未経験から転職しやすい仕事は何? と聞くと、「営業職」という答えが多い。

現役営業マンである僕もこれまでそう答えてきました。営業に転職した未経験者は僕が思っている以上に多く、世界中にありふれているでしょう。

ただ、転職をすることが簡単な仕事への転職を「成功」させるのは簡単ではありません。

営業への転職を失敗させないために、成功の秘訣…知っておくべきことを全て、現役営業職の僕が紹介しましょう。

営業を辞めたい!! 悩み別の解決策、営業以外のおすすめ転職先などを解説
↑こちらの記事は営業職を辞めたい人向けに書いた記事ですが、よくある悩みを知りたい方はチェックしてみて下さい。

営業と言っても色々あるぞ! 営業タイプの特徴と違いを見てみよう

営業には種類があります。営業の種類は「誰に何をどのように売るか」によって決まるものです。要は「誰に」「何を」「どのように」の3つの要素を組み合わせて、営業職のタイプは作られています。その3つの要素をそれぞれ紹介しましょう。

1.顧客の種類によるタイプ分け

大きく分ければ、個人と法人の二つが営業にとっての顧客の種類となります。

個人営業は「どのように相手の感情を揺さぶるか」が大事なタイプです。個人というのは自分自身のお金を動かし、自分自身のために商品を買うわけですよね。だから、自分の心の動きによって購入の判断をすることが多いです。

一方法人は会社のためにその商品を買うかどうかを判断するため、かなりロジカルに意思決定を行います。

個人営業に向いているのは、人の感情を揺さぶることのできる話術があったり、人の心理を理解するのが得意だったりする人。飲み会のときに盛り上げ役になったり、空気を読んで皿や箸を配ったりするような人が向いているでしょう。

法人営業に向いている人は、論理的思考が得意な人です。

顧客が抱える問題を探ることができ、その問題の原因を究明できる論理的思考があれば、法人が納得するような理屈を武器に営業を成功させられます。

2.商品の種類によるタイプ分け

商品の種類は、有形商材と無形商材に分かれます。定型・非定型という言い方もありますが、有形無形のほうが言葉のイメージから理解しやすいので、僕はこっちの言い方のほうが好きですねえ。

有形商材というのは「触れられる商材、形ある商材、決まった形をとる商材」です。車とかクーラーとかウォーターサーバーとかですね。

無形商材というのは「目に見えないもの、触れられないもの、決まった形を取らないもの」とされています。たとえば広告・コンサルティング・人材紹介・保険などですね。

完成品として存在せず商品をカスタマイズでき、定価すらも決まり切っていないという言い方もできると思います。そういう意味で定型非定型という言葉を使うこともあるんです。

有形商材を売るときには、根気が必要とされがち。相手によって形を変えることができる商品ではないため戦略は限られてきます。断られたとしても挑戦し続ける根気こそが、成果を生むと考えられるわけです。

無形商材を売るときには、柔軟性がものを言います。有形商材と比べると柔軟に形を変えられる商品であるため柔軟にアドリブで戦略を立てられる人でなければ、難しいです。

3.営業手法によるタイプ分け

  • 訪問・飛び込み営業
  • 電話営業
  • 人脈営業
  • カウンターセールス
  • インバウンド営業
  • ルート営業

以上のものをもっと大きなくくりで分けると、「新規開拓営業」と「ルート営業」の2つになります。訪問・飛び込み・電話・人脈営業・カウンターセールス・インバウンド営業は、主に新規開拓営業の手法ということです。

特に今主流となりつつあるのが、インバウンド営業。

これは「買ってくださいね!」とガンガン営業をかけるだけでなく、顧客に強い関心を持ってもらうためにはどのようにすれば良いかを考え実行する営業手法です。たとえばSNSによる情報発信や面白い呟き、WEBコンテンツの制作などがこれに当たります。

訪問営業から電話営業までは数打てば当たるという古い手法、かなり効率が悪いので今時これに頼る企業は転職先に選ばない方が良いでしょう。

人脈営業に関しては他の営業手法と掛け合わせて用いることが多いため、ここでは深く考えなくても良いと思います。カウンターセールスは販売業に近い形で受付に座るタイプの営業です。

以上それぞれを解説しましたが、今考えるべきは、新規開拓営業とルート営業とどちらが自分に合うだろうかということだと思います。

新規開拓営業は、ノルマが厳しい企業が多いです。そのため、成績が悪ければ悪いほど残業地獄になってしまいます。本当に根気強い人でないと向いていません。

ルート営業は、既存顧客との付き合いを行うという特徴からノルマが比較的優しいです。ただし、同じ顧客と定期的に付き合うことになるため社交性や人間力などが試されます。

ここまで紹介した3つの要素全部を踏まえて自分に向いている要素を持つ営業を行う企業を探し、その営業タイプに絞った転職活動を行うのが未経験から営業への転職を成功させるための近道となるのではないでしょうか。

営業未経験者が転職するときに知っておくべきこと

営業未経験者が転職を成功させる方法は、自分に合う営業タイプに絞った転職活動を行うことだけではありません。他にも「これは知っておいた方が良い」ということを、現役営業職の独断と偏見でセレクトして紹介してみたいと思います。

1.未経験者におすすめの業界はあるの?

  • メーカー
  • IT業界
  • 旅行業界

メーカーは法人×有形商材×ルート営業というケースが多いです。もちろん新規開拓も行います。ただし、昨今は人脈営業・インバウンド営業などによる消極的な営業手法が新規開拓に用いられることも多いため、比較的楽な傾向があります。

ノルマに追われることなくマイペースに営業の仕事を学べるので、未経験にはぴったりです。

IT業界は僕が以前勤めていた業界なんですが…「相手企業の問題を探り解決するための提案をする営業」というスタイルが、未経験には勉強になると僕は感じています。これはどんな業界でも応用できる技術ですから。

ソリューション営業と言うもので、今後はこれが主流になると僕は考えているので、未経験から経験しておくと良いと思うんです。

旅行業界はカウンターセールスが多く、「来た客は逃さないこと」を求められます。残業は少ないもののプレッシャーは大きい業界です。その分柔軟な対応力などを身に着けられると思います。

2.営業全体の向き不向きについて【僕が思う営業に大切なもの】

各営業手法の向き不向きは語りましたが、まだ営業全体の適正は語っていませんでした。

一般的にはどう言われるかはわからないけど、僕が思うのはこういう人が営業職に向いているということです。

「多くの物事に興味を持ち、垣根なく知識を貪欲に入れることのできる人」
「多くの物事に疑問を抱き、その原因を究明することを楽しめる人」

営業職の仕事というのは人と人との繋がりです。相手の趣味趣向などを知ることで会話を盛り上げたり、適度に雑談を取り入れてそこから相手の情報を得たりしないといけない場面があります。

そういうとき多方面に興味を持つ人は、経験が無くても知識でその人に話題提供することができるし、話題を盛り上げることができるんです。

人間は自分こそが話をしたい生き物だから、少し知識がある人を見ると自分の知識を語りたくなります。語りたい欲を刺激して相手の情報を引き出し、そこから営業のヒントを得るのがうまい営業マンです。

また、営業職の仕事は相手の問題解決のための提案をすることなんですよ。クーラーを買うときには「暑い」という問題がありますし、システムを取り入れるときには効率が悪いなどの問題があります。

さらに効率が悪い原因は何かを探ることで、「こういうシステムを取り入れればいいんですよ」と提案するのが営業です。

以上のことから、その2つの適性が非常に大切ということになります。営業職に転職するかどうかを決める判断材料にしてみてはいかがでしょうか。

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