企業の「金」を司る仕事のひとつ財務ですが、興味がある人の中でもこの仕事について多くを知る人は少ないのではないでしょうか。

「そもそも経理と何が違うのん?」という声もあります。未経験から財務への転職に興味がある人に足りないのは、知識! 圧倒的な知識不足…! 知識を蓄えることが、転職成功の近道。

本当に転職するかどうかわからないかもしれませんが、知れば決意も固まるでしょう。

いざ財務の世界へ!

財務の仕事内容と年収の話

財務は企業の「金」を司る仕事のひとつですが、経理や会計とハッキリ違う点があります。経理は「お金の動きを管理する仕事」です。

一方財務は、資金調達がメインになります。経理が打ち出した賃借対照表・決算書などのさまざまな資料やデータから、経営者の判断を基準として資金計画を立てるんです。その資金計画によっては、融資を受ける手続きや社債発行の手続きなどを行うこともあります。

経理は「金の記録と管理」の仕事で、財務は「資金繰り」の仕事というわけですね。

経理よりも責任重大と言えましょう。

そのため、年収も高いです。

新卒から勤めている人を基準にすると、30代前半から600~700万円程度の年収を得ている人も少なくありません。未経験の転職者のスタート時は400万円前後といったところでしょうか。

特に年収が高い人だと「50代・役職付き」で2000万円という例もあります。

スタート時の年収も将来の年収も、どのように経験を積み重ねていくのかと、どのような会社に就くのかで大きく変わりそうですね。

【必見】未経験者が財務に転職するときに役立つ情報集

財務は結構責任重大なお仕事で、経営にも深く関わってきます。そのため年収もかなり高く、キャリアアップにより大幅な年収アップも可能なんです。そのためにはスタートが大事! 良いスタートを切るために役立つ情報をいくつか紹介しましょう。

1.財務に必要な資格と有利になるスキルをまとめてみた

  • 簿記2級以上
  • TOEIC
  • USCPA
  • コミュ力と調整力
  • 論理的思考力
  • 経営に関して学ぼうという姿勢

まず、財務の仕事において簿記2級は絶対に必要です。

経理の仕事は簿記が不要論もありますが、財務に関しては「知識」が重要な仕事のため不要論はあり得ません。未経験から転職する場合、まず簿記2級以上の取得を目指しましょう。既に取得済みの人はハードルが一つ消えました!

TOEICが必要なのは少し意外かもしれませんが、財務は結構さまざまな人と関わることになります。

経営に近い目線の仕事になるためか、グローバルな場に出ることもあるんです。特に商社などに勤めるのならTOEIC800点以上は取っておいた方が良いと思います。

商社や外資系以外は必須項目ではないですが、役立つことは確かです。

USCPAというのは、米国が認定する公認会計士資格のこと。

もちろん必須ではありませんが、アメリカに事業展開をしている会社においてこの資格を取得しておくと重宝されます。転職時点では不要かもしれませんが、仕事をしていくうちにキャリアアップしたくなったときにはオススメの資格です。

必須なのは、簿記2級と…対人能力と論理的思考力の3点。

覚えておきましょう。

2.この仕事からの転職は有利です!

財務に近い仕事をしていた人は、かなり有利になります。

たとえば、金融・税務関係の仕事は未経験だとしても大企業に転職するチャンスが大いにあると言えるのではないでしょうか。金融の中でも特に銀行経験者は最強ですね。知識はピカイチだし思考力も備わっていると見なされるので、経験者と同等に戦えます。

財務に向いていない経験者よりも、銀行経験がある未経験者が良いんです。

銀行でなくとも消費者金融などの経験も優遇されます。

また、数字に強いということに説得力を持たせられる仕事は全体的に有利です。自分の仕事が数字に強くなる仕事だというアピールができるかどうか、考えてみると良いのではないでしょうか。

3.どんな会社に転職すべきか?

財務未経験者はどんな会社に転職すべきか?

まず、大企業と中小企業とを比べるところから始めましょう。

大企業の場合安定性が高く業務が細分化されているという特徴があります。年収はスタート時点から高めが期待できますし、福利厚生も充実しているでしょう。大企業は特に財務を重視するでしょうからね。

業務が細分化されていて一人当たりの作業の幅が狭いというのは、未経験者にも仕事がしやすいと言えば魅力になります。

ただし、未経験者が財務の仕事を包括的に学び豊かな経験を積むことは難しいです。

中小企業の場合業務が細分化されていない場合が多いんですよ。

一人当たりの仕事の幅が広いため、未経験者が財務の仕事を包括的に学び、豊かな経験を積むことができるのが魅力と言えます。

まあ…上場企業の開示業務に関わることができなかったり、連結決算を経験できなかったりする可能性はありますけどね。

それでも、僕は未経験者に中小企業への転職をオススメします。

まずは財務の仕事を全体的に学んで経験を積んだ後、大企業で連結決算や開示業務など新しいことを学びながらキャリアアップすると良いのではないでしょうか。

また、業界に関しては幅広い経験ができることから商社が人気があります。

グローバルな仕事もできますし、より経営支援などに力を入れることもできるという利点付きなわけです。

ただ、未経験から勧めるようなところではないと僕は思います。経験者がスキルアップやキャリアアップを目指して転職するところだと、考えておきましょう。

中小企業の中で「どんな会社・職場がいいか」ということは、個人の価値観によります。

給料を重視するのか、残業の少なさなど働きやすさを重視するのか個人によりけりですからねえ。

しかし、僕から共通項として「研修が充実している会社」という基準を提案しておきます。財務の仕事は覚えることが多いので、研修が充実していないと仕事を覚える前に挫折しかねません。

そこを前提としたうえで、個人的な希望条件を追求しましょう。

転職を成功させる最後の要素

未経験から財務に転職したいという人向けにさまざまなことを語ってきました。財務の年収・仕事内容・スキルや資格…。これらの要素を全部知っておき、考えるべきことをじっくり考えていれば転職に失敗することはないと思います。

ただ、あともう一手打つとしたら…。

僕は転職エージェントの利用を勧めたい。

転職エージェントを利用すれば、キャリア支援のプロに転職の相談をすることができます。転職すべきなのかを決めるのに役立つだけでなく、自分の現状でどれだけの条件が叶えられるかを知ることもできるんです。

また、キャリア支援のプロが厳選した求人の紹介も受けられます。

ここまでしておくと万全! 未経験者でも財務に転職して充実したキャリアを歩めますよ。