穏やかな夜に身を任せてはいけない。

これはある詩人の詩の一部ですが、僕がこれを引用して言いたいことはひとつです。

何事においても受動的になりすぎてはダメ。

困難にあっても、老いの中にあっても、自ら命を燃やして考えて行動しなければならないということ。

そう、つまり…。

穏やかな転職エージェントに身を任せてはいけない!

転職エージェントは、受身でいるだけでも多数のメリットを享受できます。求人紹介メールが送られてくるというのが、受身のメリットですよね。あとは日程の調整をして貰うというのも、受身的なメリットと言えるでしょう。

僕が転職活動を成功させることができたのは、大まかに見れば、この受身的メリットのおかげです。

ただ、それだけでは成し得なかったと、僕は強く思っています。自ら考えて、転職エージェントを能動的に「活用」したんです。そのとき使ったテクニックを紹介しましょう。

転職エージェントの良いとこだけを活用する

僕は10社近いエージェントに登録をし、その中から大手3社をメインで利用していました。

僕は、転職エージェントを10社くらい使いました。 使いすぎだろうと言われそうですが、確 […]

じゃあ、最終的に転職を成功させた1社以外無駄になったのかというと、そうではありません。僕は3社すべてを活用しました。

良いとこ取り作戦です。

転職エージェントには、それぞれ何か長所があります。

「求人の量が多く質が高い」「セミナーが多い」「担当者の気が合うから相談しやすい」etc.

そこで、応募書類の添削は添削がうまいエージェントの担当者にお願いして、セミナー情報はセミナーを頻繁に開催しているエージェントで探したんです。

そうやって良いとこ取りすると、無駄なく複数のエージェントを利用できます。

面接のフィードバックを依頼する

面接を終えてから、担当者に働きかけをします。採用・非採用に関わらず、「自分のどの点を評価したのか、逆に懸念点となったのはどこか」を知らせて欲しいと。面接を行ってからすぐに依頼すると、可否に関わらずすぐに返事が来ました。

結局僕はあまり多くの会社に応募していませんし、一括で応募したのでフィードバックをあまり活用できませんでした。ただ、面接から次の面接まで間が空いたり、多数の会社に応募するという人はフィードバックを受けて次の対策に活かせると思うのでオススメです。

ただ、全ての会社がフィードバックをしてくれるとは限りません。

「それはできない」と言われれば、それまでです。

担当者と良い関係性を築く

転職エージェントは、人間が人間のサポートを行います。出来る限り私情は挟まないようにしているでしょうが、やはり人間好き嫌いというものがあり、それに少なからず影響を受けるものですよね。

気に入っている人のサポートだと気合が入り、嫌いな人だとイマイチ気合が入らないのが人間です。

コンサルタントがやる気を出せるよう、「一緒に転職活動をしている感じ」を演出しました。気に入られるように若干近い距離感で接したんです。

ただ、会社の接待のごとく些細なことに「すごーい!」と言ったり、露骨に相手に取り入ろうというのではありません。

事あるごとに「よろしくお願いします!」と明るく言ったり、求人を紹介してもらう度にお礼を言うくらいです。これだけでも、人は「一緒にがんばろう」と思えます。

実は、これは僕が営業の仕事をしているときにしていたことと同じなんですよ。

IT企業の営業って、システムを実際に作る人たちとシステムを使う人たちとの間の橋渡し役ですよね。

橋渡しをするのに、ただ「作ります! 納品します!」というだけでなく、「一緒になって良い仕事をしましょう」という気持ちにさせてあげることによって、発注してもらいやすくなるんですよ。

しかも僕の会社は固定の顧客が結構多いので、近い距離感で長い間接していると、こちらのお願いを聞き入れてもらいやすくなるんです。

そうするとどんな良いことがあると思いますか?

納期延長してもらいやすくなるんです。

これと同じことを、転職エージェントの担当者にもしたんです。

全ては自分のお願いを素直に聞いて貰うために! ちょっと綺麗な話っぽかったのに、結局は自分のためなんですよね。

担当者に自分の価値は何かを問う

面接のフィードバックは企業から「自分の価値や欠点」について教えてもらうことですが、担当者にも教えてもらうようにしました。

10社全ての担当者に、ある程度付き合いが続いてから「僕の価値はどこにあるか、どこを直したほうがいいと思うか」を正直に話してもらったんですよ。

これはある程度近い距離感で接しているからこそ、できることだと思います。

遠い距離感で接している人に正直に自分の思っていることを言うのは、ハードルが高すぎますよね。「言えるかそんなもん!」って、僕だったら思っちゃいますよ。

ただ、少しでも距離が近いと勝手に口がポロっと滑っちゃいませんか? そういう感じで、担当者に気に入られるように接したことが土台となって、担当者により正直なアドバイスをしてもらうことが出来るんですよ。

もちろん、相手の人柄にもよりますけどね。

結局、僕が重視したのは自分の評価を教えてもらうということです。フィードバックにしても、担当者に問うにしてもそうですよね。フィードバックは実際あまり活用できませんでしたが、担当者の意見はフル活用しました。

これも、営業をかけた相手に聞いていたことなんですよね。僕の会社のどこが良いと思うか、悪いと思うか。会社全体だけでなく、僕自身についてどう思うか。これを聞いて、会社に関する話は報告書に書くようにしていました。

これによって双方いい仕事ができますし、僕自身は他の人に営業をかけるときの参考にできるので、出来るだけこれをやるようにしてたんですよ。

【まとめ】自分流で良いので、能動的な転職活動を!

ここで紹介したテクニックだけでなく、ひょっとしたら、あなた独自の転職エージェントの使い方があるかもしれません。

それは、自分が普段どのように仕事をしているのかということに、答えがあります。

普段から受身な人は厳しいでしょうが、普段から積極的な人はきっと自分だから考えられるテクニックがあるはずです。

普段から受身な人は、紹介したテクニックを使って、自分から動き出してみてください。

穏やかな転職エージェントに身を任せてはいけない。死に絶えゆく光に向かって、憤怒せよ、憤怒せよ!

最後も詩をもじりましたが、絶望の中で転職という光に向かって憤怒しているあなたは、自分から動ける人のはずです。

メリットを享受するな、メリットを活用せよ!