目の前にいる人が自分のことを内心笑っているのではないか、はたまたすれ違う人全員が自分を指して笑っているのではないか…。

そうやって被害妄想が激しくなって、結果人間関係が苦手になってしまうのがコミュ障の特徴です。

そんな人が転職できるのか、そもそも仕事が務まるのかということはコミュ障である本人が一番不安になっていることでしょう。

僕の友人にも、コミュ障がいましたし、彼も実際不安がって僕に相談をしてきました。

「今の仕事がかなり辛い。もう辞めたい。」と相談された僕は、コミュ障な友達の転職活動を手伝うことにしたんです。

彼のコミュ障の具合はというと…

コミュ障にも程度というものがありますが、友人は重すぎず軽すぎず中程度のコミュ障でした。

すれ違う人全員が自分のことを嘲笑っていると考えることはなかったようですが、信頼している人以外と話していると「つまんないと思われてないか」「キモがられてないか」と何かと気になってうまく話せないんです。

自分から人に話しかけにいくなんていうのはもう、無理に近い。

話しかけられてもキョドってしまい、普段の自分が出せません。

話してみると、結構面白い奴なんですけどね。そこを理解してもらうのに時間がかかるので、人間関係結構損をしているなあと常日頃から思っています。本当の自分を理解してもらう前に、人が離れていくんですよ。

そんなコミュ障の友人が転職をするということで、僕が転職した際にお世話になった転職エージェントは全く使わないことにしました。

使ったところで、有意義に使いこなせないでしょうし、本人に不要なことを気負わせるだけですからね。

作戦会議だ!コミュ障でも働けそうな仕事をリストアップ

コミュ障の友人の転職活動を手伝うようになってから、週に一度作戦会議を開きました。自宅でお酒でも飲みながら今後の方針を考えたり、進捗を報告するという体の良い飲み会なんですけどね。

「これより、作戦会議を始める」
「よろしく…」
「まず最初に、やりたい仕事ある?」
「俺でも働けそうなところなら…どこでも」

職種に関しての希望が無いということで、まず最初に「向いている仕事って何だろう」というところから考えました。

コミュ障でもできる仕事は何かを二人して考えて、それを紙にまとめたんですよ。そのときに作ったリストが、こちら!

  • 工場内作業員
  • 倉庫内軽作業員
  • 清掃員
  • 警備員
  • ホテルのハウスキーパー
  • ビルメンテナンス
  • データ入力系の事務
  • プログラマー
  • WEBデザイナー
  • SE
  • フリーランス(在宅作業ができるものに限る)
  • トラック運転手

リストを作りながら二人して思っていたんですが、対人関係のストレスが少ない仕事って専門職が多いんですよね。

特に正社員となると、スキルを要するものが多くて選択肢が狭くなってしまいがちです。

次に、リストの中から友人ができそうな仕事をピックアップしてもらいます。

  • 工場内作業員
  • 清掃員
  • 警備員
  • ホテルのハウスキーパー
  • ビルメンテナンス
  • データ入力
  • トラック運転手

見事に、スキルが必要な系統の仕事が除外されましたね。これで友人ができそうな仕事リストが出来上がりました。

そこで、「ハウスキーパーとかビルメンテナンス興味ある」と、友人が漏らしたんですよ。

これで転職の方向性は決まったも同然。

目指せ、正社員でハウスキーパーorビルメンテナンス!

いざ転職活動!正社員求人が少ないけど…

求人サイトを使って求人を探した結果、正社員求人がとても少ないことがわかりました。

ハウスキーパーもそうですが、資格を必要とするビルメンテナンスも少ないんですよね。

しかもビルメンテナンスに限っては友人は無資格ですから、最初から正社員というのは無理な話です。

ビルメンテナンスに転職するなら、まずは契約社員で働きながら知識を蓄えて資格を取るところから始めることになります。

コミュ障は知識とスキルが無いと働けないのか!!!

友人の魂の叫びが夜の自室にこだまして、二人の心を焦らせます。

ただ、ビルメンテナンスの契約社員なら社員登用アリというところが多かったです。

友人は問い合わせることができないようだったので僕が問い合わせてみたところ、資格を取ったら正社員にするというところが多数でした。

資格を取る期間があるから転職した後すぐは給料が下がることになりかねないけど、資格と知識があれば今後また転職するときにも役立ちますよね。

それを話したら、友人は「じゃあビルメンでいくか」と張り切ってました。

それからは社員登用ありの求人にひたすら問い合わせをして、「本当に登用してくれるんですね!?」と念押しをしてから求人に応募していきました。

ただし、系列系のビルメンばかりに応募していたからか、どこも「未経験無資格」と聞いて答えを渋っている様子。

いっそのこと独立しているビルメン会社をあたってみるかということになり、求人を探します。

求人探しは難航したけど…

だけど…そもそも独立系のビルメンの求人少ない!!

系列系は自社ビルのメンテナンスなどを請け負う○○グループの中にある会社で、独立系はグループ傘下とかではない独立した会社です。

独立系のほうがさまざまな現場を経験できるので、未経験が勉強するにはいいんですよ。

ただ、なにぶん求人が少ないので転職活動は混迷を極めました。

二人とも疲れてしまって「もうだめか」と思いかけたそのとき、ひとつの求人が目にとまったんです。

そこに応募をすると、無資格で未経験でも資格取得を応援すると言ってくれました。友人はコミュ障ながらも必死に面接を戦い、なんとか滑り込めたんです。

結局正社員でなく契約社員ですが、資格を取るまでの間は契約更新し続けると約束したとのこと。

友人は今でも頑張って、ビルメンの各種国家資格の勉強をしています。

転職して、彼は結構変わりました。

コミュ障であることに変わりはありませんが、やっぱり向いていない仕事をするよりもよっぽど楽しいんでしょうね。顔が活き活きとしています。

コミュ障に向いてそうな仕事って、確かにスキルが必要なものが多いです。

でも、諦めなければ転職できるということですね!

最後に

結局、友人は転職エージェントを使わずに転職に成功したんですが、使った経験がある僕に言わせれば求人探しの効率がめちゃめちゃ悪いです。

実際、転職エージェントを使ったとしても、アドバイザーと密にやりとりする必要はなくて、メールだけとかでもOKなんですよ。自称コミュ障の人でも大丈夫だと思います。

求人探しで損したくない、時間をかけたくないという人は転職エージェント使ったほうがいいですよ!