ネット上「ブラックな仕事リスト」の常連、自販機ルート配送を辞めたい!

インターネット上で「ブラックな仕事」に関して探すと、必ずと言って良いほど挙がるのが自販機のルート配送の仕事。特に某大型掲示板だと、定番ネタみたいになっています。そんなキツイのかと僕も色々調べてみたんですが…。

肉体労働・長時間労働・給料が上がりにくく低い…。

しかも、年を重ねていけば「仕事が今よりできなくなり、給料が上がるどころか下がるかもしれない」という可能性もあるわけです。何気なく使っていますが、自動販売機補充の仕事をしてくれている人には頭が上がりませんね。

だからこそ言いますが…辞めたいなら、辞めた方が良いですよ。

長時間労働、いったいどれくらい?

自動販売機補充の仕事は、与えられたルートを巡って自販機のお中身を補充する仕事。だからこそ「ルート配送」と言われているわけですね。「一定のルートを回るなら楽かも」と、仕事の実態を調べるまでは僕も思っていたけど…。

定時の労働時間内だと、回り切れないほどの自販機がある。

一人当たり1日150件回るとか、回らないとか言いますよね。確かに、自販機は至る所にあります。それらを補充して回るとなると、一人当たりの負担が大きくなるのは当然かもしれません。自販機数が多いのに、人手は不足しているんでしょうね。

だから、退社時刻が23時を過ぎることもある様子。

1日12時間労働当たり前というわけです。ブラック企業勤務時代の自分を思い出します。疲労はどんどん蓄積するし、仕事の後に自分のことをする時間は当然無い。かと言って、休みの日は何かをする気力が無いくらい疲れ果てている…。

このままの生活を続けると、ヤバイです。

体を壊すか、うつになって心を壊すか…。どちらにしても、どこかしら悪くなるのは覚悟しなきゃいけないでしょう。

肉体労働の辛さ

運転するだけでも大変なのに、飲み物が入っている箱を何十箱も出し入れしないといけないわけですよね。液体は、とても重く感じられます。実際の重さも、自販機なら最低1本あたり250ml(250g)あるわけですよ。

実際は缶の重さなどもあるので、250~270g前後でしょうね。

それが1箱あたり30本程度入っていると思うと、その重量は? 最低でも7.5kg近く! 缶や箱の重量を考えると本当は10kg近くある可能性も。筋トレをしているような感覚になりますね。500mlペットボトルもあるし、飲み物はとにかく重い!

腕や足腰には相当な負担をかけます。

どのみち、長く続けられる仕事じゃない

肉体労働だし、長時間労働が当たり前になってるし、長く続けられる仕事ではありませんよね。それに給料が良いかと問われたら、そんなこともなく…。年齢と共に給料が上がるということもありません。

むしろ、一人当たりの負担が大きいことを考えると「数をこなせる人が正義」と思われるだろうから、年齢を重ねると逆に給料が下がる可能性すらあります。ある程度の年齢になって突然クビになる可能性も無くはないでしょう。

体か心かを壊すと、働けなくなる。

加齢によっても、働けなくなる。

これだけの仕事をして給料手取りで13万円とか、15万円とか…そんなことがまかり通る世界です。何より、自販機のルート配送として働き続けることのメリットを僕はあまり感じません。

僕は以前、「自販機そんな儲かるのかな」と思ったことがあります。今考えてみれば、自販機が儲かるのは「配送コストを最小限にしている」からなんですよね。大量に運び、たくさんの自販機に補充し、人件費も抑えている。だから、当然のように儲かる。

だけど、働く方からしてみればクソったれな話かもしれませんね。

いつが辞め時?

肉体的・精神的疲れを自覚し、「最近疲れがヤバイ」と思ったときが辞め時です。というか、辞めたいと思ったらもう辞めてもいいと思います。疲れがヤバイということを自覚するとき、大抵は「壊れる手前」なんですよね。自分のことに敏感な人は疲れてきた初期に自覚するかもしれないけど、鈍感な人は全然気づかないんです。

気づいたときには、もう危険な状態と思いましょう。

だから、自販機のルート配送の仕事を辞めたい! と強く感じて最近疲れを自覚しているなら、もう辞めてもいいんですよ。

辞めたときのために、転職先を探し始めましょう。

自販機メーカーの営業はどう?

自販機ルート配送を辞めるとしても、自販機産業全体から手を引くのは惜しいと感じる人も多いと思います。自分の経験を活かせる仕事があるなら、全くの無知な仕事よりもそっちの方が良いですからね。

そこで自販機メーカー!

自販機メーカーが営業職に求めているのは、自販機に対する知識と経験。「どんな自販機が使いやすいか」「どんな自販機が使いにくいか」を知っているのは、自販機ルート配送経験者くらいです。消費者は、そんなことを考えて使いませんからね。

仕事として自販機と接してきたからこそ、自販機メーカーの営業職で重宝されるはず。

ルート配送よりは給料が安定し、高くなるでしょう。残業もルート配送より断然減ると思いますよ。

ドライバーという選択肢も

ルート配送経験者は、ドライバー経験者でもあります。宅配ドライバーなど、荷物を乗せて運ぶ仕事を経験しているなら確実に重宝されますよ。ただ、ドライバー界隈はブラックが多いため職場選びを間違えると地獄行きが確定しかねません。

少しずつ、業界も変わり始めているようですが…。

選択肢のひとつとして紹介しましたが、正直それほどオススメはしません。

対策を練れば、どんな仕事もOK

ルート配送は潰しが利かないと思うかもしれません。だけど、どんな仕事でも同じですよ。完全に自分の経験を活かせるのは、同業種や同じような仕事内容の職種しかないんです。僕は営業職だけど、営業も潰しが利きません。

ただ、仕事の経験というのは一方向からのみ評価できるものではないでしょう。

たとえば、営業職には「営業の経験」があるけど、それを色々な方向から見てみると「事務処理経験」「対人仕事経験」「クライアントとの折衝ごとの経験」など、多数の経験が含まれています。

自販機ルート配送の仕事も、「肉体労働経験」「ルート配送経験」「ドライバー経験」「自販機業界経験」などがあるでしょう。他にも、部外者の僕にはわからないような経験をしているはずです。

自分がどんな経験をして、どんなことが未経験なのか。

自分の売りと弱点は何か?

それらを把握していれば、どんな仕事に対しても対策を練ることができます。潰しがきかないとしても、実は間接的に関わる経験やスキルがあるでしょう。経験していないことがわかっていれば、自分がこれから転職するときに何を勉強すべきかがわかる。

そうやって対策を練って努力したら、選択肢なんて自分が思っていた以上に広いことがわかります。

そのためにどんな努力ができるか? 転職エージェントに登録してサポートを得るのもそのひとつだし、資格を取るのも良いでしょう。

結局は、自分が少しでも興味を持てる業界の仕事をすれば良いのでは?

もちろん、業界全体の残業・給料の傾向を踏まえながら、ね。