転職して年収が下がる可能性があると、躊躇してしまう人が多いと思います。
でも、転職で年収がダウンしたとしても幸せになる人も意外と多いです。
このページでは、転職で年収がダウンしたとしても幸せになるパターンを紹介しつつ、その幸せを手に入れるための転職活動のポイントを解説します。
参考にしていただき、転職活動に弾みをつけていただけたら嬉しいです!
転職で年収はダウンしたけど幸せを手に入れた人の話
「転職で年収ダウンしたけど超幸せです!」なんて本当にそんな人がいるの? と思う人も多いでしょう。そういう人のために、まずは一つの事例を紹介したいと思います。
僕の知人、Hさんのケースです。
Hさんは、新卒のときに内定を得た複数の会社の中から「どれにしようかな」で就職先を選びました。「時代はITらしいし」と適当に就活して最後は運に任せて選んだ会社、そんなわけで熱意ゼロでなんとなく仕事をしていました。
しかし、彼は32歳のとき、「やりたいことを見つけた」と会社を退職しました。
そして、タクシードライバーに転職しました。
車の運転が好き。自分のペースで働きたい。いろいろなタイプの人と関わる仕事がしたい。
そんなの理想が総合された結果、やりたいこととしてタクシードライバーの仕事が浮上したそうです。
転職で年収は500万円から300万円に大幅ダウン。 なんと200万円ダウンという結果になったにもかかわらず、「幸せだ」と僕に語ってくれました。
転職で年収がダウンしても幸せを感じられる3つの条件
転職で年収が下がったとしても幸せだと言えるようになるには、3つの条件があります。その条件のうちのどれかひとつでも満たしていれば幸せなのではないでしょうか。
条件1.やりたい仕事/興味を惹かれる仕事であること
年収の大小と引き合いに出されることが多いのが、やりがいですよね。年収が下がるとしてもやりがいが大きければ幸せなのではないか? と感じる人が多い。
そして、「やりたい仕事」であればやりがいを感じやすいです。
先ほど紹介した事例だと、「やりたい仕事に転職できたから年収が200万円下がったとしても幸せ」という話でした。「こういう仕事がしたい」というのを実現することは、それだけで人生を幸せにするのでしょうね。
ただ、やりたい仕事というのが無い人も多いと思います。
そういう人に僕がよく言うのが、「興味を惹かれる仕事」をしようということです。
「別に夢とかではないけど、仕事としては興味がある」ということは、誰にもあると思います。
たくさんの仕事を調べ、なんとなく興味が惹かれるものがあれば挑戦してみてはいかがでしょうか?
そういう仕事で、さらに自分に向いてる仕事があれば完璧です。自分に出来ること、興味があることの両方を実現することで大きなやりがいに繋がり、年収が下がるとしても幸せを感じることができるようになります。
条件2.年収以上に重視したい労働条件がある
「残業したくない」「年間休日120…いや130あればいいな」など、年収以上に重視したい労働条件というのがある人は多いと思います。
僕は、年収はそれほど高くなくていいから自分の時間が取れる仕事がしたいと思って、今の会社で働き始めました。
趣味を楽しむ時間と心の余裕が生まれ、それにより仕事にも余裕が生まれました。それにより、別にやりがいはどうでもいいと思っていた仕事も、なんとなくだけど楽しくなりました。
年収よりも大事にしたいことがあるなら、年収が多少下がるとしても転職してよかったと、幸せだと思えるのではないでしょうか。
条件3.長期的にプラスになること
未経験の仕事に転職するときは、年収が下がることがほとんどです。僕ら社会人は経験と会社に貢献した実績に高いお金を払ってもらっています。経験が無い仕事をするのなら年収が下がるのは当然です。
ただし、長期的にプラスになると考えられるなら年収が下がるとしても幸せでいられると思います。
たとえば、今の業界・仕事にいると年収の頭打ちがあることが分かった場合。キャリアパスが複数あり、出世・キャリアチェンジなどを経験しやすいような業界の仕事に転職したとしたら? 将来的には年収が高く、地位も今より高い可能性がありますよね。
言わば投資。年収が下がるのは将来上がるための軍資金というわけです。
年収下がることを覚悟したうえで幸せな転職をするには?
- 性格・能力・物事の感じ方などの自己分析
- 自分がどんなことに興味を持つ傾向があるのかを分析する
- 仕事に何を求めるか? 会社に何を求めるか? 考える
- 転職に求める条件を金額化してみる
- 転職エージェントを使う
これまでの内容をもとに、年収が下がるとしても幸せな転職を実現する方法をまとめてみました。
まず、自己分析が大事です。自己分析をすることにより、自分にどんな仕事が合うのかがわかります。とにかく、思いつく限りなんでもいいから自分の傾向などを書きなぐってみてください。
適当に書きなぐった内容を、後でじっくりまとめましょう。友人や家族などに聞いてみても良いかもしれませんね。
そこから、自分がどんなことに興味を持つ傾向があるのかも分析してみてください。それにより、あなたの興味がある仕事の分野がなんとなく見えてきます。
趣味から傾向を探るのもいいし、日常的に自分がピンとくるものをメモしておくと傾向が掴みやすいと思います。
次に、仕事や会社に求めることを考えましょう。仕事に求めることと言えば、「人とコミュニケーションをとる仕事であること」や「単純作業ではないこと」などがあると思います。会社に求めることは、たとえば残業ナシ・年間休日120日以上などですね。
最後に、転職エージェントを上手に活用すること。
以上の方法を実践しながら転職エージェントで質の高い求人を集め、キャリアアドバイザーによる転職相談を活用して、じっくりと転職活動に取り組みましょう。
キャリアアドバイザーに相談することで、自己分析結果から合う仕事や会社を探してくれたり、分析した興味の傾向から合う仕事を探してくれたりします。
もちろん、年収が下がらなければそれに越したことはありません。まずは、自分の理想に正直になって転職先を探してみることが大切だと思います。
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