねえ。決断をすることで人をまとめ、人を動かし、組織を保っているわけだから。

そういうことをまず頭に置いてから、話を進めていきましょう。

決断力というのは、訓練と裏付けなんだ

優柔不断というのは、性格だけの問題じゃないと冒頭で語りました。

僕が思うに、決断力なんていうものは訓練と裏付けによって「作る」ことが出来るんです。人生は決断の連続で、決断しない人なんて絶対にいません。昼食何を食べるかを決めるのも決断だし、「明日早いから早く寝よう」というのも一種の決断です。

ただ、それを決断だとは認識しないだけなんですよね。

こういう小さな決断をするたびに「決断した」と意識付けることにより、決断するということが案外簡単なことだというのがわかります。

それが、僕がここで言うところの訓練です。

じゃあ裏付けは何か? 案外これが一番重要なんですよ。

先ほど「明日早いから早く寝よう」という決断の例を示しましたが、これだよこれ! 「今日は早く寝る」という決断の裏付けが何かわかりますか? 「明日早いから」という理由を裏付けとして、自然と「今日は早く寝る」という決断ができています。

お昼ご飯を選ぶときには「今日は体力勝負だろうし、ガッツリ食べたい」と思うことで、「牛丼」「カツ丼」「大盛りの定食屋さん」などが候補に入りますよね。

その中から「牛肉の気分だから牛丼」と、理由付けて牛丼を選ぶわけです。

決断・選択というのは、必ず理由付けがなされています。

仕事の決断をするときにも、この裏付け・理由付けを意識すると自然と決断ができるわけです。

決断力がある人というのは、この裏付けを見つけるのが上手な人と言えます。中には私生活は優柔不断だけど仕事中は裏付け探しをして、決断を早めているという人もいるはずです。というか、僕が多分その一人だと思うんだよねえ。

旅行の計画立てるとき、「この日はこっち行くか、それとも…」とめっちゃ迷うんです。

しかし、仕事の決断は早い。

人間とは、仕事とは、そういうものじゃないでしょうか?

完璧を求めないことも大切

仕事のときだけ決断を早めるコツを紹介しましたが、そもそも優柔不断な性格自体を治したいという人もいると思います。先ほど紹介した方法は、性格的要因はそのままで決断力をドーピングするようなものです。

これから紹介するのは、根本から変えるときの考え方。

優柔不断な人の特徴に、完璧を求めているというのがあるのではないでしょうか。

完璧を求め始めると、失敗を許せなくなります。「失敗する可能性がある」と考えてしまうと、決断が鈍って優柔不断になるわけです。たとえば、私生活で考えてみると…。旅行のお土産を買うとき、「帰宅してから後悔するかもしれない」と考えると、買うのをためらいますよね。

実際、旅行中のテンションで買ったものの中には要らないものもありますし…。

ただ、決断力を付けるためには、そこを考えずにとりあえず買ってしまうんです。

失敗? リスク? 後悔? そんなものは後から付いてくるものでしかありません。とりあえず決断して仕事を進めてしまわないと、失敗すらできないじゃないですか。失敗したら後から挽回すればいいだけだけど、決断が遅れたために無駄にした時間は取り返せない。

考えないことです、あとのことなんて。

もちろん、後先考えずに行動するというのは必ずしも良い結果を生むもんじゃないですよ? だけど、これは「優柔不断を強制するための訓練」なんです。失敗をするかもしれないし、悪い結果になるかもしれないけど、とりあえず決断する癖をつけてください。

リスクを考えた末の決断力というのは、それを身に着けた後にしか身に付けられません。

ゲームで言うところの「メラ・メラミ・メラゾーマ」みたいな感じです。

優柔不断な人に向いている仕事に転職

ここまでは「自分を変える」という方法を語ってきたんですが、自分を変えるよりも仕事を変えるほうが圧倒的に楽です。個人的には「将来のことを考えるなら、決断力を付ける努力は必要になる」とは思いますけどね。

それにしても、一度「優柔不断な人に向いている仕事」に転職するという手もあります。

決断力を付けるにはある程度の自信も必要だと思いますが、仕事できないと思っている以上は自信もクソも何もありませんからね。とりあえず転職先で自信をつけて、決断力作成プロジェクトに取り掛かりましょう。

優柔不断な人に向いている仕事は、ゴールがわかりやすい仕事です。

たとえば、経理がその典型。

「今日はこれだけ入力する」「これだけ書類作成を済ませる」というゴールが見えていれば、今何をすべきかが見えます。

寝る時間を決めるときのように、決断するという意識すらなく決断できるわけです。ゴールが決められていると、意識的に決断するタイミングが減ります。だから、優柔不断な人には向いていると言えるでしょう。

機械的な仕事、とも言えるため単純作業が多いというデメリットはありますけどね。

あとは、人と関わることが少ない仕事もオススメです。

人と関わる仕事は不確定要素が多すぎて、都度決断を迫られます。人と関わることが少ないということは、クレームや相手の気分による行動の変化などに左右されず不確定要素が少なくなり、決断も減るということです。

職人的、とも言えますね。

以上を総合して、向いている仕事はこれだ!

  • 事務
  • 経理
  • 工場の仕事

向いている仕事を探していて、なおかつ今後少しずつ決断の訓練をした人には、これだ!

  • システムエンジニア(SE)
  • WEBデザイナー
  • タクシードライバー

SEは機械と向き合う仕事だし、仕様書に沿って作成することがほとんどだから決断が少ないです。ただし、自分の知識や技術に裏付けられた決断を下すことはあります。「このコードのほうがいい」とかそういう決断ね。

ただ、それは自然と裏付けられるものだし、技術と知識が乏しくても調べたり先輩と相談したりすることで決断の裏付けはとれます。

だから、決断力の訓練にはぴったりです。

デザイナーも同じような理由からオススメ。

タクシードライバーは人と関わることが多いものの、ルートなどは「経験」「カーナビ」が教えてくれます。決断するタイミングは少なく、決断と言っても運転に関するものが多いから日常的に「決断と意識しない決断」をしていればこなせるんです。

以上!

個人的にオススメなのは、今後のために訓練にもなる仕事。

自分に向いていると思う仕事の中から、決断が比較的少ない仕事を選びましょう。

転職エージェントを使ってそういう仕事を探すのもアリ! とにかく、決断なんて「訓練と裏付け」なんだから、性格を理由にしすぎないことです。とりあえず転職するのはいいけれど、優柔不断な自分を諦めないでくださいね。