仕事を辞めたい…転職したいと思ったとき、できれば誰かに相談したいですよね。悩み事は一人で抱えるだけだと、感情の袋小路に入ってしまいます。色々な感情が沸き上がってきて、考えがうまくまとまりません。

ただ、誰もが、身近に相談できる相手がいるとは限らないですよね。特に仕事の話は結構デリケートだから、気の置けない友人にも話せないという人は少なくないと思います。特に、男同士だと見栄とかもあって難しいです。

そうは言っても職場の人間に相談するのは、もっとハードルが高い。

じゃあ! 身近な人でも職場の人でもない人たちに、相談したらいいのでは?

労働基準監督署

労働基準監督署と言えば、仕事関係の相談をすることができる機関の代表格ですよね。ブラック企業に対して「労基に訴えてやる!」という人もたまにいます。ブラック企業勤めの方なら、一度は「労基の調査が…」というような話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

彼らは、ある程度の権力を持っています。

厚生労働省の出先機関としての役割を持っているため、当然ですね。彼らは厚生省の代理人。労働基準法を守らない企業に対する監視や指導を行うのが勤めだけど、労働者の相談も請け負っています。

相談内容によっては、会社に対して指導をしてくれるなど具体的なアクションを取ってくれることもありますよ。

ただ、労働基準監督署に相談することをオススメするのは「違法労働に心当たりがある人」や、「不当な引き止め工作にあっている人」くらいです。

単に「辞めるか迷っている」という相談なら、別の機関の方が良いでしょう。彼らは「会社に対して違法性があるかどうか」を見る機関ですから。

ハローワーク

労基よりも気軽に相談することができる公的機関が、ハローワークです。労基はブラック企業関係の相談に強いものの、「辞めるか迷っている」という類の相談には弱い。

ハローワークは転職をしようか迷っているという場合の相談にものってくれます。

各地域に点在していてアクセスしやすく、直接担当者と会って話が出来るという点が一番のメリットですね。

ただ、『ハローワークに仕事を辞めたい相談をするのはアリ?』でも語っていますが、ハローワークに相談するのは個人的にあまりオススメできません。

求人に関しては、ろくに更新されていなかったり、情報が少なかったり、質の高い求人はそれほど集まらない傾向があるので、いざ転職に向けて動き出すことになったときにつまずいてしまう可能性高いです。

それなら、最初から転職エージェント(後述します)を使ったほうが断然良いです。辞めるべきかどうかの相談もできますし、求人の質やサポートの質に関してもハローワークより圧倒的に高いです。

全国職業相談センター

全国職業相談センターというのは、株式会社日本技術総合研究所が運営している民間の労働相談所のことです。

仕事を辞めたいという悩みだけでなく、仕事に対するあらゆる不満や悩みに関する相談にのってくれます。

漠然とした将来に対する不安も聞いてくれるし、仕事に関することなら本当になんでも相談にのってくれます。

所在地は東京だから、東京近辺に住んでいるなら事務局で直接相談してみるのも良いかもしれませんね。

もちろん、メール・電話で相談することもできますよ。民間だけど、相談費用は無料なので安心して使ってみてください。

NPO法人労働相談センター

労働者と企業側の中間に立って相談してくれる機関が多いけれど、NPO法人労働相談センターは完全に労働者目線の機関です。だから、客観的な意見が欲しい場合には向いていません。

「職場のいじめが辛い」「ハラスメントを受けていて辛い」という、精神的な辛さを解消したいならオススメです。相談というよりも、メンタルケアに近い感じかもしれませんね。共感し、今の辛い現状を脱却するアドバイスをしてくれます。

相談はメールや電話が基本。予約制だけど、弁護士による労働相談も出来ます。その場合は客観的な意見もしっかりくれるため、NPO法人労働相談センターを使って客観的な意見が欲しい場合は、予約して弁護士に相談してみると良いでしょう。

直接弁護士に相談するのも良いかもしれませんが、こうやってワンクッション置いた方がなんとなくハードルが下がるかもしれませんね。僕としては、弁護士、なんだか堅苦しいイメージがあるので…。

転職エージェント

個人的に特にオススメなのが、転職エージェントです。

転職エージェントと一口に言っても、色々な会社が運営しているため複数あります。その中から自分に合ったところを選ぶことができ、選択肢が広いのもオススメする理由のひとつです。大手を複数使うという手もありますしね。

また、転職エージェントに在籍しているキャリアコンサルタントは色々な転職者のサポートをしてきた転職のプロです。

相談業務だけでなく、実際の求人紹介から内定までのサポートをしてきた経験を活かして的確なアドバイスをしてくれます。ときには共感だけでなく厳しい意見をくれることもあり、本格的に転職を考えているなら助かることが多いですよ。

「担当者」として、一人変わらない相談役ができるのも心強いです。

それに、実際転職するということになったら、そのまま求人紹介を受けて転職活動に繋げられます。何気にこれが一番大きなメリットですよね。

ハローワークも似た特徴を持っているけど、求人の質は転職エージェントの格段に高いです。求人は週に1~2回更新されるし、どんどん新しい情報が入ってくる。

求人情報に書かれていない「ぶっちゃけた情報」を聞くこともできるから、転職の際に知りたいことは大抵知ることができます。

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適切な相談相手を選び、転職を考えよう!

身近なところ以外で仕事の相談を受け付けている機関を紹介しましたが、案外たくさんありますよね。公的機関から民間・NPO法人まで幅広く、自分に合った相談相手を選ぶことができます。

もちろん、どれかひとつに絞らず複数の機関に相談しても良いでしょう。

その方が、相談して得られるアドバイスがより客観的なものになりますからね。

なにはともあれ、あなたにとって適切な相談相手を選んで、転職を真剣に考え始めてみませんか? 相談すると気が楽になり、案外この先の人生も捨てたものではないと、楽しめるようになります。

転職すれば、もっと楽しくなるかもしれない。

自分の可能性を、相談して広げましょう。