ゲームが好きだからゲーム関係の仕事に転職したい。

だけど、ゲームが好きだというだけでゲームの仕事は未経験。ゲームに関わる仕事に就くことができるのだろうかと、不安ですよね。

実際のところ、未経験でも就けるゲーム関係の仕事は結構あります。ゲーム好きの人のために、未経験でも就けるゲームに関わる仕事を「技術が必要なもの」と「その他」に分けて紹介しましょう。

技術が必要だけど実務未経験でも就ける仕事

プログラマー

ゲームプログラマーは技術があれば実務未経験でもOKという会社があります。

プログラマーは企画書・仕様書に沿ってプログラムを組み、グラフィック・キャラクター・サウンドなどの素材をひとつのゲームとして仕上げる仕事です。他の職種の人たちが完成させた素材をゲームに組み込みます。

使用するプログラミング言語はコンシューマ向けの場合はC、C++などの言語が基本です。ソーシャルゲームなどはJava、Javascript、Objective-C、Swiftなどを使うことになります。

メーカーによってはUnity、VisualC♯などの開発環境を使うこともあるんです。

要は「コンシューマ向け」か「スマホ向け」かで必要言語が変わり、またメーカーによっても必要言語が変わるということになります。

自分の希望する分野に合わせて必要言語を習得しましょう。

プログラミング言語を習得するまでにかかる時間には個人差がありますが、簡単なゲームやアプリを作るくらいなら200~300時間あればOKとされています。

学習方法は「教本を進めながらゲーム作成を行い独学する方法」と、「スクールに通う方法」と二通り。どちらを選ぶのかは自由ですが、個人的にはスクールと独学を合わせるのが最も近道だと思います。

各種デザイナー職

デザイナーと言っても、ゲームにおいてデザイナー職は多種多様です。

  • アートデザイナー
  • モデルデザイナー
  • モーションデザイナー
  • エフェクトデザイナー
  • ドットデザイナー
  • カットシーンデザイナー
  • UI/UXデザイナー

アートデザイナーはキャラクターやステージなど、ゲーム全体の世界観にかかわる部分をデザインする仕事です。ここからキャラクターをメインにするキャラクターデザイナーと、ステージをメインにするグラフィックデザイナーとに分かれることがあります。

モデルデザイナーはキャラクター、メカ、ステージなどのモデリングを行う仕事です。3DCGソフトを使って実際に動かせるようにします。

キャラクターデザイナーがモデルデザイナーを兼任することも多いです。

モーションデザイナーはキャラクターなどに動きをつける仕事。さまざまな動きを研究してゲーム世界に命を吹き込みます。

エフェクトデザイナーは攻撃などのアクションエフェクトや天候といった環境エフェクトなどなど、さまざまなエフェクトをデザインする仕事です。

ドットデザイナーは今どき少ないですが、ドット絵全般を手掛ける仕事です。

カットシーンデザイナーはゲームのムービーシーンなどにおける「動画づくり」を担当します。

UI/UXデザイナーは「メニュー」「ステータス画面」などのレイアウト、アイコンなどのデザインをする仕事です。

以上のように、ゲームにはさまざまなデザイナー職があります。

どれも「画力」「3Dモデルに対する理解と3DCGソフトの知識」などが必要です。

サウンドクリエイター

ゲームミュージックを作るのがサウンドクリエイター(サウンドデザイナー)の仕事です。未経験でも就ける仕事ではありますが、作曲経験は必要とされます。実際に作曲ができる人がゲーム業界以外からサウンドクリエイターになることはよくあるんです。

ただ、作曲ができなければ全く相手にされません。

何も楽器経験が無く音楽知識のない人がこれから作曲を学ぶとなると、大変です。音楽理論などから学ばなければなりません。数年かかる恐れがあります。

そのため、僕はこの仕事を「音楽知識がある人」以外にはおすすめしません。

特別な技術を習得しなくても就ける可能性のある仕事

1.デバッガー

デバッガーは、ゲームのバグを探す仕事です。

発売前のゲームをひたすらプレイし続け、見つけたバグを報告書にまとめて提出します。「発売前のゲームができる」というゲーム好きにとっては最大のご褒美がある仕事です。ただし、デバッガーの仕事はとても過酷なので「ゲームをプレイして給料ももらえる仕事」程度に考えていては危険ですよ。

まず、デバッガーは通常プレイではしないような行動もしなければなりません。ひたすら壁にぶつかり続けるとか、同じ村人に何度も話しかけるとか…。

さらに、とても細かい部分まで確認しなければならないんです。誤字脱字といった文字のチェック。言葉の誤用のチェック。特定の行動を繰り返す動作チェック。クリアまでプレイしてしっかり遊べるかのチェック。音量チェック。などなど…。

そして、ノルマがあります。「どれだけバグを報告できたか」ということです。

プログラマーからすれば「バグがないゲームはありえない」ですからね。バグが見つからなければ「おかしい」と考えます。

ただし、バグは確定で起こせるものではないものが多いです。ノルマをこなせないこともあります。非常に大きなプレッシャーになるんです。

以上のような現実があることを理解した上で、デバッグの仕事に就きましょう。そうでなければ、続けることは難しいです。

また、デバッガーは正社員の募集がほとんどありません。短期アルバイトが基本となります。ゲームがマスターアップしてしまえば終わりです。そこにも注意しておきましょう。

2.ゲームライター

ゲーム会社に勤務する仕事ではありませんが、ゲームライターも未経験で就ける「ゲームに関わる仕事」です。

ゲームライターに求められるのは「ゲームに対する深い知識と理解」。そして、「文章力」「伝える力」「ゲームへの情熱」などです。ゲームメディアによっては自身の顔を晒すことを求められることもあります。動画出演などをライターが行うメディアもありますね。

ゲームライターの求人はネットのさまざまな媒体で出ています。

一番情報が早いのは「ゲームメディアの募集ページ」でしょう。正社員を募集していたり、外注ライターを募集していたり、時期によってさまざまです。

常に求人が出ているわけではありませんが、ゲームの魅力を大勢の人に伝えたい! という情熱を持っている人にはおすすめですよ。

3.イベント会社

イベント会社に就くという手段でゲームに関わる仕事をするという選択肢もあるのではないでしょうか。

ゲーム関係のイベントは多いですよね。ゲーム発売に先駆けたイベント、ゲーム大会、既存ゲームファンに向けたイベントなどなど…。そういったゲームイベントに強いイベント会社に就職すれば、ゲーム関係のイベントに携わる機会が得られる可能性があります。

営業職ならゲーム会社と打ち合わせをするでしょう。

企画運営でももちろん打ち合わせをしますし、企画にあたってゲームに関する知識理解が活かせる場面も多いはずです。

未経験からゲーム業界に転職するときのポイント

未経験からゲーム業界に転職するときに大切なのは、まず「ゲームを遊ぶのと作るのとでは異なることを意識する」ということです。

当たり前のことですが、これを意識して転職活動を行わないと面接で落とされる可能性が高くなります。たとえば志望動機が「ゲームが好きで…」というだけではダメです。ゲームを「作る」という視点に立って志望動機などを組み立てないといけません。

この「志望動機」がとても重要なんです。

ゲーム業界に転職するときのポイント二つ目は「明確な志望動機をつくること」

ゲームが好きでゲームに関わる仕事がしたい!

今はそんな想いだけが先走っている状態だと思います。この「ゲームに関わる仕事がしたい」ということを徹底的に掘り下げてみてください。掘り下げるときには、次のことを自問自答すると効果的ですよ。

「なぜゲームに関わる仕事がしたいのか」
「どのようにゲームに関わりたいのか」
「どのようなゲームに関わりたいのか」
「どのように会社に貢献したいのか」

以上の質問に対して「作り手の視点」で答えてみてください。そうすると、自然と明確な志望動機が浮かび上がるはずです。

あとは、技術習得が必要なら今すぐにでも勉強を始めておくこと。技術習得が不要な仕事なら求人探しを始めておくことが大切。

自分にぴったりな職種と求人を見つけて、ゲーム好きを仕事に活かして働けるように転職しましょう!