仕事や会社とのミスマッチは、可能性の芽を摘み取る除草剤です。
働いていると「この仕事・会社は自分に合っていないのではないか」と感じることがありますよね。その違和感を抱えたまま働き続け、やがてそれは確信へと変わる。一度確信してしまった気持ちは止められない…。
今回は、仕事・会社とのミスマッチが原因で「辞めたい」という気持ちを抱えている人に、そのまま仕事を続けるリスクや転職に向けた考え方などを語りたいと思います。
「仕事や会社とのミスマッチ」を抱えながら働き続けるリスク
モチベーションが下がることで負のループに陥る
仕事や会社とのミスマッチを抱えながら働き続けるということは、難しいことです。その違和感が自分の中で芽生えた瞬間、働けば働くほどそれが日に日に膨れ上がるんですよね。
違和感が膨張を続けるうちに、モチベーションはどんどん下がります。
モチベーションが下がった状態が続くと、その仕事に関する勉強をすることが億劫になりますよね。どうして頑張らなければならないのだろう? 学ぶ意味なんて何もないのではないだろうかなどと考えるようになり、成長ができなくなります。
また、成果を挙げることもできません。
それどころかミスをするようになり、上司に怒られさらにモチベーションが下がるという負のループにはまる可能性が高いです。
成長できず成果も挙げられずただただ時間だけが過ぎるというのは、これからの長い仕事人生の可能性を潰しているということになるのではないでしょうか。モチベーション高く積極的に働いている場合と比べると、将来の立場・待遇・幸福度などが違ってくると思います。
ストレスから「うつ病」に発展する可能性も
仕事とのミスマッチは、モチベーション低下と自身の停滞とを招くだけではなく、強いストレスをも招きます。
特に仕事とのミスマッチにより激しく思い悩み、自責をする人はその傾向が強いです。実際、僕の知り合いに「今の仕事が合っていない」と言い続けた挙句「自分には何もできない」と自責に繋げ、うつ症状を引き起こした人がいます。
何をしても楽しくなく、突然涙がわいてきて、煙のように消えたくなる。
そんな最悪な事態になる前に、転職活動だけでも始めておきましょう。
まずは、ミスマッチを起こしてしまった原因を考えよう
- 自己分析と職業分析を誤った
- 配属が希望と全然違う
- 企業が就活生(転職者)にネガティブな情報を伝えない
- 焦って就職先を決めてしまった
自分にどんな会社や仕事が合うのか? その分析を怠ると、仕事や会社とのミスマッチを起こしやすいです。職業イメージと実際が異なっていた場合には、職業分析が足りなかったと言えます。
ただ、新卒採用の際には配属を企業が決めることが多いですよね。希望を出せるものの、希望通りの配属先になることはそんなに多くはありません。分析が十分だとしても、ミスマッチを起こすことがあるのが就活の怖いところです。
企業が求人に応募した人にネガティブな情報を伝えようとしないのも、よくあるミスマッチの原因。企業は少しでも優秀な人に来てもらいたいし、応募者を増やしたいわけで、平気で嘘を吐きますからね。
そして何よりも…就活はめちゃくちゃ焦ります。
周囲の人はもう既に決まってしまったり、思うように内定が得られなかったり、希望した会社のことごとくにお祈りされたり…。その焦りから妥協したり、適当に就職先を決めることでミスマッチを起こしているわけです。
以上のような原因を知っておくことによって、転職時にミスマッチを防ぐために必要な意識やミスマッチを防ぐ具体的な方法が見えてくるのではないでしょうか。
転職でミスマッチがない仕事・会社に就くために
転職先を選ぶとき、ミスマッチを回避するために大切なのは、自分の性格と能力と希望条件をしっかり把握することです。
会社との不一致は、性格の不一致と自分が会社に希望する条件の不一致によって起きるものです。性格が合わないと人間関係も合わなくなるし、会社に居ること自体が苦痛になります。上司との反りも合わなくなって、「ああもうなんでこんなところで働いているんだろう」と働く意味も見失いかねません。
希望する条件の不一致が起これば、「もっと稼ぎたい」「もっと休みたい」と欲が出ます。この欲が切実になると、辞めたいという気持ちに変わるんです。
ただ、希望条件を考えるのは後でもOK。とりあえず、今は希望条件に関しては置いておきましょう。
最初に、自分の性格を正確に把握してください。
そのため、自分の性格的な長所と短所を書き出しましょう。自分だけで完結させてもいいですが、出来るだけ多くの人の意見を集めた方がいいです。友人や家族・恋人などに聞いてみてください。
改まって聞くのは恥ずかしいかもしれないけど、自分の将来を大きく分ける要素なので恥ずかしいとか言ってる場合じゃなありません。
聞き出し、書き出し、映し出された文字列を見て自分の性格を客観的に見ましょう。
能力に関しても、同じように自分自身と他人に聞いて書き出しましょう。会社の同僚に自分の能力を客観的に判断してもらうのもアリです。資格やこれまで勉強したことなどがあれば、それも書き出してください。
希望条件を固める作業と求人探しは転職エージェントを使おう
性格と能力と、希望条件。
現時点で性格と能力の把握はある程度出来たということにしましょう。ただ、まだ希望条件は固まってませんし、それを把握したところで「それに合う求人を探すのが難しい」という問題がありますよね。
それを助けてくれるツールが転職エージェントです。
転職エージェントに登録すると、あなたが転職先に求めるものを担当キャリアコンサルタントが一緒に見つけてくれます。今の仕事の不満点・今の会社の待遇などから、あなたの内に秘めた希望を判断してくれる。
そして、先ほど把握した性格と能力を伝えて「今度はミスマッチを防ぎたい」という旨を伝えれば、あなたに合う求人を紹介してくれます。
転職者自身がすべきなのは、自分自身を客観的に把握すること。後の転職先選びに関しては、求人情報だけじゃわかりません。
だって、会社は嘘を吐くから。
転職エージェントを使うことで、嘘をかいくぐって真実を見つけることが出来ます。
気になる求人を見つけたら、待遇や職場の実態などを思う存分キャリアコンサルタントに質問してみてください。
自分に合いそうと思ったら応募して、後は自分から嘘を吐かないようにしたらミスマッチは発生しない!それどころか、ベストマッチな仕事や会社を選ぶことができますよ!
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。
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