筋トレをすれば、ニートが就職するために必要なあらゆる能力が身につきます。
「ニートは筋トレをしたほうがいい」という考え方は、ネット上であらゆる人が語っていることです。僕も何度か筋トレをオススメしてきました。僕が筋トレを勧める理由は、単に体力が付くとか、前向きな考えになるとか、そういうことだけではありません。
僕が筋トレを勧めるのは、筋トレが「就職に使えるあらゆる武器」をニートに授けてくれるからです。
今回は、その筋肉を活かせる就職先や、武器として最大限にアピールするためのポイントを紹介します。
筋トレで得た体力や筋力を活かせる仕事に就こう!
1.引越し会社の現場作業員
現場作業員の仕事は、引越し当日に荷物を搬入出し、トラックを運転すること。
この作業には、筋力と体力が必要です。
そのどちらもない人は、たとえ採用されたとしても長続きはしないでしょう。夏、照り付ける太陽。コンクリートからの反射熱。重い家具。流れる汗。体力が無ければ、すぐに倒れてしまいます。
逆に言えば、ニートだとしても、筋力と体力があればこの仕事を長く続けられるということです。
ちなみに、年収は350万円程度が平均的。キャリアを積んで管理側の業務に就けば500万円もあり得ます。
2.ジムトレーナー
ジムトレーナーは、筋トレの成果も、筋トレをしてきた過程も活かせる仕事です。
トレーナーの仕事は、ジムを訪れた人に機材の説明をしたり、トレーニングのアドバイスをしたりすること。
なお、より具体的な仕事内容は、ジムによって異なります。
たとえば、パーソナルトレーニングを行っているジムの場合。利用者ひとりひとりに対するカウンセリングと、個別指導をします。
スタジオによるレッスンを行っているジムの場合。大勢の利用者に対する指導をすることになります。
どちらも行っていないジムの場合は、機材の説明が主。アドバイスに関しては「求められれば随時行う」程度です。
いずれにしても、筋トレに対する知識と理解は必要になります。そこで、筋トレ経験の全てが活かせるわけです。
3.警備員
警備員は、ニートが筋トレを活かして就職するにはぴったりな仕事です。
警備員の仕事は、施設内や工事現場などにおいてさまざまな事態に備えて警戒を行うこと。
商業施設やオフィスビルなどを警備する施設警備の場合、施設の巡回と施錠確認、各テナントと連携したトラブル対応などを行います。
工事現場の警備の仕事は、現場に出入りする人や車両の管理、近辺を通る人の安全確保などです。
ほかにも、道路に立って交通整理をしたり、駐車場内で車の流れを誘導したりする仕事もあります。
この警備の仕事、休憩時間以外は立っていることがほとんどなので、体力が必要です。
筋力は特に必要というわけではありませんが、あるに越したことはありません。商業施設の警備は不審人物と対峙することもありますから。
また、警備員は仕事さえできればどんな経歴を持っている人でも雇うことが多いです。ニートの社会復帰一歩目としては、かなり良いでしょう。
だから、警備員の仕事はニートが筋トレで培った体力を活かして就職するのに、ちょうどいいんです。
4.自衛官
体力も筋力も活かせる仕事、自衛官。
ニートが自衛官になることができるかどうか。目指す上の注意点などは、過去の記事で語っています。そちらを参照していただけると嬉しいです。
自衛官になるには身体検査があり、一定以上の体力が求められます。筋トレをしてきた人なら、身体検査くらいは問題なく通過できるはずです。
ただし、自衛官として働き続けるには筋トレだけでは心もとない。
一番向いているのは、筋トレと有酸素運動の両方を行ってきた人です。自衛官の訓練は、持久力が必要なものが多いですからね。筋トレでは持久力を養うことができません。
筋トレだけしているニートは、瞬発力はあっても、持久力がない。
逆に言えば、筋トレと有酸素運動をしっかりと行ってきた人は、ニートだろうと自衛官に向いている可能性があるということです。
5.庭師
庭園を造るのが、庭師の仕事。
自分のセンスとクライアントの要望とを組み合わせながら、日当たり、草の状態、水の流れなどを考慮して庭造りをします。見ているだけだと単純そうに感じるかもしれない。だけど、意外と複雑な思考に基づいた仕事なんです。そこが庭師の面白さ。
そして、この庭師という仕事、結構体力が必要なんです。
屋外で作業をするというだけでもそうですが、岩や枝を運んだり、大きなはさみを持って腕を長時間上げていないといけませんからね。
また、造園業界は長年人手不足が続いています。そのため、ニートでも採用してくれる可能性が高いです。しかも、手に職を付けることができます。
だから、筋トレを活かして就職したいと考えているニートに、庭師をオススメしたいんです。
筋トレから得られる能力をアピールしよう!
1.計画力
筋トレは計画性が大切です。
どれだけの期間でどれだけの成果をあげたいか、という目標を定める。その目標から逆算して、「1日にどれだけの筋トレをすればいいか」を決める。
目標から逆算してスケジュールを立てるという過程を踏まなければ、毎日どれだけの筋トレをすればいいかがわかりません。
そのため、計画をしない人は、筋トレで成果を挙げられないんです。
仕事にも同じことが言えます。
営業の仕事で例えてみましょう。
営業には、ノルマという明確な目標があります。営業マンは、ノルマを達成するためにどれくらいのペースで契約を取らないといけないのかを、考えるんです。
そこから営業スケジュールを立てていきます。
こうしてスケジュールをしっかり立てるからこそ、自身の契約ペースが低いことに気付くことができる。そして、対策を早い段階で立てることができるというわけです。
もちろん、営業以外にも似たようなことが言えます。
計画力は「働く」というだけである程度は求められるものですからね。
たとえば、日ごろのスケジュール管理や納期管理などです。
筋トレで得た計画力は、ニートから就職するのに大いに役立つでしょう。
2.継続力と忍耐力
筋トレを継続するのは、結構難しいです。
実際、僕の友達に何度も「筋トレする!」と言ってる人がいます。何度も言ってるということは、何度も断念しているということです。
何らかの成果が得られるほどに継続できたことを、あなたは誇りに思ってもいいんですよ。
あなたには、それだけの継続力と忍耐力があるということですから。
そして、これらの能力はニートが就職するときに、とても大切になるんです。
「ニートは継続力も忍耐力も足りない」と一般的に思われています。
だから、「この仕事を続けられるのかな?」という不信感を、会社はニートに対して抱いているんです。
継続力と忍耐力があることを「筋トレ継続」を論拠として語れば、その不信感を払しょくすることができるでしょう。
3.自分を律する力
筋トレを継続してきた人には、自分を律する力があります。そして、自分を律する力があれば、働くことにすぐ慣れることができるんです。つまり、ニートに戻る可能性が低くなります。
筋トレで成果をあげるには、さまざまな面から自分を律しなければなりません。
「今日はだるいなあ」と思っても、しっかり筋トレをする。食事に気を遣う。なるべく規則正しい生活をする。
こういう「自分を律する」力は仕事をする上で大前提になる能力です。
今日はだるいなあと思っても、仕事に行く。今日は夜更かししたいと思っても、翌日は仕事だから早く寝る。食事をするのも面倒だとしても、しっかり食べる。
筋トレ中と同じことを脱ニート後も続ければいいだけなんですよね。
あなたは、社会人として当然のことを当然にできるようになりました。これは他人からすれば小さな一歩かもしれないが、ニートにとっては大きな一歩です。
自分を律する力があれば、働くことにはすぐ慣れますよ。
4.物事を仕組み化する考え方
仕組み化とは、「どんなときも安定的に行動し、一定以上の成果を出せる」ようにするために工夫を凝らすことです。
筋トレをすると、仕組み化の考え方が身につきます。
筋トレ中、モチベーションが上がらないことがあるでしょう。それでも継続できたということは、継続するための工夫をしたんだと思います。たとえば、目標を達成したら軽いご褒美を与えるとか、筋トレに毎回同じBGMを付けて習慣化するとか。
そういう「自然と筋トレを継続して成果を得られるようにする工夫」が仕組み化というわけです。
そして、この「仕組み化」というのは仕事のあらゆる場面で役に立ちます。
たとえば、どんな仕事にもある程度の「ルーティン作業」というものがあるんです。ルーティンとは毎日決まったことをする作業のこと。これが結構、煩わしい。
このルーティン作業は、大抵、他の業務を圧迫するんですよ。
営業なら「見積作成」「事務作業」などがルーティンになります。これが、営業の本分である外回りを圧迫することがあるんです。
そういうとき、仕組み化して「速度を上げながら常に一定のクオリティを保つ」ことができれば、他の業務を圧迫しなくても済みますよね。ルーティンより大切な仕事に、より多くの時間と労力を割けられます。
つまり、仕事でより多くの成果をあげることができるということです。
以上のように、仕組み化はとても大切な考え方なんですよ。
ただ、それができる人は案外少ないように僕は感じています。
だから、「私は筋トレで仕組み化の考えを学びました」と面接で語れば、面接官の中のあなたのイメージは大きくプラスになるのではないでしょうか。
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