実力的に抜かせそうな状況で、上司を抜かしたい!

上司を立てるのはとても大事です。ただ、上司を立てるということと、上司を実力的に抜かしてしまうということとは実は矛盾しないんですよ。上司を立てて上手に関係を保ちながら、上司を抜かしてしまう方法はあります。

「人を立てるのうまいね」と言われる僕が、その方法などを紹介しましょう。

上司を立てる意味とは? メリットを考えてみた

上司を抜かしたいけど、上司を立たせるかどうか迷っているという人に言いたいのは、上司を立たせる余裕があるなら立たせたほうがいいよということです。先ほど「上司を立たせながら上司を抜かすことは可能」と述べましたよね。

ただ、精神的余裕が無いと結構キツイ。気を遣うということですからね、人を立てるということは。

それでも上司を立てたほうがいいと言いたいのは、その労力を支払うだけの価値があるということです。

  • 上司に好かれ、仕事がより捗る
  • 上司を立てる人のほうが出世しやすい
  • 上司をコントロールしやすくなる

上司に好かれることで、仕事がよりスムーズに捗るようになります。逆に言えば、上司を立てずに上司の不満の種を撒いてしまうと仕事に支障が出るということです。そうなると、上司を抜かしたくても抜かせません。

上司を立てることで仕事が捗ることで、かえってより抜かしやすくなるんですよ。

また、それにより責任ある立場を任されることが増える可能性があります。チームリーダーとか、新しいプロジェクトのリーダーとかね。

それだけ出世するチャンスも増えるんです。

あとは…これは少し腹黒い感じがありますが、上司を立てることで上司をコントロールしやすくなります。上司のプライドを尊重し自尊心をくすぐることにより、良い仕事を回してもらったり、残業しなくても許されたり…。

コントロールしたいタイプの人間には、大きなメリットです。

そうでなくても、上司から好かれるということにデメリットはありません。

上司を抜かしながら立てることは不可能ではないのだから、上司を立てたほうが良いでしょう。

上司を抜かしながら、上司を立てる方法【5つのポイント】

上司を抜かしながら、上司を立てるには5つのポイントがあります。このポイントをおさえていれば、実力的に上司より上になったとしても、上下関係をハッキリ維持したまま、上司に重用されるような部下になれるわけです。出世の目もありますぜ!

ポイント1:褒められたときは褒め返す

上司を抜かしそうになると、上司に「お前最近ほんと伸びてきてるよなあ」などの褒め言葉をもらうことがあります。その言葉には素直な賞賛と、ほんの少しの焦燥感と、エッセンス程度の自尊心が込められていることが多いです。

そこで「上司さんのおかげですよー。上司さんが〇〇してくれなかったら、今の僕はないので」と、上司に恩を感じているということを伝えます。

こうすることでエッセンス程度の自尊心をくすぐることができ、まず上司の機嫌がよくなるんですよ。機嫌がよくなることで、もしかしたら部下が自分の座をおろすかもしれないという少しの焦燥感が薄れます。

素直な賞賛と自尊心に満たされるからです。

また、上司以外の人に褒められたときにも「上司さんのおかげなんです」と言っておくとなおよし!

上司の評価も上がりますからねえ。自分を追い抜いてくる部下が自分を褒めていたことで、上司の中であなたへの株が上がります。少なくとも「蹴落とそうとしない奴だ」くらいには、信頼してもらえると思いますよ。

ポイント2:上司の変化に気づこう

人を立てるときには、褒めるよりも変化に気づくことのほうが大事だと僕は思うんです。

たとえば、新しいネクタイかなと思ったら「上司さん、それ新しいネクタイですか? 良いですねえ」と言いましょう。その問いの答えが「YES」なら、その後に「どこで買ったんですか?」と話題を展開するとなお効果的。

人から成績・実力を褒められたときには上司を持ち上げたほうがいいですが、普段から露骨に褒めると「よいしょ感」が強すぎます。

あまり露骨によいしょしすぎると胡散臭いので、さりげなく変化に気づく程度が心地良いですよ。

ポイント3:飲み会には参加する

これは僕の上司から聞いたんですが、「上司という生き物は飲み会に己の面子をかける」傾向があるみたいです。

たとえば、「部下におごることによる自らの地位の誇示」とか「良い上司アピール」とかね。だから飲み会を断られると結構キツイということを、僕の上司が言っていました。「俺が一番辛いのは飲み会の誘いに、誰ものってくれないことだ」とも。

上司を立てることを考えるなら、飲み会には参加したほうがよさそうです。

ポイント4:チームプレーを意識する

実力的に上司を抜かした上に、スタンドプレーをしていると確実にひんしゅくを買います。上司にとって嫌な部下には色々なパターンがありますが、「自分より優秀なスタンドプレイヤー」は最悪のパターンのひとつです。

上司からするとコントロールしにくく、注意もしにくく、関わりにくく、本当に嫌な奴でしかありません。

それだけの実力があるのなら、チームプレーを意識して実力を周囲に還元しましょう。出世のことを考えるとしても、チームメイトから信頼されない人は絶対に出世できないからねえ。

これ、超大事です。

ポイント5:顔を立てる、ということ

上司を立てるということは、顔を立てるということです。

それは「上司の面子を守る」ということだと言えます。要は、大事なのはリスペクト精神だということです。飲み会には参加するという項目で少し触れたように、上司は自分の面子を大事にします。

上司という現在の地位に、自分なりに矜持みたいなものがあるんでしょうね。

上司を立てるというのは、実力とか成績とかそういう表層的な問題ではないんです。大事なのはリスペクト精神と、それによる行動だけなんですよ。上司を抜かしたとしても、それは失礼じゃないし面子を潰すということにもなりません。

ただ、上司の面子・自尊心・矜持みたいな内面的なものを、崩さないようにすればいいんです。

部下たちからの良い印象をキープし、対外的な評価を下げないようにするという意識を持つことができれば、僕がここまで紹介した方法は自然と実践できると思います。

上司を立てるべきかな? 抜かしたいな? と悩むことはありません。

上司をリスペクトしながら、やってしまえ!