仕事でストレスがたまると、つい食べすぎてしまうことがありますよね。
僕も仕事のストレスで過食しがちなのでよくわかります。
たくさん食べるとスカッとするんですよねえ…。なんか満足感があって、ストレス解消に一役買ってるのは間違いないんでしょう。
でも、このまま食べすぎな毎日を続けるのはとても危険。
その危険性と改善策をこれから紹介します。
仕事のストレスによる過食。4つの危険性を紹介
本格的な摂食障害になる
仕事のストレスによる過食を続けることで、本格的な摂食障害になる危険性があります。
摂食障害というのは、拒食症や過食症などですね。
拒食症は極端な食事制限によってかかることが多い病気で、過食症は食べすぎの習慣を繰り返して食事量のコントロールがきかなくなってかかることが多い病気です。
どちらも精神面に大きな原因があるためか、一度かかるとなかなか治りません。
摂食障害になる前に、どうにかしないと大変なことになりますよ。
うつ病を発症する
仕事のストレスで食べすぎてしまうのは、仕事によってストレスを抱えすぎてしまっているからですよね。
その状態が続くと、うつ病を発症する危険性があります。
また、将来的な問題だけではなく、既にうつ病の初期段階の可能性もあるんです。
うつ病には「食べ過ぎてしまう」という症状があります。あなたはただ食べ過ぎてしまうだけではなく、仕事のストレスからうつ病になって食べ過ぎてしまっているのかもしれません。
どちらにしても、このままでは危険です。
身体の不調や生活習慣病などを引き起こす
このままでは食べすぎによって、さまざまな体の不調や生活習慣病を引き起こす危険性があります。
代表的なのは「肥満」ですね。消費カロリーより摂取カロリーが多いから、どんどん太ります。しかも太ればそれがストレスになり、今度は拒食に繋がることもあるんですよ。
他にも、寝る前に食べてしまうと「逆流性食道炎」を引き起こしかねません。
食べ過ぎで胃に負担がかかると胃がんや大腸がんになることもあります。
過食は甘く考えてはいけないんですよね。
パフォーマンスが低下する
食べ過ぎで仕事のパフォーマンスが低下することがあります。
食べ過ぎると体が重く感じたり怠く感じたりしますよね。
また、仕事終わりにたくさん食べると生活習慣が乱れてしまいます。食べるときにテレビや動画を見たりして遅くまで起きたり、たくさん食べて寝つきが悪くなったり…。
それらが原因になり、集中力が低下して仕事のパフォーマンスが下がる可能性があるんです。
長期的にこの状態が続くと、「成績が悪くなって給料が下がる」「出世できなくなる」「クビになる」などさまざまな不都合が生まれます。
また、仕事のストレスで食べすぎて、食べ過ぎで仕事に身が入らなくなって、それがまたストレスに…。
悪循環に陥りかねません。今のうちに手を打っておかないとヤバイです。
仕事のストレスで食べすぎてしまうのを防ぐ8つの方法とコツ
タンパク質をしっかり摂るようにする
仕事のストレスから過食になる人の食生活には、圧倒的にタンパク質が足りない!
肉をたくさん食べるなんて、ブルジョワジーなことはなかなかできませんからねえ…。
このたんぱく質不足が、過食を悪化させることがわかっています。
シドニー大学チャールズパーキンスセンターの研究によると、「人間のたんぱく質に対する欲求はとても強い」のだそうです。適切な量のたんぱく質が取れないと、体が満足せず、食べ過ぎてしまいます。
ということは、タンパク質をしっかり摂るようにすれば過食衝動が少なからずおさまるということではないでしょうか。
肉をたくさん食べるのが難しいなら、納豆・卵・豆腐など良質なタンパク質がたくさんとれる食材を食べましょう。
美味しいものを食べてストレスを解消する
僕は、この方法で食べすぎを止められました。
単純においしいものを食べるようにするんです。
本当においしいものは、少量でも満足できますから。
別に「外食をしよう」というわけではありませんよ。お金かかりますからね。たとえ貧乏していても、工夫すればおいしいものは作れます。味付けや調理法など、同じ食材でも工夫の仕方は無限です。
自炊して美味しいものを食べよう。
過食は「食事」というよりも「食べて自分を虐めること」でストレスを解消している、いわば自傷行為です。
どうせ食べるなら楽しくおいしく食べたほうが、心身ともに健康的ではないでしょうか。
「○○しながら食事」をやめる
「〇〇しながら食べる」ことをながら食べと言います。
ながら食べは、実はデメリットが多いんです。
まず、食べすぎに繋がります。不思議なもので、テレビを見ながら食べているとあまりお腹いっぱいにならないんですよね。知らないうちに食べすぎてしまいます。
それに、味に集中できず味がわからなくなって満足感が薄れ、「もっと食いたい」と思ってしまうんですよ。
ながら食べは過食をより悪化させてしまいます。
仕事終わりにテレビを見たい、推しの配信が見たい。その気持ちはわかるけど、食べ終わってからにしましょう。
仕事中の食事内容に気を遣う
仕事のストレスから食べ過ぎてしまうのって、大抵夜ご飯ですよね。
日中に受けたストレスを仕事終わりに発散してしまうわけです。
それに、仕事中は忙しくて大したものが食べられない人もいると思います。毎日ほか弁だったり、毎日牛丼だったり…。中にはおにぎりひとつしか食べない人もいるでしょう。
だけど、日中に満足できる食事ができないと、余計に「食欲」がたまりませんか?
おにぎりしか食べてなくて、食欲が抑圧されて、仕事終わりに「ストレス解消」という名目で爆発してしまう。
そうならないように、仕事中の食事にも気を遣ったほうが良いと僕は思うんです。
たとえば「弁当」を作って持参するとか、毎日なるべく違うものを食べるようにするとか…。
昼休憩は職場における「唯一の癒し」です。昼に食事を楽しむことでストレスをいなし、夜の過食を防ぎましょう。
食べすぎ防止アプリを使う
世の中には便利なアプリがたくさんありますね。
食べ過ぎ防止に効果のあるアプリも、あるんです。
アプリに食事を登録することで、カロリーを計算して記録してくれます。カロリーが目に見えるから、自然と食べ過ぎないように行動できるようになるんです。
そんな食べ過ぎ防止アプリで特にオススメなのは、「あぶらみくんのカロリー暗算」。
食べ物のカロリーを教えてくれるだけじゃなく、そのカロリーを燃焼するための運動量も教えてくれるんですよ。
しかもカロリーを教えてくれるキャラ・あぶらみくんは、「お前は〇〇を食べたらウォーキング120分やんねえとダメだ」と、結構厳しい口調で話します。
人から忠告されているような気持ちになり、「この食事はヤベエ」と実感できるのでオススメです。
他にもたくさんのアプリがあるので、気になったものをダウンロードして使ってみてくださいね。
食べすぎ防止コルセットを使う
一時期、海外で「コルセット・ダイエット」が流行りました。
ウエストを締め付けてくれるから食べすぎ防止になり、姿勢も矯正され、ダイエット効果が出るというものです。
コルセットを使うことで、仕事でストレスを受けたとしても過食しなくても済むようになるのではないでしょうか。
自分のウエストよりほんの少し細めのコルセットを選べば、程よく締め付けられますよ。
コルセットを買ったら、食べ過ぎてしまう夕食前の時間を狙って着けるだけです。
手軽でオススメですよ。
他にストレス発散できる行動を考える
食べる以外にストレス発散できないか、考えてみてください。
ストレス発散方法が食べることに限られているから、食べ過ぎるんです。さまざまな方法でストレス発散していれば、少量の食事を美味しくたべることで満足できるのではないでしょうか。
ただ、手がかりなしにストレス発散法を見つけるのは難しいと思います。
そこで、仕事中や仕事終わり・休日にできるストレス発散法を箇条書きで紹介しましょう。
※以下は僕が実際に試して効果があった方法と、ネット上で挙げられていた方法をもとにしています。
- 筋トレなどの運動
- デジタル機器から離れて休日1日を過ごす
- マスクを着けて口パクで悪口を言う
- ASMR動画を聴きながら帰る
- バッティングセンターで全力でバットを振りまくる
- 鉛筆で紙に点を打ちまくる
- 意味もなくホテルやスーパー銭湯に泊まる
- カラオケで歌いまくる
- 愚痴を紙に書きなぐり、その紙をビリビリに破く
- 断捨離する
- 無双系のゲームで雑魚敵に上司など職場の嫌な人を重ねる
- 人と会話する
- ネックスピーカーを使って深夜に音楽を大音量で流す
仕事のストレスが大きすぎるなら、転職を検討しても良いのでは?
これまで仕事のストレスで食べ過ぎるのがいかに危険かということと、食べすぎを防止する方法・コツを紹介してきました。
だけど、そもそもは「仕事でストレスを抱えている」状況に問題があります。
食べすぎ以外の方法でストレスを解消できるんだったら良いけど、どうしてもストレス解消が追い付かない場合もありますよね。
そういう場合は、転職を検討しても良いのではないでしょうか。
自分のストレス要因を解決できる仕事や職場に転職すれば、食べ過ぎることもありません。生活が今より楽しくなるし、仕事も今以上に張り合いが出るでしょう。
まずは紹介した方法を試してみて、ダメそうなら転職活動を始めてはいかがでしょうか。