「就職できるか不安」という人は多いけど、特にコミュ障の自覚があるニートの人はその不安が大きいですよね。

コミュ障ニートな自分に合う仕事はあるのだろうか、就職先は見つかるのだろうか…。

ただ、僕は「安心してください、見つかります」と大きな声で言いたいんです。その就職戦略はただ、自分自身に合う仕事を探すこと。

そして、コミュ障ニートならではの面接対策をすること!

そんな就職戦略を紹介しましょう。

【タイプ別】コミュ障ニートにオススメな仕事

「コミュニケーションが苦手な人に向いている」なおかつ「ニートからの就職先としてハードルが高すぎない」という条件に当てはまる仕事をコミュ障のタイプ別に紹介してみたいと思います。

ここで紹介する仕事がすべてではないので、あくまでも就職先のイメージを膨らめるための参考資料として捉えていただけたらと思います。

0.全タイプのコミュ障にオススメな仕事

コミュ障にはさまざまなタイプがあります。そのタイプ別にオススメな仕事は微妙に異なるんですが、全タイプに共通して「コミュ障ニートにオススメな仕事」と言えるものもあるんです。

タイプ別に語っていく前に、それを紹介しましょう。

  • 事務職
  • 警備員
  • ビルメンテナンス
  • 工場の仕事
  • 清掃の仕事
  • 運送

以上は、そもそも仕事で人と関わる必要があまりないため、どんなタイプのコミュ障でも選べる無難な仕事です。しかも仕事内容や採用率などから「ニートからの就職ハードルが低い」と言える仕事ばかり。

事務職は一般事務・経理事務が人付き合いが少なく、最もオススメ。特に経理事務は自分が与えられた仕事を淡々とこなしていけば文句は言われないし、電話対応も無いからコミュ障には天職になり得るかもしれません。

事務職の難点は求人が少なく、競争率が高めなこと。

また、警備はビルだと仕事で人と会うことすら少なくなります。配属される人数も多くはなく、職場の人付き合いも希薄なのが特徴ですね。ビルメンテナンスもまた同様。

以上のような仕事を検討しながら、自分に当てはまるタイプ別にオススメの仕事も踏まえて就職先を決めましょう。

1.話すのが苦手なコミュ障にオススメの仕事

会話が苦手で口下手なタイプのコミュ障は、「ええと」「あー」など間延びした感嘆詞が多いのが特徴。大人しいと思われたり、根暗だと思われたり、「自分のことを話さない」と思われたりすることが多いのではないでしょうか。

また、このタイプのコミュ障の中には「考えすぎな人」もいます。

頭の中であれこれ考えて慎重になりすぎるために、言葉が出てこなくて、話すのが苦手になるんですよね。

そんな人にオススメなのは、自由な会話の少ない仕事です。

話すことが決められているのであれば、接客も可能だと思います。

  • ファーストフード店
  • コールセンター
  • 医療事務

ファーストフード店は接客をすることが多いですが、その内容はガッチガチにマニュアルで固められています。注文を聞いて、注文内容を復唱して金額を言い、「右でお待ちください」などと言うくらいのものですよね。

それ以外に「ポテトはいかがですか」などを言うこともありますが、それらすらマニュアルなどで決められたことです。

自分で考えて話す必要が無いので、慣れてしまえばドモリも間延びもせずに済みます。

そして、コールセンターもまたマニュアルでガチガチに話す内容が決められた仕事です。電話をかけてきた相手の話を聞き、それに対応した返答をマニュアル通りに行います。話すのが苦手なだけなら、特に苦労することはないでしょう。

また、医療事務は事務作業を淡々とこなしながら、受付と会計などで人と関わります。

これも話す内容は限られているため、オススメです。

2.積極的なコミュ障にオススメの仕事

これは、自分を明るく見せて積極的に人と関わるものの、根っ子は暗かったり不安が大きかったりするタイプのコミュ障です。コミュ障を隠したいという想いが強いんですが、本来の性格が邪魔をしてパリピのようになりきれなかったり、人の話すことを反復するように返したり、リアクションの幅が狭かったりします。

また、このタイプは意外と周囲を見ていたり、初対面の人とは割と話せたりするのも特徴的です。

中途半端に仲良くなっている状態が一番きつく、しっかり仲良くなればまた話せる。

こういうタイプのコミュ障ニートには、コミュニケーションの瞬発力が求められる職種が向いています。

  • 新規開拓営業
  • タクシードライバー
  • イベントスタッフ

アポを取り、新規顧客を開拓するために営業をかけるという行為は、初対面の人となら割と話せたり、積極的に相手に自分の話をしたりするタイプの人にはかなり向いています。しかもあなたはKYというわけではなく、案外周りを見ている人だと思うので、積極性と消極性をうまく使い分けられるのではないでしょうか。

積極的に話すところはガンガンごり押しをし、引くところは引く。

そういう人は、営業向きですよ。

また、タクシードライバーも向いています。

そもそもタクシードライバーは別に会話で相手を楽しませる必要性がそこまで高くなく、比較的コミュ障に向いている仕事なんですよ。ニートからでも雇ってくれる会社が多いことも魅力的だし。

その状況下で、初対面の人と話せる積極性があるあなたは「人を楽しませることができるタクシードライバー」という付加価値を得られる!

最後のイベントスタッフに関しては、アルバイトや派遣という形になることが多いですが、毎回違う現場でスタッフをすることで自分のコミュ障が気にならなくなります。

さらに、イベントスタッフは周囲を見ることが大事なので、あなた向きなんです。

3.緊張しいなコミュ障にオススメの仕事

緊張しいなコミュ障の人は、知らない人や大勢の人の前で緊張してうまく話せないのが特徴です。根本的に「コミュニケーションの成功体験」が少なく、対人関係に大きな不安があるんだと思います。

慣れてきたら緊張が少なくなり、第一印象と第二・第三印象とで大きな差が出るのも特徴。

だから、親と友達と知り合いとでは評価が全く異なるんですよね。そのために、「自分ってどういう人間だったっけ?」という疑問も生まれます。

そんなタイプのコミュ障ニートには、次のような仕事がオススメ。

  • ルート営業
  • 営業事務

基本的に全タイプ共通にオススメな職種を選んだほうが良いとは思うんですが、人と関わる仕事も「同じ人と継続的に関係を育む職種」であれば就職先の候補に入れることができるんですよ。

ルート営業は同じ顧客ルートを回る仕事で、最初はコミュ障を発揮してしまうと思います。

ただ、それがかえっていいんですよ。

最初は良い印象を与えないからこそ、第二印象がより良くなり、相手があなたを覚えるようになる。最初から好印象な人は、変わらないから相手に安心感を与えるけど飽きられやすく、最初の好印象から大きく評価を上げることは難しいです。

最初はあまり良い印象を与えない可能性があるからこそ、第二印象は最初から良い印象の人より良くなる。「私を信頼してくれた」「この子、変わったな」とね。

だから、ルート営業向きなんです。

営業事務もまた、担当する営業さんから同じような評価を得られる可能性が高いため、オススメですよ。

4.人が怖いコミュ障にオススメの仕事

過去にいじめられたり、人付き合いに何かしらのトラウマがある人にありがちなタイプです。警戒心が根っ子にあって、人付き合いを避け、深入りしないように、深入りされないように人との壁を作ります。

ただ、こういうタイプは気を許した友達には徹底的に壁を排除するんですよね。

狭く深く友人関係を作れるタイプという良い印象があるものの、仕事だとそれを発揮しづらいでしょう。

基本的に人が怖いため、全タイプにオススメな仕事に挙げた中でも「ビルメンテナンス」「ビルの警備」「運送」など顧客とも職場の人ともあまり付き合わない仕事が向いていると言えます。

あとは、在宅でできる仕事も良いでしょうね。

ライター、プログラマー、SE(システムエンジニア)などは在宅OKの正社員求人も多いし、フリーという選択肢もあるのでかなり良いのではないでしょうか。

5.KYコミュ障にオススメの仕事

自分の話ばかりになってしまったり、人の話を横からかっさらって自分の話に繋げたりする人が多いのが、このタイプの特徴です。周りをあまり見れていないというと悪い印象がありますが、それは「相手を退屈させてはいけない」「とにかく自分が話さなきゃ」と必死なことの表れではないでしょうか。

積極的コミュ障と似ているものの、周囲を見る余裕が無いという点で大きく異なります。

オススメな仕事は、全タイプにオススメな仕事に挙げたような人とあまり関わらない仕事か、バスの添乗員のように自分が徹底的に話す仕事かの二択です。

あとは、意外と塾講師なども向いているかもしれません。

コミュ障ニートのための面接対策

1.面接のための心づもりをしよう

面接というのは、その企業と自分が合うかを判断する場と考えましょう。

そういう心づもりをしておけば、冷静になれますから。

また、無理をしてハキハキ元気に振る舞おうとしたり、無理をして大人しくしようとしたりする必要はありません。

大人しく思われるタイプのコミュ障なら、その大人しさを「冷静さ」「落ち着き」であると演出する方向で考えれば楽です。その方法は、「あー」「ええと」という言葉の間延びを減らし、背筋を伸ばして相手の目を見るようにするだけでOK。

逆に積極的に話す「積極的コミュ障」「KYコミュ障」のタイプは、その空回りしがちな積極性を「仕事において必要な貪欲さ」として演出できれば良いんですよ。それは、自己アピールのときに貪欲さを表すエピソードを話すと演出できます。

そのためには、多少の空回りも気にしない方向で。

ほかにも、あなたのコミュ障は次のような良さと言えるので、自分のコミュ障を隠すのではなく、より良く演出する方向で面接を受けましょう。

  • 考えすぎな人…誠実
  • 根暗な人…落ち着きがある
  • KYな人…何かに必死になれる
  • 人が怖い人…リスク対策がうまい
  • 緊張しい…思いやりがある
  • 積極的な人…自分を変える意思がある

2.無職期間の説明は「論理的に」を意識して準備しておく

無職期間は、自分の性格や感情的な問題を語る人が多いですが、論理的に説明したほうがいいです。

無職に至るまでの流れを時系列ごとにまとめ、それを淡々と説明しましょう。

そして、「どうして就職活動をしようと思ったのか」ということを話すんです。

ここは志望動機とリンクさせられたら、完璧ですね。

「無職を続ける中で〇〇という経験があり、(志望動機の内容)と思い立ったため」と語れば、脱ニートする目的がその仕事や業界にあると思わせることができ、好印象。

たとえば、事務なら「無職を続ける中でたくさんの人が支えてくれたことに気づかされました。今度は自分が誰かを支える仕事がしたいと思い立ったため、事務として会社を支える仕事をしようと就活を始めました」という答えが思い浮かびます。

ただ、コミュ障な人は咄嗟にそれを考えるのは難しすぎるので、台本を作るくらいガッチリ準備しておいた方がいいでしょう。

3.面接の練習よりも「話す練習」をしよう

話すのが苦手なタイプのコミュ障や緊張しいなコミュ障は、話す練習をしておいた方がいいですよ。

特に、ニートをしていると話す経験自体が少なくなりますから。

まずは、「あー」「ええと」という間延びやドモリを解消するため、発声練習から始めましょう。

外郎売を読むのが一番オススメです。

「拙者親方と申すはお立会いのうちにご存知のお方もござりましょうが…」という奴ですね。途中で早口言葉が出てくるので、「早口で読むもの」と考える人も多いですが、これは「ゆっくりと話す内容をかみしめるように」読むとより効果的なんです。

相手に自分の話している内容をより正確に伝えるため、自分自身が話している内容を理解しながら読む。

それが面接で求められる「話す力」なんですよ。早口で読んでしまっては、その練習になりません。

また、外郎売に慣れたら、今度はツイキャスなどの気軽に配信できるアプリで雑談配信をしてみるといいと思います。

毎回話すテーマを決めておき、それについて語るんです。

コメントが付かなくても話す練習になるし、コメントが付けばそれに返すことで疑似的に会話の練習にもなります。

まずはニートをしていく中でなまった話す力を鍛えながら、自分に適した仕事を探し、就職活動を無理のないペースではじめてみましょう!