スタイリストやりたい人も、辞めたい人も、多いぞ!

もちろん「スタイリスト楽しい! 辞めるなんて考えられない」という人もいます。ネットを見ていると、スタイリスト事務所に所属している人、アシスタント、フリーランスの人、みんなが口をそろえて「楽しい」「辞めたい」の両極端な意見を言うんですよ。

そういう傾向から、スタイリストから転職するときの考え方や、転職先のオススメなどを僕なりに考えてみたんです。

スタイリストは成功と失敗が両極端

ネットを見ていて、そして知り合いのスタイリストを見ていて感じるのは、スタイリストの仕事に対する考え方は両極端ということです。

辞めたいと嘆いてばかりの人と、辞めるなんて考えられないというほど楽しんでいる人。

そう考えると、この仕事を続けていって、成功できるのは後者の人だけなのではないでしょうか。

まず辞めたいとばかり考えている人は、スタイリングを楽しむことができなくなってくると思います。今は「仕事は楽しいけどほかに辛い要素がある」状態だったとしても、そのストレスが大きくなるとスタイリング自体楽しくない、辛いと感じるようになるんです。

ほかのストレスが仕事内容を辛いと感じさせるというのは、ほかの仕事でもよくあります。

スタイリングを楽しめなくなった人に、スタイリングをお願いしたいと心から思えるでしょうか。傍から見て楽しそうにしていて、活き活きと勉強をしスタイリングをしてくれる人にこそ、人は自分の美を託したいと思うものですよね。

だから、楽しんでいる人こそ成功し、辞めたいと嘆いている人は失敗します。

今、辞めたいと考えているのなら、将来性を考えて辞めてしまったほうがいいでしょう。事務所に所属しているメインスタイリストも、アシスタントもどちらにも言えることです。

ただ、フリーランスは「もったいない気がする」「せっかく独立したのに」と、躊躇してしまうかもしれませんねえ。フリーランスの人に向けても、言いたいことがあるんです。

フリーランスのスタイリストほうが、辞めたほうがいい

フリーランスをしていると、人間関係や職場環境絡みの悩みから解放される代わりに、不安が常に付きまとうようになります。「いつ仕事が無くなるかわからない」「いつまでも続けられるとは思えない」などなど、将来性を考えると不安ですよねえ。不安になっても、暗闇の中で先を見ようとするようなことだから、ただただ落ち込むだけ。

だけど、「辞めよう」となると、それはそれで悩んでしまうわけです。

フリーランスとして苦労してきた過去とか、実績とか、独立するまでの道のりや労力のことを考えると「もったいない」ような気がしてきます。ただ、僕は言いたい。そうやって、グダグダと辞め時を見失って悲惨なことになるフリーランスは、スタイリスト以外にもたくさんいるんだ!

ずっとフリーランスでいられる人なんて、一握りです。

それはどの仕事でも同じことが言えると思います。

辞めたい気持ちを引きずりながら、曖昧な理由でとどまり続けることは、死ですよ。社会人としての死、考えることを辞めてしまった人の脳死。

スタイリストという仕事は、嫌々続けられるようなものではありません。好きだからと言って必ずフリーで成功するわけでもないのに、辞めたい気持ちを抱えたまま成功できるわけがないじゃないですか。

そうやって死んでいくのか?

フリーランスにこそ、スタイリストから転職することを決意してほしい!

廃業、しましょうよ。

スタイリストの転職先は、美容品・ファッション関係が多い

転職先を選ぶとき、皆さんスタイリストに近いところから選んでいます。今の仕事の知識や経験を活かしたり、同じ興味分野の仕事だったりすることを考えると、当然ですよね。

そうすると、美容品関係の仕事や、ファッション関係の仕事を転職先に選ぶ人が多いんです。

美容関係というと、たとえば美容商品メーカー・ディーラーや、美容商品の営業・企画などですね。女性だと売り場販売員になる人も多いと思いますが、個人的には販売員よりも営業や企画という仕事のほうがオススメです。

スタイリストとして結構稼いでいる人でも、給料をあまり落とさずに済みますからね。将来性が無いということをスタイリストを辞めたほうがいい理由に挙げましたが、販売員は将来性を考えると選択肢から外したいところです。

ファッション関係も、ショップ店員より企画などのほうがオススメしやすいですねえ。

ただ、アパレルメーカーは特に知識だけではなく、作る側の技術が企画職にも要求されてきます。美容品や化粧品は知識と分析力が求められ、作る技術は不要なんですけどね。化学の分野になってくるし…。

服飾の企画というのは、服の作り方を知らないとできません。デザインが企画と言えますから。

だから、企画など内勤の仕事に転職するなら、美容品や化粧品よりアパレル・ファッション業界のほうがハードルが高いです。

個人的に一番オススメしたいのは、美容関係のメーカーだな!

他職種に通用する、スタイリストの強みを考える!

スタイリストから転職するとき、どんな仕事を選んだとしても「スタイリストから転職なんてできるのか」という根本の不安だと思います。僕がオススメした仕事を選ぶ場合でも、それ以外を選ぶ場合でも、とにかくスタイリスト以外の仕事に通用するものがあるのか?

他職種にも通用するスタイリストの強みを、僕なりに考えてみたんです。

  • コミュニケーション能力
  • 分析力
  • 自ら考え形にする力

この三つが、重宝されると思います。

スタイリストには、必ずコミュニケーション能力が必要な場面がありますよね。スタイリングを行っている最中の会話、どんなスタイリングを希望するかを聞き出すときの会話。それらができないと、仕事になりません。

また、相手が求めるものと相手に合うものとを分析し、それを形にするにはどうすればいいかを自ら考え、形にしていく力も、スタイリストには必要です。

そして、それらの能力は「営業職」「企画職」などに特に強く求められるものでもあります。

営業職は相手の希望を聞き出し、自社の利益とうまく擦り合わせないといけません。企画職は、今世間でどのようなものが求められているのかを分析し、それを企画として形にしないといけないわけです。

スタイリストの力は、案外いろいろなところで通用する!

スタイリストを辞めたいなら、辞めたほうがいい。

転職先を考えるとき、自分の興味や希望と、自分の力を活かせることの二つを擦り合わせましょう! スタイリストから転職するのは、難しくはないんだ。