建設業界は、人が思うよりもずっと面白く、キャリアの幅が広いです。

門戸も広く開かれている傾向があるため、未経験からでも十分に活躍することができます。ただ、この業界の仕事のことを知らずに飛び込むのは危険です。建設業には様々な仕事があり、仕事ごとに給料も適正も何もかも変わってきます。

そこで、建設業への転職に興味がある未経験の人に知っておいて欲しい、建設業のあれこれをまとめて紹介しましょう!

そもそもどんな仕事がある? 未経験で就ける建設業界の仕事大百科!

そもそも、建設業にはどんな仕事があるのでしょうか。数ある建設業の仕事の中から、未経験で就ける可能性があるものを仕事内容・給料・適正・やりがいなどなど、トータルで紹介します。

Date1.土木作業員

土木作業員は、土木工事を行う仕事です。

土木工事というのは、道路・橋・海岸・配管工事・トンネルなどの、建物を建てる以外の工事全般のこと。土木というだけあり地面に何かしらの工事を施す仕事が多いのが、特徴と言えるでしょう。

土木作業員の平均年齢は40代後半と言われており、年収は200~400万円の間となっています。

未経験からの採用率は最も高いと言えるのではないでしょうか。

体力・力強さに自信がある人には向いています。人間関係が濃い傾向があるため、職場の人間関係構築に苦を感じない人にも適正があるでしょう。

Date2.建設作業員

建設作業と概して言っても、工事にはさまざまな種類があります。

柱や梁などの建物の骨組みを作る躯体工事、建物内の電気・水回り・ガス設備などの設備の工事をする設備工事、内装や外装といった仕上げ工事の3種類です。これらをひとまとめにして建設工事と言い、これらを行う人たちをまとめて建設作業員と言います。

ただし、行う工事の内容によって必要な能力や資格が異なります。

たとえば、設備工事は電気工事士の資格を取得することで仕事の幅が広がるんです。仕上げ工事は塗装・左官などを行うため、手先の器用さや美的感覚などが求められます。

また、給料もそれぞれ違う傾向があるんです。

  • 躯体工事を行う作業員の年収:300万円前後
  • 設備工事を行う作業員の年収:300~400万円前後
  • 内装・外装仕上げ工事の年収:300~500万円前後

躯体工事はこの中で最も給料が低い傾向がありますが、最初の工程ということで「何もないところに骨組みを建てる」面白さがあります。躯体工事を行う作業員がいないと建物は建たないため、まさに建設作業における柱のような存在です。

設備工事はガワだけのところに実用的な設備を取り付け、建物に命を吹き込む仕事と言えます。使えないものを使える状態にすることにやりがいを感じる人が多いです。

仕上げ工事は「自分たちの仕事で完成! 終わり!」という達成感が得られるのが、面白いところと言えるのではないでしょうか。

Date3.現場監督(施工管理)

現場監督の仕事は、工事現場で働くさまざまな人たちの仕事を管理監督すること。作業員たちをまとめあげて、工期内に工事が終わるようにスケジュール調整を行います。

施工管理の仕事は、そういう現場監督の仕事に「施工計画・予算決め・顧客との打ち合わせや外部との折衝」などが加わったものです。施工管理は現場監督にデスクワークを足したものと言えばわかりやすいかもしれません。

以上が現場監督と施工管理の違いになりますが、給料の傾向や特徴などはかなり似ているため、ここでは一括で語ります。

現場監督も施工管理も未経験からでは難しいイメージがあると思いますが、実は業界・職種未経験者OKという求人が多数あるんですよ。

現場監督や施工管理の給料は300~450万円程度というのが一般的ですが、年齢と共に上昇していきます。40歳を超えると500万円以上の年収を得ることができるようになりますよ。

ただし、躯体工事・設備工事など管理する工程や工事の種類によって給料が変わります。

大体は先ほど述べた年収ベースから大きくは外れませんが、電気工事施工管理に関しては企業によるものの年収800万円以上を可能にしている人も少なくありません。

施工管理技士の資格を取得することでも年収は上がります。

現場監督・施工管理に向いているのは、次のような人です。

  • コミュニケーション能力が高い
  • マネジメント能力がある
  • 臨機応変に対応できる

Date4.測量士

測量士というのは、工事において測量を行う仕事です。建設作業においてとても重要な作業であるためか、必ず測量士の資格を持つ人がいないとこの作業ができないことになっています。

未経験スタートの場合、測量補助を行うスタッフという扱いで雇われることでしょう。

測量の補助をしている段階だと、年収は300万円未満ということもあります。資格を取得して正真正銘の測量士になれば、大企業なら年収500万円越えも可能です。小さな会社でも400万円は得られます。

Date5.建設設計

建設設計の仕事は、建物のデザインを考える意匠設計と、建物の構造を考える構造設計、空調などの設備を設計する設備設計の3つです。安全面・耐震性・電気・空調などにまで考慮して建物を設計することが求められます。

基本的に資格を持った人が行う仕事なんですが、未経験無資格から仕事を行うことは可能です。

補助的な仕事がメインになりますが、働きながら資格を取得することによってどんどん仕事の幅が広がっていきます。一級建設士までしっかり育ててくれる会社を選ぶと良いでしょう。

未経験無資格で行う仕事の中だと、建設設計は比較的好待遇です。

これも企業や求人によりますが、月給25万円・年収300~350万円でスタートすることが可能になります。資格を取得すればその資格のランクによって、年収も徐々に上がるというわけです。

一級建設士にもなると、600万円を超える給料も得られます。

また、建設士の資格を取得したうえでインテリアデザイナーとして独立し、事務所を構える人も多いです。

キャリアの幅が広がる仕事と言えるでしょう。

建設業全体で言える「転職するうえで知っておくべきこと」まとめ

建設業の仕事の種類ごとに未経験からの転職を目指すうえで知っておくべきことを紹介しましたが、まだ建設業全体のことは何も語っていません。建設業全体で知っておくべきこともまとめてみたので、転職を考える際の参考にしてみてください。

1.建設業全体の傾向を知っておこう

  • 人間関係が密
  • 工期に余裕がなくプレッシャーが強い
  • 土曜日も仕事がある
  • 典型的な縦社会、上下関係にはかなり厳しい
  • とにもかくにも体力が求められる
  • 景気により仕事があるときと無いときの落差、年収の変動がある
  • 休日にも勉強をする必要が出てくる

以上のような傾向が業界全体にあるため、これらに耐えられないと思うのなら転職はオススメしません。特にプレッシャーや上下関係の厳しさなどの精神的負担も多いので、注意しましょう。体力だけあってもダメということです。

こういう傾向を知ってもなお建設業に転職してみたいなら、思い切って飛び込んでみましょう。

2.会社の選び方を知っておこう

建設業におけるブラック企業の特徴は、「企業規模が小さいのに大量採用を行う」「求人内で昇給の仕組みに触れない」「抽象的な文章が多い」ことです。抽象的というのは、「夢・やる気・根性」などをイメージしてもらえればと思います。

良い会社を見分けるコツは、福利厚生の充実度と昇給の仕組みに触れていることと、採用ステップが長いことです。

即採用するのでなく、書類選考・面接・2次面接など採用ステップが多いところは人材の振り落としをしっかり行っています。人間性や適性などに問題がある人を入れていないため人間関係が楽だったり、偏った考えの人が集まったりしない傾向があるんです。

建設業に転職するなら、転職エージェントを使うべき!

建設業に転職するときには、注意する点が結構あります。

まず、自分にどんな仕事が向いているのかを適切に判断しないといけませんよね。ホワイト企業もしっかり見分けなければ、辛いだけの仕事になる可能性も高いです。

転職エージェントを利用することで、客観的に適性を判断してもらったり、自分の希望条件に沿う求人やホワイト企業の求人を集めてもらったりすることができます。建設業に未経験から転職するなら、必須と言えるでしょう。

まずは転職の気軽な相談から、始めてみよう!

自分に合う職種・会社で、未経験からでも建設業の中で活躍できる人材になれることを祈っています。