職場の同期と合わないということは、よくあります。
職場という社会は個人の寄せ集めで、そこには色々な人がいますからねえ…。「この人とは圧倒的に根本的に合わない!」という人がいるのは、ある程度仕方がないことです。ただ、それがストレスになってしまっているのなら…。
このまま働き続けるデメリットは大きいと思います。
そのデメリットを僕の友人の経験や僕の個人的な意見などから語り、その対処法を紹介しましょう。
同期と合わない辛さから疲弊した友人の話
これは、「同期と合わない」という辛さからどんどん疲れ切ってしまい、仕事が楽しくなくなってしまった友人S川くんの話です。
1.友人が会社の同期と合わないと感じた理由
S川くんが会社の同期と合わないと感じ始めたのは、新卒1年目の秋ごろでした。
先輩に付いて回る時期を過ぎ、ある程度の裁量が与えられてそれぞれの仕事をし始めたんです。営業職だったので、同僚との競争が生まれてくる時期とも言えますよね。それより前に比べ、同期と関わることも増えていました。
そこで、「数人、合わない人がいる」ということがわかったんです。
- 考え方が合わない
- ノリが合わない
- 仕事への姿勢が合わない
まず、ものすごく元気ハツラツかつ理想を見過ぎて現実が見えていない「お気楽」に見える同期がいたんです。S川くんはかなりの現実主義者なので、彼のことを「甘えている子どものよう」に感じました。
考え方も生き方の沸点も合わないようで、しばしばS川くんは腹を立てていたようです。
ただ、それを直接伝えることは波風が立つのでできず、悶々としていました。
そして、何かと精神論を唱えるようなガンガンに体育会系ノリの同期とも合わない。「お前は気合が足りないから契約取れないんだよ!」と言われるのが、辛かったそうです。S川くんは、ガチガチの理系男子でしたからね。
また、S川くんはかなりキッチリと仕事をするタイプです。
どんな小さな契約にも真摯に取り組み、アフターフォローまでしっかりするように心がけていました。既存顧客からの評判がかなり高く、そこは上司も評価するところだったんです。
ただ、同期からすると「効率が悪い」ように見えたんでしょうね。それなのに上司から評価されるS川くんのことを良く思わなかったのもあると思います。
「もっと手を抜けよ」ということを半ば強要されるように言われ、それでも仕事への姿勢だけは変えたくなかったSくんは自分のやり方を貫きました。
とにかく、根本的に合わないし、理解はできても共感はできないような価値観の違いがあるし…。
頑固なS川くんはそれに迎合したり対処したりすることもできず、ただストレスを溜めていたんです。
2.人間関係に疲弊した友人の苦悩と戦略
同期というのは、職場において唯一フラットに話せる人だと思います。考え方やノリなどが合う同期であれば、職場内に自分の居場所ができたように感じるでしょう。自分と合う人と切磋琢磨して仕事をするのは、楽しいですしね。
ただ、同期と合わないということは「職場内にフラットに話せる相手がいない」ということになり、突き詰めると「居場所がないと感じる要因」にもなるのではないでしょうか。
だからか、S川くんはものすごく疲弊していきました。
飲みに行くと「同期と合わないのが辛い」「職場の同期と馴染めない」という話ばかり。先輩や上司には気に入られているものの、だからこそ同期の中に自分の居場所がないとS川くんはいつも語っていました。
そのうちに、同期と一緒にプロジェクトを進めることになったんですが、考え方が合わないためなかなかスムーズに進みません。わざわざ先輩に繋いでもらわないと、同期間での報連相すらままならない状況でした。
結局、「もう辞めたい!」と退職。
退職後しばらくは「自分がどういう人間か」を客観的に分析することに時間を割き、「転職して自分に合う人間関係を手に入れる」ことを目標に掲げ、転職。
無事目標を達成できて、今は順調に働いています。
合わない同期と働き続けるデメリット
- 合わない人と一緒にいること自体がストレスになる
- 人間関係にエネルギーを費やすようになる
- 成長が阻害される
- 仕事がスムーズに進まなくなる
- 自分を受け入れてもらいにくい
友人S川くんの話に出てきたデメリットと、僕が常日頃考えているデメリットとをまとめてみました。
まず、合わない人と一緒にいること自体がストレスになります。これは大学の頃にもありませんでしたか? ひとりなのは嫌だから「なんとなく一緒に講義を受ける人」が何人かいて、そこに合わない人がいると「一人のほうが楽」と感じますよね。
大学なら逃げられますが、職場でその現象が起きると逃げられません。
否応なくかかわらなければならず、挙句の果てには「出勤することがストレス」となる可能性があります。
そこから、出勤困難症という「出勤しようとすると吐き気がする」などの症状が起きることもあるでしょう。
また、ストレスもそうですが「人間関係にエネルギーを割いてしまう」というのも、このまま働き続ける大きなデメリットのひとつです。
合わない人とどう付き合うか、なるべく避けるにはどのようにすればいいか。そんなことを考えているうちに仕事がおろそかになったり、成長のための勉強に割く体力が残らなかったりする危険があります。
そうしていくうちに、合わない同期と関わることが恐怖になる。
そして、報連相が滞るなど仕事に支障が出てくるようになるんです。
賢く転職すればデメリットは解消できる!
同期と合わないのが辛いと感じている状況で働き続けることのデメリットを紹介しましたが、そのデメリットは「転職」で解消できます。人間関係が自分と合う会社に転職すれば、ストレスは減るし、仕事もスムーズになる。
また、風通しが良い職場に転職すれば、「さまざまな考え方」の人に自分の考え方を受け入れてもらうことができます。受け入れられない苦しさを抱いている人にとっては、悩みの解消に繋がるでしょう。
逆に、異なる考え方の人を自分が受け入れられることができない場合は、「ひとりで仕事することが多い会社・職種」「リモートワークができる会社」を選べば合わない人と一緒に働く機会が減りますよ。
ただ、「そんなに都合よく自分の希望が転職で通るか?」と不安に感じるかもしれません。
大丈夫です。
転職エージェントを使えば、あなたの希望条件に沿った求人だけをオススメしてもらうことができます。
また、自分が「同期と合わないことによりどんな悩みを持っているか」「それを解消するためにはどうすればいいか」という分析も、手伝ってくれますよ。
同期に馴染めないまま働き続けるのは精神的に辛いだけじゃなく、実務にも自分の将来にも影響を与える!
自らの成長のためにも、そして精神の安定のためにも、転職活動を始めておくことをおすすめします。
僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…
それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。
転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。
- 転職を決断する勇気が出ない
- この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
- 転職後の自分をイメージできない
- 辞めることを言い出しにくい
- 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
- 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない
これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。
でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。
だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。
僕がおすすめしている転職支援サービスは無料の転職エージェントです。就業相談から求人紹介、採用対策まで、転職活動全般をサポートしてくれるサービスです。僕も実際に利用して転職を成功させました。
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