部下が「パワハラだ!」と何かにつけて騒ぐ時代、部下から上司に対する逆パワハラ問題もまた深刻になってきています。
上司の人格を非難したり、上司を一斉に無視したり、あることないこと他部署に吹聴したり…。部下からの逆ハラは立場が低いためか陰湿であることが多いです。そんな超怖い部下を持った上司の皆さんに言いたいことがあります。
逆パワハラを我慢しないこと!
そのために、僕が逆パワハラの対処法を紹介します。
絶対守って欲しい注意事項! 仕返しはダメ絶対
逆パワハラの対処法を語る前に、まず注意事項があります。
逆パワハラに仕返ししてやろうと考えることは…ダメ、絶対。
上司という立場を利用すれば、逆パワハラに仕返しをすることは簡単です。給料査定に手を加えたり、無理難題な仕事を押し付けたり、自分の仕事を押し付けて残業させたり…。ただ、そういう仕返しをすればどうなるか想像するのもまた簡単なことです。
「パワハラだー!」
逆ハラをしてくる部下に、ハラスメント認定されて大騒ぎされます。
そうするとその部下は水を得た魚のように、元気に暴れまわってくれることでしょう。証拠を取って会社に報告して上司を飛ばすことくらいは、平気でやるかもしれません。
逆パワハラに仕返しすることは、自分の立場をいたずらに危うくするだけです。
これで逆ハラは怖くない? 逆パワハラ対処法
逆パワハラへの対処法は、何も仕返しすることだけじゃないんです。仕返しはダメ! だったらどうすればいいのかということを、まとめてみました。これを読めば逆ハラスメントは怖くない? 逆ハラ対処法大全集をどうぞ!
対処法1.堂々とする
大前提として、逆パワハラを受けても堂々としていることが大事です。
オドオドしたり、逆ハラを受けてダメージを負っているような雰囲気を出したりすると逆パワハラをしている人間を喜ばせることにしかなりません。一番ダメなのは、イライラを募らせることです。
イライラして部下に対応することにより、部下は何気ないことですら「ハラスメントだ」と騒ぎ立てます。
逆ハラをされるということは、その部下から嫌われているということです。逆ハラ部下には「嫌がらせをしてやろう」という気持ちが半分、「うまくいけば上司を消せるかも」という気持ちが半分くらいはあると思います。
イライラはダメ。
オドオドもダメ。
相手の逆ハラを増長させないよう、堂々とした態度を取りましょう。そのうえでこれから紹介する他の対処法を同時に使うことで、他の対処法の効果が数段階アップします。
また、相手の嫌な言葉には皮肉めいたユーモアで返すというのも面白いかもしれません。直接的な対処にはなりませんが、けん制になりますし、自分の心も少しはスッキリしますよ。
ムカつく部下にはどうやって関わればいいのか?NGな接し方と上手な接し方を解説
対処法2.証拠を残して報告する
部下全員または多数が結託して無視などの逆パワハラをしている場合は、明らかに業務に影響が出ますよね。無視だけじゃなくても「嫌がらせ」「集団残業お断り作戦」なども、業務に支障があります。
そういう業務に関するような逆ハラを受けているとしたら、その証拠を掴み会社に報告することで何かしらの対応が得られる可能性が高いです。
会社としては業務が滞るような状況は好ましくありませんからねえ。
パワハラを盾に取り仕事をしなかったり、上司を引きずり降ろそうとしたりするような奴らも上の人たちを味方に付ければ何も怖くない!
証拠としては相手の逆ハラ発言の録音が一番手っ取り早いですね。
今時はスマホでも結構聞き取りやすい録音ができるので、とりあえず録音アプリだけでも取得しておきましょう。
どうしても改善が見込めないなら最終手段は転職。早めに動き出しておこう!
会社に対応を求めたとしても、「君のマネジメント不足じゃないのか」と言われるケースは結構多いです。一般的にパワハラというのは「立場の優位性を背景としている」という前提において認められるものとされています。
厚生労働省的に言えば逆パワハラは、パワハラにあらずということです。
だから会社もそういう風に対応することがありますが…ハッキリ言ってクソ。明らかにマネジメントがどうのこうのという範囲を超えていますから。
また、精神的に追い込まれ過ぎてもう本当に何をするのも辛いという人もいると思います。
会社が何も対応してくれなかったり、精神的に追い込まれ過ぎていたりするのなら…。
このまま働き続けることにより、確実に状況は悪化するでしょう。
上司が会社に掛け合ったということは遅かれ早かれ噂レベルにでも広まると思います。そうなると「会社は対応しなかった」ということにより、部下は自分たちの行為が正当なものと勘違いするでしょう。
行為はエスカレートし、もう仕事どころではなくなります。
精神的に追い込まれ過ぎている状況を放置して働き続けることで、「眩暈・吐き気・頭痛」「出勤困難症」「うつ病」などの諸症状を引き起こす可能性が高いです。
将来的に考えて、このまま働き続けることにはデメリットしかありません。
念のため、転職活動を始めておいた方がいいんじゃないでしょうか。
転職エージェントのメールによる求人紹介などを使い働きながらゆるりと転職活動を行い、もしも良い採用があったなら転職をすればいいんです。そうしたら、転職のリスクは大幅に軽減されますよね。
逆パワハラへの対処法として、最も根本的なのが転職活動をしておくことだと思います。
どうしても「ダメかもしれない」と思うのなら、選択肢のひとつとして覚えておいてください。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
そして、数多くある転職エージェントの中で1番おすすめなのはマイナビエージェント。当ブログで150人を対象に行ったアンケート調査で評価が最も高かった転職エージェントです。
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