ケアマネージャー辞めたい… 「別の施設への転職」「異職種への転職」を徹底考察!

「ケアマネージャーの仕事を辞めたい」という人や「今の職場に対して不満や悩みがある」という人は、転職という選択肢を突き詰めて考えることから行動を起こしましょう。

この記事では、「ケアマネを続ける場合の職場選びのポイント」と「ケアマネの経験を活かせる異職種の転職先」を考察してみました。

転職を考える際の判断材料にしてもらえたら嬉しいです。

ケアマネージャーを辞めたい理由を調査してみると…

  • 給料に不満がある
  • 休みもプライベートもない
  • 他職種の人との人間関係がストレスになる
  • 利用者・家族との人間関係がストレスになる

このような理由が多かったです。

厚労省の平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果によると、ケアマネの平均月給は以下の通りでした。

常勤の人が約34万円(平均年齢47.4歳)、非常勤の人は約21万円(平均年齢51.7歳)。

平均年齢を考慮すると、給料が高いとはお世辞にも言えませんよね。

そして、ケアマネは休みが少なくなりがちです。

休日だろうと関係なく、電話で呼び出されれば出勤しなければなりません。

また、他にも「他職種の人との人間関係」「利用者や利用者の家族との人間関係」など、さまざまな悩みがあることだと思います。

特に、人とのコミュニケーションはケアマネの仕事を行うにあたって必要不可欠なものです。逃げ場の無いストレスを抱えることになり、とても辛いですよね。

以上のようなケアマネの悩みを解決するには、二つの選択肢があります。

まず、「ケアマネとして別の施設に転職」です。

人間関係の問題、給料の問題などは別の施設に転職するだけである程度は解決する可能性があります。

二つ目は、「ケアマネの経験を活かして異職種に転職」です。

違う施設に転職するだけでは解決しない悩みを持っている人や、「もうケアマネなんて嫌だ!」という人にはおすすめの選択肢です。

次章から、これら二つの選択肢について詳しく語っていきます。

ケアマネとして別の施設に転職する際のポイント

居宅と施設…どちらに勤めるべきか? 向き不向きをチェックしよう

居宅ケアマネと施設ケアマネには、それぞれ向き不向きがあります。

居宅ケアマネは、「一人であれこれするのがしんどい」「さまざまなサービス事業者との連携・調整を行うのがしんどい」という人には向いていません。

居宅介護支援事業所に勤めているケアマネは一人で、利用者一人ひとりの家に訪問して各人の状況に合わせたプランを考えて、サービス提供事業者との調整をする必要がありますからね。

施設ケアマネは、「他職種の人との人間関係がストレスになる人」や、「現場仕事との兼任が辛い人」、「大きな裁量券が欲しい人」には向いていません。

他職種の人と連携しなければ仕事が進められないので、それがストレスになるのは施設ケアマネとして致命的です。

また、利用者が少ない施設の場合はケアマネの仕事に余裕が生まれるためか、介護職員や介護事務などと兼任することもありますよね。兼任せずケアマネの仕事に専念したいなら、居宅の方が向いているかもしれません。

以上のように、居宅と施設にはそれぞれ向き不向きがあります。

現在どちらかの施設に勤めていて「合わないなあ」と感じている人は、一度異なる施設への転職を検討してみましょう。

現在居宅ケアマネなら施設に、施設ケアマネなら居宅に。案外、違う施設の方が自分には合っているかもしれませんよ。

給料に不満があるなら手当の充実度・歩合制の有無をチェックしよう

現在の給料に不満があるなら、手当の充実度をチェックして求人を選びましょう。

ケアマネは基本給だけだと月給20万円~23万円程度が相場です。そこに介護福祉士とケアマネの資格手当などが加わって、30万円前後の月給になります。

つまり、ケアマネの給料は手当で決まるということです。

基本給の高さだけじゃなく、手当の金額が現在より高いかどうかもチェックしておきましょう。

また、求人先企業が歩合制かどうかもチェックしておくことをオススメします。

売上に歩合が付けば、資格手当などと併せてより稼ぎやすくなりますからね。

さらに、自分自身の働きが自分の稼ぎをより高くしていることを実感すれば、モチベーションを高く保つこともできるでしょう。

給料面から考えても、モチベーション面から考えても、歩合制を採用している事業所に転職することには大きなメリットがあるんです。

以上のように、給料に不満がある人は手当の充実度や歩合制の有無をチェックして求人を選びましょう。

転職を機にケアマネから介護職員になるのもアリ

ケアマネの中には「ケアマネになったけどマネジメント職は向いてない」「現場仕事の方がいい」と思う人もいるでしょう。そういう人が無理をしてケアマネを続けても、ストレスを溜め込んでしまうだけですから。

それに、介護職員になれば休日に突然呼び出されることがなくなります。ケマアネよりも介護職員の方がプライベートをより楽しめるでしょう。

しかし、ケアマネ資格に対する資格手当が無くなる分、給料が低くなる可能性があります。

給料よりも働きやすさを重視したい!という人は、転職を機に介護職員になるのもアリだと思いますよ。

ケアマネの異職種に転職!経験・能力を活かせる転職先の一例

イベント会社の仕事

ケアマネの持つ調整力をイベント会社の仕事に活かせます。

ケアマネは他職種の人と利用者、サービス提供事業者との話し合いがありますよね。そのため、ケアマネには調整力があると言えます。

イベント会社の仕事も、調整の連続なんです。

例えば企画の仕事は、クライアントと打ち合わせてイベント内容のすり合わせなどを行います。

制作スタッフはイベントに協力してくれる企業の調整、人材の確保とスケジュール調整などを行うんです。

このように、イベント会社の仕事は調整能力が必要とされる場面が多々あります。

イベント会社の仕事に転職すれば、ケアマネの経験を全く異なる分野の仕事に活かせると思います。

事務職

ケアマネは事務的な仕事が多いですよね。

ケアプラン作成、連絡調整、計算などなど…。書類仕事・デスクワークの経験を積んでいるのではないでしょうか。特に介護事務と兼任していたタイプのケアマネは、高い事務処理能力があると言えます。

それらの事務経験を事務職に活かせる可能性が高いです。

事務職と言ってもいろいろありますよね。おすすめは介護事務、一般事務です。

介護事務は介護施設で働いてきた経験を活かせますし、サービス提供票などを扱った経験がある人はレセプト業務に対する理解も厚いでしょうから。すぐに仕事に慣れることができますよ。

一般事務はケアプラン作成に関する各種書類作成などの経験を活かせます。一般事務の仕事は書類を作り、管理することですからね。

以上のように、事務経験を活かせば事務職にも就けます。

介護用品メーカーの営業職

介護用品メーカーの営業には、実際に介護の現場を知っている人間の需要があります。

メーカーの営業に必要なのは、商品に対する理解とターゲットに対する理解です。

現場で介護用品を使う人たちを目にしているからこそ、顧客がどのような物を欲しているのかを理解することができるんです。そして、顧客が欲しいものを理解していれば、顧客に本当に適した商品を提案することができます。

介護用品メーカーの営業には、ケアマネのように現場を知る人間が必要です。

最後に

ケアマネとして別の施設に転職するのも、異職種に転職するのも、ポイントをしっかり抑えておけば実現可能なことです。その「ポイント」はこの記事でじっくりと語ってきました。

まずは、あなたが今どうしたいのかを自問自答してみてください。

ケアマネージャーは続けたいのか、それともケアマネージャーを続けなくてもいいのか。

その答えが得られたら、今度は自分の悩みや経験を洗い出すんです。そうすれば、あなたが進むべき道が自ずとわかります。道が決まったら、これまで紹介してきたことを参考に、その道に飛び出してみましょう。

あなたの明るい将来は、そこにあるはずです。

仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人へ
ヒサダ

はじめまして。当ブログの管理人ヒサダです。

僕がこのブログに訪れたすべての皆さんに伝えたいこと…

それは、「仕事や会社を辞めたい気持ちが少しでもある人は、すぐに転職活動を始めるべき」ということです。

転職という選択に対して消極的な印象を持っていた僕がそう思うようになったのは、僕自身、転職したことで人生が好転したからです。

  • 転職を決断する勇気が出ない
  • この程度の悩みなら我慢したほうがいいんじゃないか
  • 転職後の自分をイメージできない
  • 辞めることを言い出しにくい
  • 自分の年齢や能力で転職成功できるか不安
  • 他の業種・職種に転職したいけど、どうすればいいかわからない

これは転職を考えている人なら誰しもが感じることだと思います。

でも、一昔前とは違って今は転職支援サービスがとても充実しているので、気軽に質の高い転職活動ができるようになっています。それに、転職活動を始めること自体には何のリスクもありません。むしろ早めに動き出しておくことは、いざというときの備えとしてメリットしかありません。

だから、悩みや不満の大小に関わらず、自分の人生が今より良くなることに希望を持って、自分なりの形で転職活動を始めてほしいです。

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上記のページでは、転職エージェント利用者の口コミや、転職活動を早めに始めるメリットなども紹介しています。

仕事に対して漠然とした悩みを抱えている人も動き出すきっかけが見つかるかもしれません。ぜひチェックしてみてください!

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